コンセプトが秀逸なダイニチのFB-566LD
石油ファンヒーターといえば、どれも似たようなデザインが多いなか、ユニークでかっこいいデザインの石油ファンヒーターがあります。それが、ダイニチの異色のラインナップとして販売されている、FB-566LDというシリーズ。
ご覧のように、一般的な石油ファンヒータとは少し変わった外観で、操作パネルの位置も右側にデザインされているなど、ダイニチ~発売されている他のシリーズとは一線を画するデザインであることも特徴的なのですが、写真をみてもわかるとおり、温風の吹き出し口が上部にあり、下部は輻射熱を放出することができるという、ハイブリッド型の石油ファンヒーターとなっているのです。
見た目のインパクトもさることながら、石油ファンヒーターの温風と、石油ストーブの輻射熱の両方のメリットを兼ね備えた設計となっていることから、デザインだけでなく、製品コンセプトとしても非常にユニークな製品となっています。
寒冷地の場合だと、実際に店頭で試せる店もあるかと思いますが、運転が弱モードになっているときに、ファンヒーターの温風ではなく、輻射熱の方のあたたかさが心地よく、ストーブ特有のあのゆらぎのある暖かさを体感することができます。
このFB-566LDは、コンクリート20畳用のタイプなので、普及価格帯の製品でいえば、FW-567Lと同等の製品ということになりますが、それでも価格は29800円程度とお手頃な価格になっているので、部屋全体を温めつつ、かつおだやかな輻射熱も得たいという用途にはぴったりの製品です。
機能的にも、FW-567Lシリーズに搭載されている性能はそのまま引き継がれていますので、静音性や、臭いの少なさも変わりません。
ちなみに、同じシリーズで、コンクリート13畳用までのタイプには「FB-356T」という製品もあります。
温風と放射の2つの熱で効率よく暖房効果を得ることができますので、こちらもぜひ候補に入れたいおすすめ機種のひとつです。