通学用自転車の選び方

目次

通学用の自転車はどれを選んだらいいの?

ここでは、中学生や高校生の通学に利用する通学用自転車の選び方について詳しい解説を行っています。

通学用の自転車選びのコツ

中学や高校への入学が近づいてくると、あわただしくなってくるのが入学準備ですね。

お住まいのエリアや学区、登校する学校によっては、制服や教科書などの準備と同じく大切になってくるのが、毎日の登下校の通学手段の確保です。

徒歩で通学できる場合はよいのですが、自転車や電車で通学するとなると、通学用自転車の準備が必要になってくるわけですが、通学用の自転車といっても、メーカーの団体などで明確な基準や機種が決められているわけではありません

エリアや学校によっては、学校指定車種があったり、学校推奨機種として紹介されるケースがありますし、

「派手な色はダメ」
「変速機のついている自転車はNG」

など、よくわからない謎のローカルルールもあります。

ですが、必ずしも「この機種を買ってください」と指定されるケースばかりではありません。

そうすると、自分で通学用の自転車を選んで準備を進めなければならなくなりますが、一人目のこどもの入学などの場合、

・そもそもどういう基準で選べばいいのか
・学校指定や学校推奨の車種がどれなのか
・通学用の定番としてよく選ばれている車種がどれなのか

などが、わからないというケースもあるかと思います。

そもそも毎日の通学に利用するために購入されるものですから、それなりのオプションや安全基準が満たされている車種が推奨されるのは当然です。

でも、そうした情報が入手できる状況にない場合や、むしろ「自由に選んでよい」という学校の場合だと、かえって悩ましいことと思います。

そこでこのページでは、各メーカーから通学に適した車種として販売されている機種などを紹介しながら、通学用自転車の上手な選び方や考え方を解説します。

具体的には、


・通学用自転車選びのポイントと注意点
・学校指定は何が基準に選ばれるのか
・購入するお店選びの注意点
・日々のメンテナンスはどんなことを心がけておけばいいのか
・持っておくと便利なアイテム

など、通学用自転車の選び方に特化した情報を提供したいと思います。

これから3年間、6年間、学校生活を共にすることになる愛車になるのですから、ぜひともあなたに最適な一台を見つけてください。

通学用自転車の選び方

通学自転車という名称で親しまれている機種もありますが、実のところ、通学用自転車という明確な区分があるわけではありません

しかし、そこは毎日の通学に使う自転車。通常の自転車選びとは少し異なる視点が必要です。

というのは、一般的なママチャリやシティサイクルなどと違い、デザイン性や好みだけで選ぶわけにはいかない事情があるからからです。

ママチャリと通学用自転車はぜんぜん違う

最寄りの駅や通学先までの距離にもよりますが、自転車通学をするこどもさんの中には、毎日の往復が20キロ近くになることも珍しくありません。

仮に往復20キロの通学路を、月曜日から金曜日まで毎日通学したとすると、一週間で約100キロの走行。

1年は365日で約52週間ありますから、単純計算で年間1000キロ以上もの距離を走行することになります。

一方で、わたしたちが普段走っている道路は、舗装されている道路を走ったとしても、よくみると意外なほどデコボコしており、自転車への負担は大きいものです。

自転車への負荷はかなり大きい

そうすると、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品だけでなく、自転車本体のフレームや、タイヤのホイール(スポーク)部分などの金属疲労や劣化も避けられません。

そもそも自転車には自動車のようなショックアブソーバーやダンパースプリングなどはありませんので、自転車のボディにはかなりの負荷がかかっているのです。

よって、デザインが気に入ったからや、価格が安かったからという理由だけで選んでしまうと、早くに壊れてしまって、思いのほか結局高くついてしまうということもよくあります。

もちろん、

「安い自転車を買って、壊れたら買い換える」

のサイクルを早くするという考え方もありますが、そもそも激安のシティサイクルと、通学用として発売されている自転車とでは、各パーツのつくりや精巧度合に雲泥の差があります

