車のブースターケーブルはちゃんとしたものを買っておかないと痛い目にあうということと、やっぱりJAFは入っておいてよかったっていうお話です。
ブースターケーブルは、車のバッテリーの電圧が下がってエンジンがかからなくなった際に、違う車のバッテリーにつないでエンジンをかけさせてもらうための非常用ケーブルです。
安物買いの銭失いとはまさにこのことで、痛い目にあうというより、実際に痛い目にあってしまった経験談です。
バッテリーが完全に上がってしまったので、ホームセンターで新品のバッテリーを買ってきたのにエンジンがかからない。
バッテリーに問題があるのかと思って交換してもらったのに、やっぱりセルモーターが回らない・・・。
原因は、ブースターケーブルの太さだったというお話なのですが、意外と気が付かないかもしれません。
なってからでは遅いですし、事前にぜったいに知っておいてほしいことなので、記事にしました。(快く交換対応してくださったコーナンさん、ほんますいません。)
ホントにエラい目にあいました。
経緯をお話します。
久々に実家に帰ってみると、車のバッテリーが完全にあがっていました。
エンジンキーを回しても、まったく反応がなく、ルームライトすらつかない状況。
半年以上も車を動かしていなかったことと、大寒波で気温が急激に下がったせいか、バッテリーが急激に劣化してしまったのだと思います。
セルモーターが少しでも反応すれば、まだいくらかはバッテリーが残っているということなのですが、今回のようにルームライトすらつかないということは、バッテリーが完全にあがっている状態です。
ただ、幸いにして、いま車が停まっているのは家の駐車場。
出先でバッテリーがあがったのならともかく、いまは駐車場に止まっている車です。
「出先でバッテリーがあがらなくてよかったなぁ」
なんて思いつつも、とにかくバッテリーの交換をしなければならないということで、最寄りのホームセンターまでカーバッテリーを買いに行くことにしました。
でも、車が動かないので、足がありません。
仕方がないので、後ろに子供乗せがついたママチャリで車のバッテリーを買いに行く羽目に(苦笑)
ちなみの車種はマーチ。
バッテリーの適合表を見ると、34B19Lという、小ぶりなものでOKとのこと。
ちなみに、この34という数字の部分は、バッテリーの性能を表わしていて、数字が大きいほど大容量。
乾電池で言うところの単一や単二みたいなものですね。
グーグルマップを頼りになんとかホームセンターまでやってきたところ、たまたまセールをやっていて、34B19Lのバッテリーが2980円。
ナビもステレオも付いていない車なので、これで十分だと思い、早速購入したのです。
でも、車のバッテリーは意外と重量がありまして、約10キロです。
ママチャリの前かごに入れると、ハンドルは本当にフラフラ。
舌の動画は安治川っていうトンネルを渡っているところなんですが、自転車の前かごにカーバッテリーが載っているのがちらっと見えるかと思います。
こんな重いものを前かごに積んで走るなんてことがないため、もう本当にフラッフラですよ。
「うわ~、車のバッテリーを自転車に載せて持って帰る俺。なんかだっっせーなぁ」
なんておもいつつも、
「こどもの体重って、10キロくらいあるよなぁ・・・」
子供を前かごに乗せて走る、世のお母さんたちを尊敬しつつ走ってまいりました。
そうして自転車の前かごに車のバッテリーを載せて3キロほど走るという、なんとも間抜けな格好で、やっとこさ帰ってきたのです。
ところが、バッテリーを交換しようとしたところ、まずはターミナルのボルトが回せないという状況に。
というのは、以前にバッテリー交換したときの取り付けがまずかったのか、レンチがうまく入らない位置で固定されてしまっていて、手持ちの工具では全く回せない状態。
そのため、仕方なくブースターケーブルを使って、とりあえずエンジンだけかけてみようとしたのです。
エンジンさえかかれば、最悪でもホームセンターの駐車場にアイドリング状態で工具を買い、そのまま戻ってこられると思ったからです。
ところが、一瞬だけセルモーターが回りかけて、エンジンは始動せず。
1分近く待機してからエンジンキーを回しても、やっぱりエンジンがかからない。
もしかして、バッテリーをケチってしまったために、容量が足りていないのかしらと思い、その日はあきらめました。
で、翌日。
交換や返品に応じてくれるお店だったので、もう一度同じホームセンターにまで自転車で出向きます。
またバッテリーを前かごに積んで(笑)
で、今回は前回と同じことにならないよう、少しいいバッテリーを買いました。
55B24Lというタイプです。
当然、値段は34B19Lより高いですが、こちらも運よくセール対象品で5000円。
また重たいバッテリーを前かごに積んで、帰ってきました。
ところがです。
ースターケーブル経由でつないでみたところ、昨日と症状はまったく同じ。
一瞬だけセルモーターが回りかけますが、やっぱりエンジンがかからないのです。
そのため、もしかして車自体がダメになったのかと思われましたが、実はこれ、ブースターケーブルが原因だったのです。
どうやら、ブースターケーブルの品質が悪く、電流をちゃんと伝えることができていなかったのです。
というのは、結局JAFを呼んで見てもらったところ、JAFさんが持ってきたブースターケーブルだとスンナリとエンジンがかかったからです。
ということはです。
