入浴剤といえば、昔ながらの定番入浴剤のバスクリンや、炭酸ガスで有名な薬用バブなどがありますが、今回購入してみたのは、ハーブが配合されたクナイプという入浴剤。
クナイプというメーカーは、1891年にドイツで創業されました。
セバスチャン・クナイプという自然療法の専門家が、自らの病である結核の療養として、ドナウ川で短時間の入水をかさねて克服したことから、健康を促進する水と、植物の力に着目して創業にいたったようです。
ホームページを見ても、入浴剤メーカーなのに規則正しい生活習慣を提唱するなど、ほかの入浴剤メーカーとは一線を画する感じです。
さて、そんなクナイプがシリーズラインナップとして持っているのが、この入浴剤シリーズ。
バスソルトという名称で、幅広い年代に愛用されているといいます。
日本では1985年から発売されていますが、ドイツで製造されているものの、日本向けに開発をされたものなのだとか。
特徴的なオシャレな外観のため、ドラッグストアなどでもよく見かけますが、850gで2500円程度と、一般的な入浴剤よりもかなり高級な部類です。
今回は、長らく続いていた咳を和らげたいのと、就寝中のリラックス効果を期待して、奮発してみることに。
ハーブやアロマの世界でも、それぞれの薬草にはそれぞれの効能があるとされいますが、今回はリラックス効果が高いとされている、ラベンダーを購入してみました。
開封すると、とてもさわやかな香りで、濃い感じがします。
マンションなどのユニットバスは、200リットル程度の湯船ですが、ふたに約1/4程度入れるとよいと書いてあるので、ざっと投げ入れてみます。
ラベンダーの濃い香りが浴室中に一気に広がり、まるでアロマをいっぱいにたいた部屋のように感じます。
入浴剤は、粉ではなくザラメ状になっていて、じわじわと溶けていきますが、少し硬めなので、溶けきる前に体重をかけるとかなり痛いので、十分にかき混ぜた方がいいでしょう。
また、お湯がそっぱいことも特徴。
さすが「バスソルト」だけあります。
浴室の扉を開けると、その香りがほかの部屋にも行き渡るほどの強さを持っているので、部屋全体にほんのりと香りが充満してとてもリラックスできます。
さすが、ほかの入浴剤より5倍くらい値段が高いだけはあるなと思いましたが、たまにはこうしたちょっとした贅沢も、いいもんですね。
で、クナイプの効果ですが、確かに安眠効果は高そうです。入浴しているわけで、そのほんわりとした香りがそのまま体に残り、布団のなかでもほのかに香ってとても穏やかな気持ちになれます。
このほか、クナイプのバスソルトには、安眠効果に特化した『クナイプ グーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香り 』というものもありますが、ラベンダーの方が香り的には穏やかかもしれません。
好みの問題もあると思いますが、ラベンダーはなかなかの当たりでした。