それは、部品や本体の耐久性や素材にも言えることで、やはり高級な機種には高級なりの理由があるのです。

たとえばこれを見てください。

アルベルトのフレーム

通学用自転車として定番のアルベルトのフレームは、こんなに太いのです。

それに引き替え、中国製の安物の自転車を見てください。

安物の自転車

こういう安物の自転車に限って、「シマノの6段変速」などとくだらないアピールをしていることが多いですが、あの6段変速は極めて品質が悪く、安物の代名詞なのです。

変速機については後述しますが、自転車のギアには「内装変速」と「外装変速」があります。

外装変速はつくりがきわめて単純かつ雑なので、トラブルの原因になるのです。

よって、ゴミおもちゃのような変速機がついている自転車なら、ない方がはるかに安全なのです。

また、通学途中でチェーン破損やハンドル歪みなどのトラブルに見舞われてしまうと、状況やタイミングによっては学業に大きな影響を及ぼすことも考えられます。

特に、テスト時期などに通学途中でトラブルが起きてしまうと、遅刻をしてしまだけでなく、気持ちの面でも十分な余裕を持つことができず、思うような結果が残せないということも起きるでしょう。

ブリジストンやパナソニックなどから発売されている通学自転車モデルは、見た目こそ通常の自転車に見えこそすれ、耐久性や安全性に配慮されているだけでなく、毎日の通学をしている利用者から声を拾い上げた様々な便利な機能が付与されていることが多いものです。

場合によっては、大きな荷物を持ち運びしなければならないときもあるでしょうから、ぜひとも長い目で利用シーンを想定して、間違いのない一台を選びたいものです。

ということで、通学用の自転車選びで重要なポイントは、大きく分けて4つになります。

ズバリ、

1.強度
2.安全性
3.防犯性
4.利便性

です。

順番に説明していきたいと思います。

通学用自転車選びの検討ポイント1.強度について

まずは、何といっても自転車そのものの強度です。これは、耐久性といってよいと思います。

自転車は、自動車やパソコンと違って、パーツ構成がきわめてシンプルです。そのため、素材の優劣や設計、組み立て時の丁寧さなどがモロに反映される製品です。

つまり、自転車のフレームの素材やフレームデザイン、チェーンやハンドルなどの金属パーツの耐久性、ギアや自転車スタンドなど可変パーツの精度や保護具合などが、そのまま自転車の強度や耐久性、ひいては価格に反映されるのです。

だからこそ、見た目こそ同じように見えても、1万円弱で購入できるシティサイクルと、3万円以上する通学用自転車とでは、パーツの段階ですでに大きな差があります。

アルベルトたとえば、ハンドルなどをみても、太さや素材などに違いがあることが分かると思います。

アルベルトのハンドル

この写真は通学自転車として人気の高いブリジストンのアルベルトという車種ですが、もっとも安価なモデルでも実売価格で4~5万円程度します。

アルベルト

中国製の安価な自転車が1万円以下で購入できることを思うと、ずいぶんと高級な機種に思われますが、ワイヤーが内蔵されたアルミフレームを採用するなど、いわゆる廉価なシティサイクルなどと比較して、細かいところに非常に気を配られて設計されていることが分かると思います。

通学用自転車選びの検討ポイント2.安全性について

次に重視したいのが、なんといっても安全性です。

自転車の強度や耐久性と安全性は似ているように思われるかもしれませんが、実はまったくの別物なのです。

自転車そのものの壊れにくさと、走行の安全性は必ずしも比例関係にありません。

その証拠に、ロードバイクやモトクロスなどの強度や耐久性は過酷なレース状況を見てもわかりますが、あのような走行ができるからといって、それが安全性と直結していないことはお分かりいただけると思います。

自転車の安全性は、段差のある道路を走行したときでもガタつきやねじの緩みなどが生じない設計や強度、整備も大切な要素ですが、自転車が丈夫だからこそ事故が起きにくいかというと、決してそうではありません。

