便秘があまりにもひどく、もう何週間もおしっこしなくなった、うちのメインクーン。
動物病院でレントゲンを撮ってもらったところ、やはり便の溜りがひどく、浣腸やら下剤などをもらったものの、症状は一向に改善せず、２週間に１回程度の頻度で便を掻きだしてもらわなければならない状況に。
ただ、けっこう遠くの動物病院に通っていたため、費用の面もさることながら、毎隔週に動物病院に連れていかなければならない状況もなかなか辛く、自宅でもなにかしてやれないかと思い、色々と調べては、良さそうだと思うものを試してはいました。
調べてみると、人間用に売られているビオフェルミンは、犬や猫の便通にもよいとのことだったので、水で溶いた濃い目のビオフェルミンを、プラスチックシリンジで与えてみたり、水をなるべく飲むようにと少し無理やり気味にでもシリンジで与えてみたりと、思いつく限りのやれることは頑張ってはみたものの、ほとんど効果はなく、トイレでは相変わらず便をせず。
猫なので、苦しそうな表情には見えなくとも、かなり辛そうにふんばったり、きばったりはしているのですが、けっきょく何も出ないままトイレを後にするという姿を何度も目撃しては、
「もうそろそろ、お別れも考えておかないといかのかもなぁ」
「人間でいえば、もう定年退職くらいの年だもんなぁ」
「いろいろな思い出があったなぁ」
「こどもにも、なんていうかなぁ」
などとしんみるしつつ色々と考えを巡らせていたのですけれども、いつも通っている病院とはちがう動物病院にダメ元で通ってみたところ、漢方薬タイプの下剤とともに勧められたのが、「ロイヤルカナン 消化器サポート」というフード。
ロイヤルカナンのことは前々からしっており、メインクーンというタイプのえさも使っていたことがあるのですが、値段が高いことと、あまり好みではなかったようで、しばらく使っていませんでした。
こんかい、ご指名ですすめられてあこともあり、今回はこの「消化器サポート」継続して与えてみることに。
１日目、２日目は、下剤の効果もあって少しだけ便を出しましたが、３日目、４日目には下剤を入れなかったにもかかわらず、少しずつ便を出すように。
そのまま１週間くらいつづけると、「え？こんなに出すの？」というくらいに、非常に粘土の高い、そして臭い便を出すようになりまして、まさに全快という状態になりました。
幸いにして、味も気に入ったらしく、それ以来、ロイヤルカナンの消化器サポートばかりを与え続けていますが、巨大結腸症になるほどの便秘がまるで嘘のような回復ぶりに驚くとともに、あのときにこのフードを進めていただいた先生にあらためて感謝しています。
御承知の通り、動物病院の治療費は保険が利くわけもなく、治療が長引くと恐ろしいほどの費用がかかってしまうんですけれども、たとえば今回のような便秘の症状で動物病院にかかると、レントゲン、血液検査、浣腸、麻酔、便の掻きだしなんかのモロモロで、約５万円くらいかｋっちゃうんです（泣）
で、２週間おきといっても、やっぱり３万円ずつくらいかかってしまうわけでして、このまま数カ月続いたらかなりしんどいなぁと感じていたのですが、病院を変えてみたところ、最初にやってもらう検査は同じものの、治療方針には違う見立てがあるようで、今回はセカンドオピニオンとして通ってみた病院の先生が、まさにドンピシャの治療をやってくださり、現在に至っています。
ということで、便秘気味の猫には、ロイヤルカナンの消化器サポートを一回試してみていただきたいのですが、通う病院によってもずいぶんと結果が変わってくることもあるかと思いますので、ぜひあきらめずに、手を尽くしてもらえればと思います。
それにしてもメインクーンは、恐ろしいほどの量をしますね・・・。
ちなみにこの消化器サポート、４キロで６０００円ほど。
通常のキャットフードに比べればずいぶんと高めなんですけれど、この餌に変えて以来、好調がつづいているので、もう手放せない存在です。
２ヶ月くらいはもちますから、病院にかかる値段を考えれば安いものと思い、続けていますが、同じような症状の方にはやはり同じような評価がえられているようで、この手の症状を改善させる定番フードになっているようです。
まるで、生キャラメルのような、水気のある、粘り気のある便をだすようになり、切れもとても良い様子。
ストレスがなくなったからなのか、毛艶も非常にきれいになり、フケらしきものもまったく出なくなりました。
一石二鳥の劇的な変化に驚いているくらいですが、これをメインに、銀のスプーンや、ハッピークランチなどをふりかけとして利用しています。
