ココア味のセノビックとよく似た味だからということもありますが、一般的なココアとはどこが違うのか、成分表から比較してみましょう。
ネスレのミロとの比較はこちらのページでも行いましたが、今回は森永から発売されている「牛乳で飲むココア」という製品との比較です。
この「牛乳で飲むココア」は、近くのスーパーでも容易に手に入るもので、メーカー希望小売価格は399円。
スーパーだと、298円くらいで買える店もあります。
明治はココア製品が充実していて、このほかにも「コクがおいしいアイスココア」など、用途を絞った製品展開を行っているメーカー。
なかでも、セノビックの対抗馬となるココアシリーズといえば、この「牛乳で飲むココア」になると思われます。
さて、まずは成分表を見てみましょう。
牛乳150mlに溶かしたときの主要な栄養素では、カルシウムが400mg。鉄分が3.83mg、ビタミンDが2.6μgとなっています。
そのほか、ビタミンAが154μg、ビタミンB1が0.43mg、ビタミンB2が0.38mg、ないアシンが3.75mgとなっており、主要な成分としてはセノビックと大差がないようです。
セノビックの優位性を強いてあげるなら、卵黄から生まれたペプチドが配合されていることで、いろいろな類似製品を見る限りでは、どうやらこの成分がセノビックをより特徴付けているように思えます。
とはいえ、セノビックが高価なのかというと、別にそうでもありません。
1袋あたり280gで1000円なので、で一見すると高そうに見えるのですが、牛乳に溶かす量が一般的なココアの約半分なので、糖分を取りすぎずにすむ利点もありますし、価格あたりのコストパフォーマンスで言えば、若干劣るくらいのものです。
最近ではテレビCMでも見かけるようにもなりつつあり、手に入れやすくなってきていますので、より身長へのこだわりがある場合は、セノビックを選択するという考え方でよいのではないかと思います。
ちなみにこの明治のココアも、セノビックと同じくジップロック方式のチャックがついているので、収納の便利さでもほぼ同等。
つめたい牛乳でも非常に溶けやすく、味もまろやかでおいしいので、こどもには喜ばれる味だと思います。
バンホーテンなどの本格的なココアだと、値段も高いし、大人向けの本格ココアだけにちょっとしたほろ苦さもあるので、かえってこどもには与えづらい点もありますが、この子供向けにチューニングされた牛乳で飲むココアシリーズなら、喜んで飲んでもらえると思います。
ちなみに、大前提ですが、セノビックはココアではありません。
ココア味のタイプもありますが、もともとココアではないため、ココア味が苦手だという場合には、バナナ味やヨーグルト味の選択肢があるという点もセノビックの利点です。
いくらおいしいといっても、毎回同じ味だとやっぱり飽きてきますので、コストパフォーマンスと、習慣性・継続性を高めていく意味合いでは、ミロやココアなどの製品と、セノビックのココア味以外のものを1日の間にローテーションして飲むのも、よい方法なのではないかと思います。