頭痛専門医が推奨するマグネシウム入りのミネラルウォーター、AECスッキリウォーターですが、副作用の心配はないのでしょうか?
もともとが海洋深層水をベースとしたミネラルウォーターなので、一般的なサプリよりもはるかに安全性が高いものですが、頭痛専門医が推奨している水ということで、かえって心配になる方もいるかもしれません。
そこで、AECスッキリウォーターの成分表から、含まれているミネラルを紹介しつつ、それぞれの役割を解説してみたいと思います。
こちらがペットボトルのパッケージに記載された成分表です。
目次
マグネシウムについて
まずは、最大の売りでもあるマグネシウムについてです。
豆類や海藻のほか、アーモンドなどの種実類によく含まれているミネラルです。
もともとマグネシウムは、体の中の酵素の働きを助ける役割を持っています。
じゃあ、「酵素ってなに?」ということになりますが、酵素は体の中で起きる活動の源になるものです。
たとえば、新陳代謝が起きるのも、胃が消化吸収などを行うのも、すべて酵素のおかげです。
つまり、生命維持のための生体反応を起こすためのエネルギーが酵素というわけで、いわば体のガソリンのようなものです。
マグネシウムは、この酵素の働きを助けてくれるブースターと考えてもらえればいいかと思います。
ちなみにマグネシウムとカルシウムは呼び名も似ていますが、じつはどちらも似たような性質を持っていて、骨や歯の形成に必要な栄養素とされています。
このように、マグネシウムは酵素の働きをよくしてくれる役割をもっているミネラルですが、腎臓病を患っていたり、腎臓機能が低下している場合は、過剰摂取に気を付ける必要があります。
そもそも腎臓は、体のなかの余計な毒素を選別・排出してくれるフィルターのような役割を持つ臓器です。
ところが、腎臓機能が低下すると、体の中に存在する毒素を排出してくれなくなるため、体に残ったままになってしまうのです。
マグネシウムは毒素ではないのですが、健常な腎臓の場合は摂取しすぎたマグネシウムを自動的に排出してくれるのですが、腎臓の機能が低下していると、余分なマグネシウムがいつまでも体内に残ったままとなり、筋力が低下したり、心臓発作のリスクが高まったり、眠気をもよおすなどの副作用が生じることがあります。
これは漢方薬でもよく言われることなのですが、腎臓病や腎臓の機能が低下している人は、そもそもあまりサプリやミネラルの類は摂取しないほうが望ましいです。
カルシウムについて
つぎに、カルシウムについてです。
牛乳や小魚などに含まれる代表的なミネラルです。
先ほどもお話ししたとおり、マグネシウムとカルシウムは非常によくにた性質をもっています。
こどもの成長期向けのサプリでもおなじみですが、広く一般に知られているとおり、骨の形成に欠かせないミネラルとして知られています。
ほかにも精神を安定させる役割があったり、動脈硬化の予防効果などがあります。
こちらも副作用を心配するようなミネラルではありませんが、やはり過剰摂取はカルシウム過剰症とよばれる弊害が生じます。
具体的には、便秘になったり、吐き気をもよおしたり、腹痛が起きたり、尿量が異常に増えるなどの症状が出ます。
ただ、これらの症状は1日に2000mg以上のカルシウムを摂取した場合に起こりえる症状とされており、通常の食事やサプリを摂取している場合では、まず到達しえない量ですから、こちらも心配はないといえます。
カリウムについて
最後にカリウムについてです。
カリウムがたくさん含まれている食品としては、パセリやザーサイなどがあります。
主な役割としては、体の浸透圧をコントロールする働きがあります。
浸透圧をかんたんにいえば「同じ濃度になろうとする力」です。
ヒトのからだには神経機能や筋肉の制御、血圧など、浸透圧が関係する部位がたくさんありますが、それらの機能を正常化させるためにカリウムが利用されています。
ちなみにカリウム不足に陥ると、うつ、幻覚など、メンタル障害が起こりやすくなりますが、AECスッキリウォーターにカリウムが含まれているのは、おそらく精神的なストレスからくる頭痛や片頭痛にも対応できるようにと考えられたものだと思います。
そのほか
ほかにも、食塩相当量と記載された項目がありますが、これは海洋深層水(海水)だからこそ、塩分を含んでいるためだと思われますので、とくにナトリウム以外の物質が含まれているわけではなさそうです。
結論。副作用の心配は限りなく0である
ということで、AECスッキリウォーターを決められた容量(1日に1本)で飲んでいる限りは、まず副作用や過剰摂取などの状態は怒らないと考えて差し支えありません。
そもそも医師が推奨している製品でもありますので、そうした心配は「釈迦に説法」のようなものですが(苦笑)、ひとまずは腎臓になにかしらの疾患を患っていない限りは、誰が飲んでもとくに問題は怒らないと考えて差し支えないといえます。