子どもの成長期向けの健康食品としては最後発の部類にある高光製薬のノビルンですが、人気のためか品薄状態が続いているようです。
わたしは自分のこども(娘)が低身長で、幼稚園時代にかなり悩んでいたこともあって、セノビックやアスミール、セノビーをはじめとする成長期向けサプリに興味を持ち、現在までにたぶん100種類近く買ってきたと思います。
そのうち印象にのこったものをいくつか紹介しているのですが、このノビルンもかなり特徴のある製品でした。
2016年4月の発売当初はそれほど大きな話題にもならなかったノビルンですが、現在はオークションサイトなどで転売が行われかねないほどの人気ぶり。
高光製薬のオフィシャルサイトでも出荷遅延の声明文を出さなければならないほど売れているようです。
でも、なぜそんなにノビルンが品薄状態になるほど売れているのでしょうか?
それは、ノビルンにちょっとした秘密があるからです。
目次
ノビルンって、どんな商品?
ノビルンも子供の成長期向けサプリのひとつ。
セノビックやセノビー、アスミールなどと同じように
「子供の背を伸ばしたい」
「身長を伸ばしてあげたい」
という要望や悩みをもつ親御さんを対象とした製品です。
ノビルンはそのほかの先発商品と違う点は、タブレットタイプということ。
子ども向けの身長サプリや健康補助食品は、牛乳に溶かして飲むタイプが多いのですが、このノビルンは、牛乳や水に溶かして飲むタイプでもなければ、水で飲む錠剤タイプでもありません。
サイズとしては、明治のヨーグレット・ハイレモン・コーラパンチなどと同じようなサイズ感です。
トローチやキャンディのように舐めながら食べてもいいし、かみ砕いてもいいし、もちろん水で流し込んでも構いません(それにしてはちょっとサイズが大きいですが・・・)
タブレットなので携帯に優れており、どこでも手軽に食べられるということが最大の特徴なのですが、ここまで人気に火が付いたのは、それだけが理由ではないのです。
含まれている成分とバランスが優れている
セノビックの主成分はカルシウムとビタミンDとボーンペップですが、このノビルンはそれらに加えてマグネシウム(カルシウムの働きを補助する)が加えられています。
セノビックでもおなじみのボーンペップは、「ひよこの成長は、なぜあんなに早いのか?」の研究から発見されたたまご由来の成長促進成分のひとつで、骨の成長に役立つとされているものです。
一方のマグネシウムは、カルシウムと語感が似ていることからも分かる通り、じつは密接な関係のあるミネラルどうしで、カルシウム2に対してマグネシウム1の割合で摂取すると良いとされています。
片頭痛や頭痛の研究でも言われていることなのですが、マグネシウムはからだの浸透圧の調節機能を正常化させる働きをもっている重要なミネラルでもあるのです。
カルシウムに比べるとマイナーな存在ではありますが、カルシウムががより効率的に働くためには、マグネシウムもいっしょに摂取するほうが良いとされているため、じつはセットで摂取しておくに越したことがない成分です。
ノビルンで摂取することのできる栄養素としては、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDのほか、ゴマやニンニクを食べることで得られるビタミンB6や、セロリや納豆を食べることで得られるビタミンK、レバーや鶏肉ささみを食べることで得られるたんぱく質などですが、1日の推奨摂取量を十分にクリアできることが判ると思います。
また、特筆すべき点がコレなのですが、以下にあげる成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸類が2種入っている点が珍しいのです。
成長ホルモンの分泌促進成分が2種類配合されている
カルシウムやマグネシウム、ボーンペップはたしかに体の成長に役立つ栄養素ではあるのですが、それらは成長ホルモンの分泌があってこそです。
成長ホルモンは、一般的に深い眠りについているときにしか分泌されないものなので、眠りが浅かったり、睡眠時間が短かったり、不規則な生活をしていると、どうしても分泌量が落ちてしまいます。
成長ホルモンの分泌が満足に行われないと、せっかく栄養素を摂りいれても、それが身体に反映されないのです。