たとえば、滑りやすい路面でもしっかりと走行できるようにタイヤのゴムの性能や、ブレーキの仕組み、ハンドルを切ったときに足にぶつからないこと、前輪と後輪をつなぐフレームの高さと、椅子の座り心地など、メンテナンスの容易さ、ライトなどの明るさや位置など、自転車で走っているときの安定性や安全性、乗り心地などは、自転車が頑丈だから大丈夫というわけにはいかない要素です。

また、いわゆるカマキリ型と呼ばれるハンドルや、T字型の横棒型ハンドルは、通学用自転車にはあまり採用されません。これは、前かごにカバンを入れたときでもバランスがとりやすい重心になっていることと、不用意にぶつかりにくいこと、ベルやブレーキを使いやすいことなどを勘案した結果です。

毎日の通常走行でこそ安全性は発揮されるべきものなので、どのような安全対策が工夫されているのかを知ることも、通学用自転車選びの大切な判断材料のひとつです。

通学用自転車選びの検討ポイント3.防犯性

その次に重視したいのが、防犯上の問題です。

これは、盗難への備えです。

とはいえ、これが自分ではどうすることもできない問題なので、自転車の性能そのものとは異なる問題ですが、簡単に鍵をこじ開けられないような施錠の方式が採用されていたり、ハンドル部分にもロックがかかる仕様になっていたりと、防犯性に配慮されている機種もあります。

そのほか、高額な自転車の中には、盗難にあった場合の保険や保障が付与されている車種などもありますので、そうした防犯対策が行われているかどうかも、自転車選びの判断材料になります。

通学用自転車選びの検討ポイント4.利便性

最後に考慮したいのが、利便性です。

もともと通学用として購入する自転車なので、余計な機能はほとんどない前提で購入するわけですが、そこは毎日利用する自転車ですから、それでもちょっとしたことが使い勝手を分けることがあります。

たとえば、前かごひとつにしても、目の粗いカゴよりも、目が細かいカゴのほうが荷物の紛失などを防ぎやすいです。でも、重量が重くなってはいけませんし、かといってプラスティックでは耐久性が劣ります。

そのため、かご全体ではなく、底の部分だけ目が細かく、上部は目が粗いカゴなども存在します。

アルベルトで採用されているカゴは、まさにその代表例です。

自転車のかご

駐輪場で見かけた車体もこのように、下半分だけがメッシュになっているタイプがあります。

かごひとつとっても芸が細かい

カゴひとつとっても、非常に芸が細かく、非常にコストがかかる作りになっていますよね。

アルベルトのカゴ

また、自転車のライトは必ず付いているものですが、暗くなると自動点灯する機能がある方が、手動でライトをオンにするタイプよりも便利です。

もっとも、こうしたオプション品の追加で機能を追加できるものもありますので、標準仕様では利便性までを重視する必要はないと思いますので、まずは耐久性、安全性、防犯性の3つを自転車選びのポイントとして頭に入れておいていただければよいと思います。

学校指定の自転車について

通学用の自転車を選ぶ際に、学校側から車種を指定されたり、推奨の車種を提示されることがあります。

学校や地域にもよるかと思いますが、一般的な基準としては

1.前かごが十分な大きさである
2.スタンドが両立型

であることが最低条件のようです。

これは、教科書や体操着など、通学時に大きな荷物があるときでも、十分な容量のカゴがついている方がよいうという考えのもとに決められたものだと思われますが、学校によっては前かご自体が禁止になっている場合もあるようです。

この場合は、自転車の後輪の横に取り付けるカゴを使うようです。

また、自転車のスタンドについては、駐輪するときに無駄が出ないようにというスペース上の問題と、安全で確実に自転車を停められるようにとの考えのもので決められるようで、両立スタンドを推奨している学校は多いようです。

この学校指定自転車というものは、各学校単位で決められるものですが、学校側がまとめて購入をしてくれることで、通常よりも安く購入できることが多いようですが、生徒ひとりひとりが個別に好みの自転車を購入するよりも、一定の基準をクリアした機種を、自転車を必要とする生徒全員に利用してもらう方が安全だとの考えから来るものでしょう。

