ダイニチのスタンダードな石油ファンヒーター FW-567L

今回は、ダイニチから発売されているスタンダードな石油ファンヒーター、FW-567Lをご紹介したいと思います。

個人的にも、この冬に３台購入したほどのお気に入り機種ですが、まずもって価格対性能のバランスが非常に良いことが挙げられます。

FW-567Lが対応している広さは、木造１５畳＆コンクリート２０畳と、普及価格帯のスタンダードモデルの中では最も大型の部類に入る機種ですが、重量は１２キログラムと持ち運びや収納にもそれほど苦にならない重さです。

カラーは、プラチナシルバーとプラチナゴールド、そしてウォームホワイトの３種類がありますが、なかでもウォームホワイトはホーローっぽい温かみのある外観で、人気のカラーとなっています。

外観からもわかるとおり、極めてスタンダードなモデルですが、９リットルの大容量タンクに、キャップを回さなくても開閉が可能なキャップ、ひかえめ運転機能、ノンスパーク点火機能、液晶のバックライト機能、メロディーによるお知らせ機能などのほか、給油２段階サイン、フッ素コーティングされたルーバー（吹き出し口）、タイマー運転機能、チャイルドロック機能、異物が混入しないように設計されたルーバーなどの基本性能もバッチリ。

旧モデルからの主なアップデートとしては、液晶画面がバックライト対応になったことで、暗い部屋の中でも運転状態や温度設定がはっきりと見えることで、より利便性が向上しました。

また、前モデルから引き続き、対応している広さの割には本体は小ぶりで、かつうるさくないデザインなので、部屋を広く感じさせてくれます。

上位機種にあるような、タンク内の油量目盛り機能はありませんが、給油が必要になる直前ではなく、そろそろなくなりそうだという頃に予告の警告を発してくれますので、特に困ることはないだろうと思います。

メーカー希望小売価格は44,800円となっていますが、2012年1月現在、実売価格は19800円ほどどお手頃な価格です。

本シーズンは、石油ファンヒーターよりも石油ストーブに人気が偏ったため、市場の在庫も十分にあるようで、登場当初から安定した価格推移になっていますが、それでも一時は２５８００円程度まで価格差が生じていましたので、市場が在庫薄になる前に入手されておくよいと思います。

本機種でもダイニチならではのスピード着火機能は健在で、余熱がない状態からでも４０秒程度で着火することで、他社メーカーの石油ファンヒーターと比べてもかなりの即暖性を誇っています。

マンションなどの気密性の高い部屋であれば、少し広めのリビングでも十分に部屋全体を暖めてくれる暖房能力を持っていますので、まずはダイニチのエントリーモデルを試してみたいという方にもピッタリの一台だと思われます。