そこでよく利用されている成分が、アルギニンやアルファGPCといった成分です。
ところが、「成長ホルモンの分泌促進」をうたう身長サプリでも、このどちらかしか入っていません。
ところが、このノビルンに限っては、アルギニンもアルファGPCも、両方とも入っているのです。
これはかなりポイントが高いのです。
とくにアルファGPCという成分は、医療分野にも利用される成分のひとつで、単体で購入するとかなり高価な成分でもあります。
また、しじみでおなじみオルニチンや、アルギニンの効果を高めるシトルリンまで入っているので、理論的にはもうこれ以上ないのではないか?と思えるほどの合理的な成分構成になっています。
スピルリナまで配合されている
さらに驚くのが、スーパーフードのスピルリナまで配合されていること。
スピルリナは、1970年代から健康食品の材料として活用されてきた歴史のある成分ではあるのですが、ここ最近では国連が食糧危機の解決策としても注目し始めたことから、再び人気が再燃している素材です。
ユーグレナで有名なミドリムシとおなじような生物なのですが、植物性のタンパク質が豊富に含まれているため、50種類以上の栄養素を一気に摂取できるため、「未来の食糧」や「宇宙食」としても研究が進められています。
さすがは後発製品だけあって、まるでセノビックの弱点をカバーしたようなパーフェクトな内容になっています。
味が非常に良い
タブレットタイプなので、基本的には味わいながら食べざるを得ないのですが、意外と味がおいしいのです。
通常、カルシウムが多量に含まれたタブレットの場合、どうしても苦みが感じられるものなのですが、このノビルンの場合は味付けが上手に行われているためか、そうした苦みがほとんどなく、ふつうに美味しいのです。
甘味料が入っている点をNGとする意見もありますが、あまりに味が犠牲になるようでは続けられないと思いますので、食べやすくした点は優れた選択ではないかと思います。
価格が非常に良心的である
メーカーの高光製薬が自ら、
「他社よりもお求めやすくなっています。」
と述べているとおり、価格はかなり良心的です。
定期購入が前提とはなるものの、初めて購入する場合は1回目が1980円で買えますし、2回目以降もずっと2980円なので、1日あたりのコストは100円以下です。
おまけに最低継続回数が3回なので、嫌々つづけたとしても1回目が1980円+2回目が2980円+3回目が2980円の合計7940円しかかかりません。
3回目が届くまでは解約できないという制約はありますが、仮に3回目が届く前にイヤになったとして、おやつとして食べても悪くない味なので、後悔も少ないと思います。
わたしも子どもとちょこちょこもらって食べてますが、まさにデカいラムネそのものなので、たぶんパパ(男性)はけっこう好きな味なんじゃないかと思います。
ただ、ノビルンに限った話ではありませんが、この手のサプリは最低でも3ヶ月は継続してみなければ、なにを飲んでも意味がありません。
なぜなら、新陳代謝によって体の細胞が生まれ変わるまでの期間が約180日と言われているからです。
よって、「少なくとも3ヶ月は続けてほしい」との考えから3回の継続を基準としているのは、妥当な期間設定だと思います。
ただし、原則に例外はつきものです。
アレルギーを発症したり、品質に問題が生じているなどの場合は、この限りではありません。
解約方法も非常にカンタン
3回継続は必須ではあるものの、それ以降は自由に解約できる点も良心的です。
解約方法も非常にカンタンで、サイトにも記載があるように、次回お届け予定日の10日前までに電話連絡をするだけです。
電話番号は0797-22-8558で、受付時間は9:30~12:30、13:30~17:00(土日祝除く)となっています。
土日しか連絡がとれないという場合はすこし厳しいかもしれませんが、電話がつながりにくいといったこともなく、また引き留め工作にあうなどの面倒もありませんので、安心してよいと思います。
ココア味が新発売されたけど、おすすめはやっぱりラムネ味
ノビルンは高い栄養価、価格の良心的さ、携帯性の良さ、味の良さのバランスが好評のために大ブレイクしましたが、ラムネ味が非常に好評だったためか、2017年3月にはココア味を発売しました。
ただ、ココア味は正直言ってあまりおいしいとは思えませんでした。
