今回は、デスクトップPCの電源交換に挑戦してみました。
特に不具合があったというわけではないのですが、今まで使っていた自作のデスクトップ機のATX電源は少し古いタイプのため、SATA用のドライブを増設するときに電源ケーブルが足りなくなってしまったのです。
いままでIDEタイプの光学ドライブを利用していたため、ハードディスクに使っているSATA用の電源ケーブルがちょうど3本で足りていたのですが、マザーボードの交換に伴って、光学ドライブもSATAタイプに変更したため、SATA用の電源ケーブルが足りなくなってしまいました。
500円程度で購入できる二股の分岐ケーブルを使ってSATA用の電源ケーブルを増設する方法でもよかったのですが、このATX電源も相当な年数使ってきたので、この機会にSATAの電源ケーブルがたくさん確保されている電源に交換しようと思い立ち、さっそくATX電源を購入。
ちなみにこのATX電源は、規格サイズとなっているので、どこのメーカーのものでも交換方法な同じです。
安価なデスクトップPCに付属しているATX電源は、カスタマイズでもしていない限り、一番安いものが付けられているので、あまり性能がよくないことが多いのです。
でも、交換用として発売されているATX電源は、値段が安い割りに電流(定格W数)に余裕があるものが多く、かつ静音性、冷却性に優れているものが多いので、割とおすすめの交換パーツのひとつです。
今回は、エバーグリーンから発売されているATX電源を買ってみましたので、ミニタワーケースの電源を交換するまでの手順をご紹介してみたいと思います。
通常は、こんな感じで取り付けられていると思います。
まずは、デスクトップの筐体の外側から、固定ねじを取り外します。
次に、電源からマザーボードに刺さっている電源供給ケーブルを抜きます。
この時点でマザーボードとATX電源は切り離されている状態なのですが、ATX電源から大量のケーブルが生えているので、マザーボードなどを傷つけないようにしましょう。
また、忘れがちですが、ATX電源から生えている電源が各種ドライブに差し込まれている場合は、これらもしっかりと抜いておきましょう。
マザーボードの形状にもよりますが、電源が引っかからずにすむ場合は、マザーボード自体はケースから取り外さなくても電源だけ取り外すことができます。
もしも引っかかるようでしたら、いったんケースからマザーボードも取り外す必要もあります。
今回はそのままスッポリ取り出すことができました。
取り外した電源がこれです。
もう5年くらい使っているので、内部のほこりも相当なものです。
左側が今回購入したATX電源。
サイズはほぼ同じですが、やっぱりきれいです。
静音タイプなのと、定格電流にちょっと余裕があるタイプを用意しました。
あとはもともとあった場所にATX電源を戻して、デスクトップの外側からねじ止めして固定。
ATX電源からマザーボードへの電源ケーブルを差込、ドライブ類にも電源ケーブル類を差し込んでいくだけの簡単な作業です。
さすがに新しい電源はファンの音も静かで、各種ケーブルの本数も余裕があり、快適です。
もしデスクトップの動作音(電源ファンの音)がうるさい場合は、CPUのファン交換もいいですが、手軽なので電源交換もおすすめです。