ホンダのモビリオという車種に乗っていますが、エンジンの異常を示す警告灯「PGM-FI警告灯」が点灯しっぱなしになりました。
もうすぐ7万キロというモビリオですが、これまで特にトラブルや異常に見舞われたことがなかったため、今回が初めて経験するトラブルとなりましたが、記録として残しておきたいと思います。
最初に異常が現れたのは、走行中のことです。
突如エンジンがガタガタと音を立て、ノックダウンを繰り返すような症状に見舞われました。
あわてて車をとめてみると、警告灯パネルにエンジンのマークが点灯。
いままで見たこともないランプでしたので、状態がよくわかりません。
その場でスマートフォンで調べてみると、どうやらPGM-FI警告灯というらしく、エンジンに異常があった時に点灯するもののようです。
試しにエンジンを再始動してみるも、やはり警告灯は付いたままで、相変わらずエンジンはガタガタと不穏な動き。
センサーが感知している異常なので、パネルだけでは警告の内容まではわかりませんが、警告内容を調べてもらうためにはディーラーでしか対応できないとのこと。
かといって、道路の真ん中に停めたままどこかに行くわけにもいかず、ガタガタと振動する車を恐る恐る走らせ、ひとまず一番近いホンダのディーラーに持ち込むことに。
いちおう車は動くものの、時速20キロくらいしか出ません。
たぶん、周囲の人からしたらフザけてるのか?と思われるような動きだったと思いますが、ガックンガックンの状態でノロノロ走っている車なので、歩行者に見られまくりで視線が痛かったです。
エンジンの回転数が安定せず、ガックンガックンという不安定な状態で走らせなければならなかったのですが、5キロほど走ってなんとかディーラーに到着。
そこでメカニックの方に見てもらったのですが、特に異常らしい異常は見つからず、その日は「もしもまた点灯したら持ってきてください」とのことで帰宅することになりました。
警告灯をいったんリセットしていただいたのか、エンジンを再始動すると、いつもと変わらない感じで、いったん帰宅。
このときは費用はかからず。
なかなか良心的なディーラーさんやなぁと。
その夜、高速走行やエアコン全開での走行、2速での走行、アクセルを踏まずに走行など、いろいろな走行パターンを試してみるも、特に変わった様子もなく、たまたまだったのかなと一安心していたところでした。
ところが、翌日になってしばらく走行してみると、またしてもPGM-FI警告灯が点灯。
今回は、ずっと2速で走っているかのように回転数が高いままになり、エンジンブレーキも異常に効きまくるという症状で、やっぱりダメだったかと再度ディーラーに。
症状の原因を聞くと、ガソリンと空気を取り入れるためのスロットル部分に異常が生じているとのこと。
パーツ交換となったため、代車を貸していただきつつ、パーツ代金が五万円、技術代金が一万円と、ちょっと痛い出費になってしまいました。
今回の場合は、どのみちディーラーでしか対応できない作業でもあったのですが、車の根幹部分であるエンジン回りの修理やメンテナンスは、やはりディーラーでやってもらう方が安心感がありました。
メーカー純正パーツでなければできない修理だったので、むしろディーラーで修理してもらって正解だったかもしれません。
幸いにも連休直前のタイミングだったため、部品もすぐに取り寄せてもらうことができ、わずか一日で修理は完了。
おかげさまで、現在は好調に走行ができています。
ホンダ車に限った事ではありませんが、PGM-FI警告灯はあくまでも警告灯なので、点灯したからといって必ずしもエンジンが故障しているというわけではないようです。
場合によっては数千円程度で済むケースもありますが、エンジン全体を交換しなければならないようなケースもあり、30万円程度かかることもあるらしいです。
そう思うと、今回は比較的安価に修理することができて一安心しているところです。
今後の参考のために、日頃どういったことに気をつけてよいか尋ねてみましたが、
「このパーツは一体加工されている個所のため、個人的にメンテナンスをすることはおろか、もともと交換という方法しか対処方法がない」
とのこと。
つまり、仮になってしまった場合はあきらめざるを得ないようです。
原因としては、空気を取り入れつつをガソリンを吸入する際に生じる汚れ(ゴミ・チリ・ほこり)なので、カー用品店などで販売されているガソリン添加剤などを利用するとよいとのこと。
洗浄を兼ねている添加剤の場合は、それなりの効果があるようです。
正直に言って、この手の添加剤やらのカー用品は、実際にはあまり役に立たない「愛好家向けグッズ」だと思い込んでいたので、正規ディーラーからこうしたアドバイスが受けられたことはちょっとした驚きでした。