というのは、タブレットなので、トローチのようになめたり、噛んだりするのですが、そうするとやっぱりジューシーさがあってほしいので、ココア味だとどうも口のなかがモッタリするんですよね・・・。
なんでココア味をつくったのかというと、たぶんセノビックやセノビール、アスミールなどがココア味を主体にしているからだと思うのですが、べつに消費者はココア味なんか求めてないと思うんですよ。
カルシウムが多量に含まれているタブレットの場合、どうしても石灰っぽい苦さがあるものなのですが、このラムネ味は非常に味付けが上手に行われているので、苦みはほとんどありませんでした。
これだけの栄養素をあの一粒に凝縮できる技術力があるのですから、べつに他社製品がココア味が多いからといって、それに迎合する必要はないと思うんですよね・・・。
どちらかというと、ラムネ味のバリエーション(たとえばグレープ味や、レモン味、エナジードリンク味)を増やしてほしいと思うので、高光製薬さん、このページを見ていたら次回はグレープ味をつくってください(苦笑)
ということで、もしも購入するのであれば、さわやかさのあるラムネ味をおすすめしたいと思います。
ところで高光製薬って、どんな会社
ノビルンの開発メーカーは、大阪市に本籍をおく高光製薬という会社で、おもに健康食品・化粧品の企画販売などを手掛けています。
以前は所在地が兵庫県芦屋市でしたが、現在は大阪市に移転しているようです。
決して大きな会社ではないのですが、プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」の公式スポンサーになるなど、地域活動にも力を入れている様子。
代表者は、小児糖尿病の食事療法に関する研究論文を発表するなどの活動も行っているようです。
副作用の心配がない
十分すぎる栄養素が多量に含まれているノビルンですが、医薬品ではないため、副作用が認められるような成分は採用されていません。
しいていえば、食べ過ぎによるマグネシウム過剰摂取(高マグネシウム血症)の可能性がありますが、1日に1袋全部食べてしまうような真似をしなければ、そうした症状に見舞われる可能性もほぼないでしょう。
ただし、原材料に卵、乳成分、大豆が使用されているので、これらの食品にアレルギーをお持ちの場合は、服用を控えたほうが安全です。
ちなみに卵と大豆が使われている理由は、ボーンペップ(卵由来)、α-GPC(大豆由来)によるものだと思われます。
ノビルンのまとめ
子どもの成長期向けサプリは、セノビックの大ヒット以降、まさに百花繚乱の時代ですが、さすがにノビルンは最後発製品かつ製薬会社の手掛ける製品だけあって、
・栄養素がパーフェクト
・アルギニンもα-GPCも入っているのは珍しい
・携帯しやすいので中高生に持たせやすい
・牛乳がいらないので不要なカロリーを取らずに済む
・価格が安い
・最低継続回数が3回と少ない
と、かなり優れた特徴を有しています。
また、製薬会社が手掛けた製品だけあって、他社製品と比べると「背が伸びる」「身長が高くなる」と思わせるような表現は控えめですが、含まれている栄養素的にはほぼパーフェクトともいえる内容です。
ただし、タブレットタイプのサプリとはいえ、1粒がちょっと大きめなので、どちらかといえば中学生・高校生向けのサプリになると思います。
中学生・とくに高校生の時期といえば、お弁当を持たせなきゃならない時期でもありますよね。
そうすると、学校で昼食時に食べてもらえる点が優れています。
というのは、こうしたサプリは食品なので、食事中もしくは食事のすぐ後に摂取できる方が望ましいからです。
ただし、くれぐれも注意してほしいのは、サイズが大きいという点です。
じっさいに買ったことのない人は無責任に「幼稚園児でも食べられます」なんて書いていますが、はっきりいってとんでもない話だと思います。
サイズが大きいので、のどにつまらせる危険性は十分にあるので、乳幼児や幼児の近くの置くのは絶対に控えたほうがいいと思います。
ということでノビルンがバカ売れしている理由を紹介してみましたが、公式ページの表示が遅いので、サイトがつながりにくくなっているかもしれません。
キャンペーン終了間際だとタイムオーバーになる可能性がありますので、ご注意いただければと思います。