また、学校側が車種を指定しないまでも、推奨機種を提示してくれる場合もあります。

この場合は、原則として自由な車種を選択することができますが、それでも、かごの位置やサイズ、サイドスタンドではなく両立スタンド、ライトの有無、ハンドルの形状など独自の基準が設けられることが多いようで、そうした基準をクリアした自転車として紹介されるものが、学校推奨の自転車ということになります。

とはいえ、学校が指定または推奨する機種は、ある程度定番のものがあります。

もっともよく推奨されている自転車に、ブリジストン製のアルベルトシリーズや、パナソニック製のベルティシリーズがあります。

両者の違いは、ブリジストン製が堅牢性や耐久性を重視しているのに対し、パナソニックは軽量性やデザイン性を重視していると傾向が見て取れます。

ただし、どちらも実売価格が4万円以上の高級自転車の部類なので、安全性や自転車の性能自体に大きな差は見られません。

さすがに通勤や通学の定番モデルとして評価の高いモデルだけあって、どちらの自転車も派手さはありません。

しかし、中国製のデザイン優先の自転車や、価格優先の自転車に比べると、一見しただけでしっかりとした自転車だということがわかります。

そのため、とくにこだわりがない場合は、学校推奨モデルを購入しておく方が無難だとも言えますが、同社がリリースしている車体には、そのほかにも耐久性を重視しつつ、デザイン性も高めたシリーズも存在していますので、そうしたラインナップから選ぶのも手です。

購入時の注意点について

つづいて、通学用自転車を購入するときの注意点についてもお話ししておきたいと思います。

まずは、どこで購入するかという問題です。

できれば店頭で実物を確認してから購入する方がよいということは、言うまでもありません。

しかし、最近ではネット通販などで自転車を購入することも珍しくなくなりつつありますので、店頭で実物を試乗し、そのあとにネット通販で安いショップを探して購入するというのも、悪くない選択肢です。

ただし、その場合は、必ずしっかり整備された自転車かどうかは確かめるようにしましょう。

通学用自転車を買うお店選びは慎重に

基本的には、自転車専門ショップで購入される方が確実です。

実をいうと、自転車の整備を行うにも、組み立て技術や知識を図る資格が存在します。

そうした整備士がいることの多いのが自転車専門店です。

自転車安全整備士

自転車技士、自転車安全整備士という資格です。

国家資格ではなく、民間資格ではありますが、公益社団法人が制定する、しっかりとした資格です。

最近では街の自転車屋さんもめっきり少なくなってきましたが、そうした小さな自転車屋さんのもつ優れた整備能力は、量販店の素人店員さんとは差があるため、安全性にこだわるのであれば、少々値段が高くついたとしても、可能な限りそうした専門店で購入される方が好ましいです。

ただし、最近では専門知識をもった自転車専門ショップが、積極的にネット通販を行うケースが増えてきました。

楽天ショップ内の自転車専門店や、独自ドメインでネット通販を行っている自転車店のなかには、専門知識をもった整備士が組み立てや整備をおこなったうえで配送してくれるサービスも見かけることが多くなりましたので、そうしたショップを利用されるのも悪くありません。

なかでもおすすめできるのが、サイマという自転車専門ショップです。

日本最大級の自転車マート、サイマ
▲日本最大級のラインナップを誇るサイマ。熟練の整備士も多数常駐している。

サイマは、自動車買取の一括査定や、引っ越し業者の一括見積サービスなどを展開する、エイチームという会社が運営している自転車専門ショップです。

以下はユーチューブに掲載されているサイマのCMですが、TVでも見かけた人も多いかと思います。

自転車販売のネットショップとしては最大手であり、そのスケールメリットを生かしてプロの整備スタッフが常駐していたり、24時間356日の修理保証をうたっているなど、もはや地元の小さな自転車屋さんでは太刀打ちできないような充実したアフターサービス体制を誇っています。

また、自転車保険(防犯登録ではなく、自転車を運転しているときに適用される損害保険)を無料で付与してくれるサービスなどを提供しているなど、小さな自転車ショップでは敵わないほどの充実したサービスが提供されていることも特徴です。