昨日、あんなに苦労して買ってきた安いバッテリーでよかったということなんです(涙)
最初からバッテリーを付け替えることができていれば、こうした問題が起きることもなかったのですが、たまたまボルトがうまく回らず、ブースターケーブル経由でエンジンを始動させてしまったために、てっきりバッテリー側に問題があると思いこんでしまったのが運の尽きでした。
結局、JAFさんがバッテリーの交換作業までしてくださって、問題なくバッテリー交換もできたのですが、まさかブースターケーブルに問題があるとは思いもよらず、まったく無駄な時間を食ってしまったものです・・・。
本来ならエンジンをかけるところまでがサービス範疇のJAFさんが、快くバッテリーの交換まで手伝ってくださったことには本当に感謝です。
たいていの車には、ブースターケーブルが載せてあると思いますが、ちゃんと品質のいいケーブルを買っておかないと、いざというときに役に立たないどころか、誤った判断をしてしまうという状況になってしまいます。
ここはケチらず、それなりの品質のブースターケーブルを買っておくことを猛烈にお勧めします。
これ、ホントに重要です。
JAFは絶対に加入しておくべき
やっぱりJAFさんは非常に頼りになるということです。
これだけやっていただいても、工賃すらかからず、0円でやってくださいました。
普段よく乗りなれていて、工具もある場所でのトラブルならなんとかなっても、出先や手持ちの工具でどうにもならないときは、本当に頼れる存在。
手持ちの工具や環境がない都心部ほどそのありがたさを実感しましたので、保険の意味合いも込めて、JAFに加入されておくと、本当に頼りになると思います。
「自動車保険に付帯しているロードサービスがあるから不要」という人もいるかと思いますが、やはり餅は餅屋。
安心感がまったく違います。
また、長距離のレッカーが必要になった時でも、自動車保険に付帯しているレッカーサービスの距離と、JAFに付帯しているレッカーサービスの距離を合算してくれるため、出先でトラブルが起きてもめちゃ心強かったです。
以前に自宅から100キロ近く離れた場所でエンジンオイル漏れによるトラブルでけん引してもらったのですが、JAの自動車保険にJAFのレッカーサービスをプラスできたため、無料で家に帰ることができて本当に助かりました。
それと、やっぱりブースターケーブルは、ちゃんといいものを持っておかなきゃならないですね。
ちゃんと動くうちに、手持ちのブースターケーブルで十分に電流が通るかどうか、通電チェックをされておくことを猛烈におすすめします。
細いケーブルや低品質のケーブルはもちろんですが、以前には使えていたケーブルも、やはり経年劣化するみたいなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
定番のブースターケーブルなのでレビューの数も膨大です。
色々と種類がありますが、ガソリン車なら「(乗用車全般) DC12V・100A 7m」を選んでおけば問題ありません。
ともかく、今回は、本当にJAFさんにもお世話になりました。
電話受け付けもスムーズで、年末年始でもすぐに電話がつながり、対応が早く、さすがプロフェッショナルな専業サービスは違うなと思いました。
最近では自動車保険に付帯しているサービスもありますが、各都市部の整備工場と提携しているだけのサービスが多く、やっぱりJAFとはぜんぜん対応が違います。
これは、入ってて良かったなと心底思いまいたよ。
いままでは親父だけが加入していたのですが、自分もすぐに入会しなおしました。
通常は入会費が2000円。年会費が4000円の合計6000円なのですが、クレジットカードで入会すると、入会金が1500円で、年会費は4000円になります。
合計5500円かかりますが、年間に直せばひと月当たり460円を切る金額なので、出かける機会の多い方は、保険として入っておくといいと思います。
というか、一ヶ月たった400円くらいでこれだけのサービスが受けられるサービスって、他には絶対にないと思います。
自動車保険に付帯しているロードサービスは、あくまでもオマケなので、日本最大最強のロードサービスであるJAFとははっきり言って内容が全然違うんですよ。
ぜったいに加入しておくべきだと思いますので、通勤や通学に車を使う人はもちろんですが、普段あまり車に乗らない人にこそ、「絶対に入っておいた方がいいよ」って思います。
ちなみにJAFは加盟してなくても電話連絡すれば利用することはできるのですが、出張してもらうとだいたい2万円くらいかかります。
なぜ加盟していないのに連絡したことがあるのかといえば、てっきり自分が加入していると思い込んでいたのに、実際にはかなり前に退会してしまっていたことを忘れていたんですよ・・・。
そのときもバッテリーあがりで呼んで助けてもらったのですが、出張費と工賃で15000円くらい払った覚えがあります。
JAFの場合、3年に1度しか呼ぶことがなくても十分すぎるほどのモトが撮れるサービスなんで、それ以来はぜったいに入っておくようにしています。
過剰な保険はいらないと思うのですが、ほんのわずかなJAF代をケチったがゆえに後でけっこうな出費になることを思えばJAFなしのカーライフは考えられないので、もしまだも加入でしたら検討されてみるべきだと思います。
結果的に大きな節約効果があると思いますから。
⇒日本自動車連盟(JAF)の公式サイト・申し込みはこちらから