逆に、エンジンオイルの交換などは、やるに越したことはないけれども、今回のようなケースでは全く関係のないメンテナンスだそうで、ガソリンスタンドやカー用品店などでよく言われるような「3か月に一回程度、もしくは3000キロに一回程度のエンジンオイル交換」は、最近の車だと大した効果は無いようです。(そこまでの頻繁な交換頻度は必要ないという意味で)
確かに、エンジンオイルは密閉されたエンジン内のシリンダーの摩耗を軽減する潤滑油として利用されているなので、汚れや変質といっても限定的でしょうから、過酷な環境で利用しているでもない限り、それほど神経質にならなくてもよいのかもしれません。
いずれにしても、自分や家族、場合によっては他人の命を預ける車ですので、なるべく最良の状態に保っておきたいものですね。
2年に一回の車検はもちろんですが、1年に一回の定期検査に加えて、歯医者の予防治療よろしく、定期的な予防点検はやっておいた方がいいかもしれませんね。
乗り換える予定があるなら、早めに査定だけをしておくべし
この記事を書いたのは今から2年ほど前のことですが、現在は車を買い替えてトヨタのノアに乗っています。
モビリオは本当にいい車でした。
ヨーロッパの電車のような広くて大きな窓に、大容量の割には小回りの利くホイールベースと、ずいぶん長い間乗りました。
それだけに愛着も大きかったのですが、さすがに8万キロを超え、10万キロ近くになってくると、素人のわたしですらエンジンもヘタってきたことが体感できました。
トヨタのランドクルーザーやハイエースのような長距離乗られるような車両は別ですが、一般的な車は10万キロ前後が車としての限界なのだなぁと感じました。
いろいろとお店を回ってノアの中古車を買おうと決めた後、モビリオはその中古車ディーラーで下取りに出そうとしたのですが、あまりの下取り価格の安さにがっかり。
そこで、やっぱり今回も「買取店に持ち込んでみよう」ということになったのですが、やっぱり廃車に近い車だとしても、買取の方が圧倒的にいい値段が付きました。
具体的には、中古車ディーラーだと下取り価格が2万円程度の計算(つまり2万円値引き)だったのですが、車買取だと15万円で買い取ってもらえたからです。
ということは、じっしつ15万円引きで新しい車を買えたということになるわけでして、やっぱり手間をかけるだけのメリットはあるなぁとつくづく思います。
今乗っている車と交換で新しい車に乗り換えたいという場合だと難しいかもしれませんが、数日位ならタイムラグが生じても良い(数日位は車がなくても大丈夫)という場合でしたら、ディーラーや中古車店で下取りに出すより、車の買い取り専門店に査定だけでもしてみたほうが絶対にいいと思いますよ。
わたしの場合は、新しい車の納車日と、買い取ってもらった車の持ち込み日をあわせました。
わたしはガリバーで買い取ってもらったのですが、査定や売買契約が終わった後に
「今すぐは都合が悪いので、この日に持ち込みたい」
という希望を聞いてくれるので、けっこう助かっています。
そもそも車買取店は、オートオークションという車専用のオークション市場での相場を見ながら査定金額を決めています。
このオークションは免許を持っている業者しか参加できないので、一般の人はお目にかかることも参加することもできません。
車の買い取り金額と、オークション市場の相場との差額が利益になるわけですが、ディーラーの下取りよりもシビアに相場を見ているため、有利な価格をつけてくれることがほとんどです。
というのは、儲けようとして安すぎる査定価格を提示しても、そもそも売ってくれなければ商売にならないためです。
ちなみに、わたしはけっきょくガリバーで買い取ってもらいましたが、主要な大手の買取店から一気に見積もりをもらえる一括査定サイトを使うとメチャ便利です。
今すぐに売るつもりがないとしても、だいたいの買い取り金額だけでも知っておくと、後々の計画が立てやすいと思いますので、ぜひ余裕のある間にこそ、査定をしてみることをおすすめします。
切羽詰ってから売り急ぐとたいてい損をしちゃいますので・・・。
わたしのおすすめは、名古屋に本社があるエイチームという会社が運営している「ナビクル」です。
車の一括査定サービスというと、いろいろなところからひっきりなしに電話がかかってくるイメージを持っている人も多いかと思いますが、このナビクルは大手の買い取り業者しか加盟していないので、電話がかかってきたとしてもせいぜい3~5社くらいでした。
とりあえずの値段だけでも分かっていると買い替えの計画も立てやすいと思いますので、次の車検に余裕があるときにこそ余裕をもって使ってみてください。
なお、わたしが車を買い取ってもらったときの様子は下記の記事で紹介していますので、もしよろしければ御覧ください。