自転車の通販サイトは昔からありましたが、たいていのショップは送料を安く抑えるため、最終的な組み立ては購入者が行うことがほとんどでした。

ところがこのサイマの画期的な点は、完全に組み立て済みの完成品が届けられる点です。

おまけに、1年間の無料出張修理まで付いているので、サイマに太刀打ちできる自転車ショップは存在しない状態です。

サイマのサイト内にある通学用自転車の特集ページでは、通学用自転車として人気のある定番車種が紹介されていますが、店頭価格では実現不可能なほど安価な価格設定で販売されているので、ネットショッピングに慣れているのなら、第一候補に入れて間違いないでしょう。

⇒自転車通販の最大手 サイマはこちら

その次におすすめするお店が、量販店です。

イオン大阪ドーム

ショッピングモール内に自転車販売コーナーが併設されていたり、ホームセンターでも自転車を取り扱っているお店は多いものですが、そうしたコーナーで販売されている自転車も、整備がよく行き届いているものが多いです。

逆に、避けた方がよいのが、自転車専門店ではないネットショップです。

某有名ショッピングモールは、ネット販売を行っている自転車ショップでも、中国から安い自転車を仕入れて販売するだけの質の悪いお店が多いのです。

某ショップ
▲某ショップ。表示される順番は、決して評価順ではありません。広告費を出しているかどうかだけの違いですから、くれぐれも騙されないようにしましょう。

そうしたお店は、販売者自身が自転車に関する知識を持ち合わせていないため、基本的な検品も満足に行わず、ただ商品だけを配送するショップもあります。

購入者側が自転車の組み立てや整備の知識を持っている場合は良いのですが、そうでない場合は、ただ安いという理由だけでそうしたショップを利用すると、保障も満足に受けられず、何かしらの不備があった場合でもお手上げとなるケースがありますので、注意が必要です。

また、防犯登録を一緒に行ってくれる通販ショップなどの場合は良いのですが、防犯登録は最寄りの自転車店で行ってくださいといった案内をしているショップも要注意です。

口が悪くなって恐縮ですが、わたしは経験しています。

楽天市場には、売りっぱなしのクソみたいな自転車販売業者が山ほどあります。

絶対に買わないでください。絶対に後悔しますから。

変速ギアは多いほど精巧なの?

ところで、変速ギア数について疑問を持ったことはありませんか?

もしかして、変速ギアの数が大きいほど高級機種だと思っていないでしょうか?

実は、全くの逆なのです。

楽天の自転車ショップなどでは、あたかも「6段変速!高級!」のような書き方をしているものを見かけますが、じつは6段変速の方が安物なのです。

くれぐれもだまされないようにしましょう。

変速ギア付の自転車でもっとも一般的なスタイルとしては、3段変速のタイプと、6段変速のものがありますが、耐久性や安全性を考慮すると、どちらの方を選ぶべきでしょうか?

これは、ギアの数ではなく、内装方式か、外装方式かによって判断が必要です。

実は、同じ何段変速といっても、外装式と、内装式とではまったくといってギアの性能が違うのです。

3段変速のギアまず、内装3段方式のギアは、ギアが内部で密閉されています。

そのため、もともと非常に精巧につくられていることと、ギアが内部に収納されているので、変速ギア部分のトラブルは起こりにくくなっています。

また、油をさすなどのメンテナンスも不要。

そのほか、止まった状態でもギアを切り替えることができることなどの特徴があります。

また、形状がコンパクトなので、通学用自転車として採用されることの多い両立スタンド方式に対応していることが多いです。

一方、外装式の変速ギアは、ギア部分がむき出しになります。

6段変速のギアギアの調整が後からできるため、一見するとメリットがありそうですが、実はこれが落とし穴。

製造上のコストからすると、内装方式よりはるかに安く装備させることができるため、販促上の見栄えがしたり、お買い得感を感じさせるものの、実はおすすめできません。

常に露出しているということは、耐久性に問題が生じることが多くなり、頻繁に油をさすなどのメンテナンスが欠かせなくなります。

また、外装式の変速ギアの場合は、止まっているときにギアを切り替えることはできません

それに、外装方式の変速ギアは、基本的に両立スタンドを取り付けることができません。

また、当然のことながら、チェーンが外れるなどのトラブルも起きやすくなりますし、駐輪場でちょっとぶつけられただけでギア部分が変形してしまい、動作に不具合が出るということも珍しくありません。

