ドコモから発売されているLGのスマートフォン「Optimus G pro L-04E」を買ってみました。
不人気機種として大人気?な不遇の機種なんですけれども、買ってどうだったかをレビューしてみたいと思います。
1.Optimus G pro L-04Eを購入するにいたった経緯
2.開封したら、こんな風
3.SC-05D、SC-02E、L-04Eを並べてベンチマークをとってみた
4.L-04Eの使い勝手と処理速度
5.L-04Eはおすすめすべきか?
このような順番でご紹介します。
目次
1.Optimus G pro L-04Eを購入するにいたった経緯
もともとは7インチのタブレット(SC-01CやSC-02D)と、ガラケーという組み合わせで2台持ちしていたのですが、タブレットを出し入れしているうちにカバンが破れてしまいまして(苦笑)、もうちょっと小さい機種を買おうということで選んだのが、同じくサムスンの初代Galaxy Note(SC-05D)でした。
選んだというより、Galaxy Note2に乗り換えた嫁のおさがり品です。
スマホ以上、タブレット未満という絶妙なサイズで、LTEにも対応しているのはいいんですけれども、やっぱりいまどきのアプリをいれてみると、動作がモッサリ。
たとえば、LINEで写真を撮って送ろうとしようものなら、カメラアプリが起動するまでに3秒くらい、写真をとって送信ボタンが現れるまでに5秒くらいかかっちゃうなど、ちょっとイライラするような動作でした。
まぁ、LINEを送りあう相手もいないもので、そんなに速い機種もいらん生活をしているわけなんですが、せっかくのサイズ感なので、もうちょっとサクサク動くのがほしいなぁと思うに至ります。
かといって、出て間もないGalaxy Note3は白ロムではまだまだ6万円以上する高級機種ですし、かといって、またしてもGalaxy Note2を買うのも、なんだかなぁと。
どうせなら、ぜんぜん違うのを買ってみたいということで、Galaxy Noteっぽいサイズの機種を探してみると、好敵手として紹介されていたのが、このLGのOptimus G pro L-04Eという機種でした。
このL-04Eという機種、巷でも有名な不人気機種らしく、実機を触ってみようとドコモショップや家電量販店に出向いたものの、店頭で展示しているお店は皆無。
ネット上での評判はすこぶるよく、2013年の出始めには「春の最強スマホ」なんて呼ばれていたのですが、そういえば宣伝も見たことがありません。
ただ、液晶もほぼGalaxy Noteと同じだし、バッテリーの持ちもよさそうだし、人気がないだけあって値段もこなれているようだし・・ということで、「どうしようかなぁ」と迷ってところ、楽天の中古ショップで送料コミコミ2万円ポッキリというのを見つけて、衝動買いしてしまったものです。
そんな経緯で購入したものですから、手元に届くまでどんな感じの機種なのか分からないまま、かなり適当に選んでしまった機種なんですけれども、実際に使ってみたレビューなんかをメモしておきたいと思います。
2.開封したら、こんな風
さて、届いたのがこれ。
Dランクかつ付属品はACアダプタのみということでの激安特価だったので、まぁこんなもんですかね。パソコンと違って、アンドロイドは別に付属品がなくても困らないので、外観の美しささえこだわらなければ、まぁ何だって同じです(苦笑)
このL-04Eは、バッテリーの取り外しができないタイプなので、バッテリーがヘタってきたらドコモショップで有料修理扱いってことになりますが、容量も大きいし、2年も使い続けることはまずないだろうということで、割り切りです。
まぁ、さすがにDランクだけあって、綺麗じゃないですが、どっちみち雑な取り扱いをすることが前提なので、正常に動作するだけで十分でございます。
さっそくセットアップしようかと思い、ギャラクシーノートをもってきたところ、あれれ?ちょっと小さい??
ぬわー、やっぱ小さい。
左の茶色がギャラクシーノート2、真ん中の白いのがギャラクシーノート、右の白いのがSC-04E。
ギャラクシーノート2のライバル機種として引き合いに出されていたので、てっきり同サイズかと思ってたんですけれども、ギャラクシーノートと比べてひとまあり小さいです。
どのくらい違うのかというと、こんな感じ。
横だとこれくらい。
高さはまぁまぁ同じくらいなんですけれども、幅がかなり違いますね。
これは完全に自分の確認ミスでしたが、ぜんぜんファブレットやないです。
もうちょとサイズが大きければと思ったんですが、これだと完全にスマホ以上スマホ未満のスマホです。
箱を開けて1分もしないうちに、もうかなりテンションが下がってしまいましたが、いまさら買い換える余裕もないので使いますよ(苦笑)
3.SC-05D、SC-02E、L-04Eを並べてベンチマークをとってみた
このL-04Eも、ギャラクシーノートシリーズと同様に、SIMカードはマイクロSIM。
MVNOでの利用なので、ひとまずAPNの設定をしてLTE接続できることを確認しました。
たしかにヌルサク、指に吸いつく感じで動作が軽いです。グーグルアカウントを取得しつつ、せっかくなのでベンチマークをとってみることに。
比較対象は、さきほど出てきたSC-05D、SC-02Eです。
Galaxy note(SC-05D)と、Galaxy Note2(SC-02E)と、Optimus G Pro(L-04E)を3つならべて、定番ベンチマークアプリ「Quadrant Standard Edition」を同時に走らせてみました。
動作中の動画は以下の通り。
なるほど、ギャラクシーノート2とライバル機種になるのがよくわかる動作速度・応答速度です。
4.L-04Eの使い勝手と処理速度
ベンチマークソフトでも優秀なスコアを叩き出す通り、動作速度は最高レベル。
クアッドコアだし、画面解像度もフルHDだし、バッテリー容量もデカい。
スマホとしての完成度は一級品です。とにかく画面が綺麗な点は、目を見張ります。
さすが「不人気ながら大人気の隠れすぎてわからない名器」だということが分かります。
ただ、この写真を見てもらえれば分かると思いますが、バックボタンとメニューボタンの位置が、サムスン製のスマホと逆なんですよ。
それと、ホームボタンがレインボーカラーなのは、エイリアンウェアっぽくてカッコいいのですが、陥没しているボタンなので、けっこうグイッと押さなければなりません。
このあたりの操作感さえ慣れてしまえば、スマホとしてはかなりの使い勝手の良さで、速い機種がほしいヘビーユーザーにも十分満足のいく機種だと思います。
5.L-04Eはおすすめすべきか?
ということで、自分の確認ミスもあって「思ってたのと違った」「もっとデカいんかと思ってた」という愚痴はあるものの、スマホとしてはかなり狙い目な機種じゃないかと思います。
ディスプレイがまずめちゃ美しいことと、フルHDなので、文字がものすごく鮮明。カメラアプリの起動速度、撮影速度も早い方で、ストレスを感じるほどの遅延はありません。
たいていのレビューも、性能自体は絶賛で、強いて言うなら「バッテリー交換できないことが残念」という意見が多いのですが、わたしもまったくの同意見です。
ただ、高性能の割には恐ろしく不人気なので、白ロムとして販売されている値段が安いことも魅力のひとつ。
サブ機としてはもったいないくらいのスペックなので、コストパフォーマンスは抜群の逸品です。
お値打ちで、格安SIMが使えて、高速な機種がほしいという欲張りな要望にはピッタリだと思います。
ただし、ギャラクシーノート2の互換機・ファブレットだと思って購入すると、けっこう小ぶりなので、残念かもしんないですが、まぁしばらく使いこんでみたいと思います。