ずいぶんと間が空いてしまいましたが、PhotonでIIJ mioのSIMを使うための続きです。
ギャラクシータブやEXPERIAなど、IIJが公式サイトで案内している動作確認済み端末の場合は、IIJ mionoSIMカードを差し込んで、AP(アクセスポイント)の設定さえ行えばすぐに接続されて使えるようになるのですが、このPhotonの場合は、どうやら一筋縄ではいかないようです。
これは、IJ mioのSIMにばかり原因があるわけではなくようで、そうやら音声契約付きのSIMカードでなければ、ネットワークに接続しようとしてくれないことが原因のようです。(音声契約が接続のカギの役目をしているようです)
実際、SIMロック解除済みのPhotonに、ドコモやソフトバンクで契約しているスマートフォンのSIMを差し込むと、特に面倒な設定も行うことなく、APのアカウント設定のみで利用することができます。
ただ、今回はIIJ mioで利用することに意義がありますので、何とかしてみたいと情報収集をしてみます。
ちなみに、同じく低価格のデータ通信専用SIMとして人気のあるイオンの月額980円のSIM(データ通信のみのSIMカード)を使う場合でも、音声通話機能がついていないことで3Gの電波網をとらえてくれないようです。
では、いったいどうすればPhotonでIIJ mioのSIMが使えるようになるのか?
ネット上での手順を整理してみると、
1.PhotonのSIMロックを解除して、
2.端末のROOT化を行う
3.ブートローダーを回避する処置を行う
4.CMWをインストールしてROMバックアップの正常動作を確認
5.カスタムROMを焼き戻す
というのが一般的なようです
ここで「CWMとは?」という疑問がわいたのですが、どうやらこれは「ClockworkMod Recovery」という、端末のリカバリ機能を持ったアプリの略で、通称CWMと呼ばれているようです。
はやいハナシが、バックアップを取った後、「PhotonのOSをごっそり入れ替えろ」というわけです。
ただ、わたしのようなニワカにとっては、なかなかハードルが高く感じられ、SIMロックを解除したきり、それから先の手順を踏み出せずに躊躇していましたが、このまま小さなWI-fiタブレットとして使い続けるわけにもいかず、ダメ元で試してみることにしました。
ということで、まずはROOT化を行って、自由に端末をいじれる環境にしておくこと作業から開始です。
ROOTとは、文字通り「根っこ」のことで、LUNUXなどのOSで、一番偉いユーザーだけが触れる領域を指します。
通常、アンドロイド端末は、ユーザーが不用意にシステムファイルなどを消してしまわないよう、自由にアクセスできない領域があります。
ROOTを取るということは、なんでもできる状態を作るということになります。
具体的な手順は、下記のブログを参考にさせていただきましたが、後になって気付いたのが、わたしの端末がすでにアップデート済みだったこと。
http://koukentag.blog52.fc2.com/blog-entry-383.html
ROOT権限を取得するところまではなんとかできたのですが、次の手順であるブートローダーの解除ができない状態になりました。
RSD liteというソフトウェアを利用し、「235pudding」を適用してみたものの、どうしてもブートローダーの解除作業にまでたどり着くことができませんでした。
本来であれば、RSD liteでpudding作業を行った後、Fastboot protocolにてブートローダーの解除作業に入るのですが、oem unlockを行っても、PhotonのIDが表示されません。
やはり、公式アップデートごのブートローダー解除は不可能なようです。
というわけで、今回はここまででいったんとん挫してしまいましたが、さらに情報収集を行って、再度チャレンジしてみたいと思います。