そのため、毎日の通学用として選択する場合は、あまりおすすめできるものではありません。

意外と知られていませんが、外装方式の変速ギアは後付けすることもできるため、安くつくれるのです。

中国製の安価な自転車でも、「シマノ製6段変速ギア付」などといったうたい文句が書かれた製品を見かけることがありますが、安価な自転車であっても6段変速などの機能が付けられているのは、このためです。

変速ギヤ

安価な自転車を販売しているショップでは、シマノ製の6段変速ギヤがあたかも世界的な実績があるかのように吹聴されていますが、まったく評価などされていません。

ただし、外装の変速ギアが安物で、内装の変速ギアが高級品というわけではありません。

アイアンマンなどのロードレースなどに使用する高価な自転車もギアは外装のことが多いですし、パナソニックやブリジストンなどの有名ブランドメーカーの高級自転車であっでも、外装方式を採用している機種はたくさんあります。

外装ギヤは、自転車の玄人にとってはメンテナンス性に優れていますが、素人には扱いにくいのです。

あくまでも、通学用の自転車としてみた場合の意見であり、一般的な考えとしてご理解いただければと思います。

ということで、結論としては、もしも変速ギア付の自転車を購入する場合は、ギア数だけに目をとらわれることなく、内装方式か外装方式なのかをしっかり確認することが必要です。

一般的には、外装6段方式のギアを装備した自転車より、内装3段方式のギアを装備した自転車のほうがギアの精度が高く、精密で壊れにくいものとなりますので、値段と見栄えだけで選んでしまうことは注意しましょう

あると便利なお役立ちグッズ

通学用の自転車に限った話ではありませんが、自転車を日常的に利用する際に、あると便利なグッズをいくつかご紹介してみたいと思います。

毎日乗るものなので、メンテナンス方法と重なる部分もありますが、自転車には、持っていると意外と便利なオプションが多数用意されているものです。

また、価格も手ごろなものが多いため、自転車による通学をより楽しくするためのアイテムとしても有用なものもあります。

そこでここでは、「あると便利なお役立ちグッズ」として、購入しておくことをおすすめしたアイテムをご紹介しましょう。

タイヤの空気入れ

あまりに当たり前すぎるアイテムのひとつですが、しっかりした空気入れを持っていると、毎日のメンテナンスが非常に楽になります。

空気入れは安いものなら300円程度からありますが、パナソニックなどの有名メーカーのしっかりとした製品は、空気の入り方がまったく違うのです。

といっても、有名メーカーだからと言って極端に値段が高いわけではなく、せいぜい1500円程度です。

1000円程度の差でこれほど製品に違いがあるのかと思うほど違いますので、ここはケチらずにいいものを買っておくことを絶対にお勧めします。

意外に思われるかもしれませんが、自転車のタイヤの空気は、わたしたちが思っている以上に減りが早いものです。

それもそのはず。40キロ~70キロくらいまでの体重がある人間と、数キロの鞄を載せて走行するのですから、タイヤへの負担は相当に大きなものです。

また、距離が長いからこそ自転車通学となるわけですから、走行時間や走行距離が長ければ長いほど、自転車への負担も大きくなります。

そのため、毎日とは言いませんが、最低でも週に1回程度は自転車のタイヤに空気を入れてやることは、自転車が長持ちするだけでなく、毎日の通学も格段に楽になります。

目安としては、自転車のタイヤを両側から指で挟んでみて、パンパンに弾力が感じられるくらいでちょうど良いのですが、指の力でもある程度押し込めてしまう場合は、空気圧が足りていない証拠です。

空気が十分に入っていないタイヤで走行を行うと、最悪の場合、タイヤのホイール部分(スポーク)などに歪みが生じてくるため、修理のためにかえって高くついてしまうことがあります。

