料理のときに温度を測ることのできる料理用温度計が必要だってことで、アマゾンで探してみたところ、タニタのTT-533-GRという機種が評判がよいようなので、買ってみました。
といっても、主な用途はバレンタインで作るチョコレートの温度管理みたいで、そのほかの用途と言ったら、てんぷら、チーズフォンデュくらいしか思いつかないのですが、そんなに高価なものでもないし、あればあったで使うかもしれないということで注文です。
測定できる温度は、マイナス50度から240度までと、必要十分な計測範囲。とうぜん防滴仕様なので、お湯や油などの液体の温度を測るのに適しています。
機能としては非常に単純なので、正確でさえあれば、それ以上に求めることはないと思っていたのですが、なかなかどうして、さすがは計測機器のトップメーカー。
細かいところがすごくよくできていました。
使わないときは、そのままキャップになるパーツがついているので、子供が目をついてしまうなどの事故が起きないよう配慮されています。
それだけだと、「まぁ、そうだろうな」くらいなものなのですが、本体部分の上部には、ちょうど丸い穴があいていまして、このキャップを差し込めるようになっています。
キャップのお尻の部分は、少しだけ大きめに作られているので、スルッと抜け落ちてしまうことがなく、途中で引っかかってくれます。
そのため、測りたいものの真上に手を差し出さずに済むようになっています。
このため、熱い蒸気を放つお湯や、ピチピチとハネる油から少し離れて温度を測ることができるので、火傷などの事故も起きにくいというわけです。
単なる温度計で、これ以上進化させようがないだろうと思われることでも、細かい工夫がほどこされているのが日本製品の素晴らしいところですが、今回のこのタニタの温度計でも、同じように感じました。
1000円前後という価格が手頃なのか、高いと感じるのかは人それぞれだと思いますが、料理を頻繁にされる方には必携のアイテムだろうと思いますので、おすすめですよ。