パナソニックなどの有名メーカーの空気入れでも、1500円~2000円程度で購入することができますので、必須のアイテムとして早々に入手されておく方がよいと思います。

通学用自転車のメンテナンス方法

日々のメンテナンスについて趣味で購入する自転車ではなく、通学のツールとして購入する自転車なので、できる限り面倒なメンテナンスはしたくないものですが、通学用自転車として販売されている車種や、内装型の3段変速ギアモデルなどの場合は、ほとんどメンテナンスをする必要はありません。

とはいえ、自転車は365日、雨の日も風の日も外気にさらされるメカだということと、毎日の走行で少しずつとはいえ劣化や腐食が進んでいきますから、必要最低限のメンテナンスの知識は持っていたいものです。

そこでここでは、毎日とはいかなくても、月に1回程度、心がけておくだけで、より安全で安心して、かつ長持ちするメンテナンス方法について説明したいと思います。

自転車のタイヤの空気を気に掛ける

通学する距離にもよりますが、毎日の走行でタイヤの空気は少しずつ減っていくものです。

だんだんと減っていくので、空気のヘリには意外と気がつきにくいものなのですが、自転車が少し重たく感じてきたという場合は、真先にタイヤの空気が十分に足りているかどうかを点検してみましょう。

理想をいえば、毎回の走行後に手でタイヤを触ってみて確認することをおすすめしますが、週に一回、最低でも月に一回でもかまいません。まずは十分に空気が残っているかどうかをチェックする癖をつけましょう。

フレームやスポークがしっかりしているため、少々の空気の減りが問題となることは少ないですが、空気が減ったままで走行を続けると、単に重いというだけではなく、タイヤのホイール部分にあらぬ力が加わり、最悪の場合、変形してしまう恐れがあります。

また、地面との接地面積にも変化が生じ、安全性を損なう恐れがありますので、できれば空気入れを常備しておき、空気が減ったらすぐに補充できる環境を用意しておくとよいでしょう。

自転車のライトを点検する

その次にかかせないメンテナンスが、自転車のランプが正常に点灯するかどうかです。

夏場は日が暮れるのが遅くなるため、気がつきにくいという事情もあるかもしれませんが、日が暮れるのが速くなる冬場に、無点灯で自転車を走行させることは非常に危険です。

派手な色の自転車に乗っていたとしても、暗闇の中の自転車は思った以上に視認性が悪いからです。

自転車のライトの点灯は、自分の視野を広げる意味合いよりも、相手側に自分の存在を知ってもらう意味合いも強いものです。

自動点灯タイプのものだったとしても、電球やLEDそのものに異常がある場合は点灯しなくなりますので、正常に点灯するかどうかは、毎日チェックする方がよいと思われます。

雨に濡れた車体をそのままにしておかないこと

アルミやステンレスを採用したフレームの場合は錆びつきにくい性質をもっていますが、それでも姻族の腐食や酸化は避けられないものです。

毎回きれいにふき取る必要まではありませんが、雨にぬれてそのままにしておくよりは、固く絞った雑巾などで軽くふき取る程度のメンテナンスはしておきたいものです。

もちろん、常時屋外にとめておくことの多い自転車なので、屋根のある場所に移動できない事情がある場合もあると思いますので、必ずふき取らなければならないということでもありませんが、できればサドル部分にビニールをかけておくなど、できる範囲内での水対策を講じておく方が、いつまでも奇麗に安全に自転車を利用できることには違いありません。

充実した学生生活を送るために

ここまで、通学用自転車の選び方から、購入時の注意点、日々のメンテナンス方法などをご紹介してきましたが、自転車といえども走行中はかなりの危険を伴う乗り物です。

このページをお読みくださっている方の多くは、中学生、高校生のお子さんをもつ保護者さんだと思いますが、お子さんの大切な命を預ける乗り物だという意識を強く持って、お子さんにとっていちばん最適な自転車を選んであげてください。

また、ご入学のシーズンに購入される予定の親御さんには、遅ればせながらおめでとうございますとの言葉を送らせていただきたいと思います。

お子さんが充実した学生性格を送れますことを、心よりお祈り申し上げております。

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