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プリウスを廃車にすることになった経緯
トヨタのプリウスを廃車にすることになってしまいました。
買い取ってもらったレビューは見かけても、廃車にしてもらったレビューは少ないかも知れません。
わたしは安い車を買っては数年で乗りつぶすという感じなので、これまで15回も車買取や廃車引き取りサービスを使っています。
でも、廃車サービスを利用したのは、この初代プリウスのときが初めてでした。
参考になるかわかりませんが、ちょっと経緯を書いてみたいと思います。
そこで、動かなくなった車や、故障している車を処分したいと考えている読者さんの参考になればうれしいです。
高速道路でエンジンクラッシュ。必死で走った60キロ
今回廃車にしたプリウスは、走行距離が14万キロを超えていた初代プリウスなんです。
二代目以降のプリウスは、3ナンバーで横幅も全長も大きめのサイズになっていますが、初代プリウスはまるでカローラのような小さなボディでした。
1997年に発売された初代プリウスは前期と後期に分けられ、バンパーの色が黒いのが初代前期型、バンパーの色がカラーになったのが初代後期型です。
その後、2005年に2代目プリウスがリリースされたあとは、おなじみのプリウスということになるのですが、初代プリウスが発売された当時はハイブリッドカー自体が世の中に存在していなかったため、かなりイロモノ扱いされていました。
そんな初代プリウスを廃車にしなけれなならなかった理由は、突然のクラッシュによるものでした。
といっても、どこかにぶつけたわけではないんです。
走行中に突然エンジンがクラッシュして、走行不可能になってしまったからなんです。
クラッシュの瞬間はもう本当に恐怖でした。
高速道路を100キロ前後で走行していると、突然バーンという破裂音とともにノッキングを繰り返す状態になってしまいました。
プリウスユーザーならおなじみの「亀マーク」が出ている様子はなく、トラブルを知らせる警告灯の類も点灯していません。
それにもかかわらず、エンジンルームのあたりからはガラガラと嫌な音を立てている状態。
最初はパンクでもしたのかと思いましたが、アクセルを踏み込んでも50キロくらいしか出ず、かとおもえば急激に80キロにまで急加速するなど、ガソリン車では起こり得ないような恐ろしい現象。
こうした壊れ方は、機械的というより電子的で、いかにもコンピュータがおかしくなったという壊れ方なのですが、アクセルをちょっとでも踏めばガクンガクンと急加速し、アクセルを離せばいきなり時速30キロ程度まで落ちてしまうという危険このうえない状況で、運転中はほとんどパニックな状態。
普通のガソリン車なら、アクセルさえ踏むのを止めれば加速はしないものでしょうけれど、電子制御されているプリウスはアクセスがスイッチみたいなものなので、常識的な挙動にならず、何をどうすれば何が起きるか、まったく予想できなかったのです。
乗車していたのは運転手を含む大人3人に子供2人の合計5人でしたので、重量オーバーしているわけでもなく、かといってガス欠でもなく、パンクしている様子もありません。
ハンドルやブレーキこそ正常に動くものの、加速や減速がまったくいうことを聞かず、加速しすぎて前の車に追突しそうになったり、スピードが落ちすぎて追突されそうになったりで、車内は悲鳴と鳴き声で恐怖のどん底。
しかし、路肩の幅員がほとんどない高速道路でしたから、途中で停車するわけにもいかず、かといって停車するともう動かなくなってしまうかもしれないという恐怖から、そこから汗だくで、文字通り死を覚悟して60キロほど走行し、なんとかなじみのある高速出口まで到達。
深夜だったこともあり、車通りの少ないエリアの信号で、いったんエンジンを止めてみたのが最後。
キーを回してもうんともすんとも言わない状態になってしまいました。
プリウスってのは電気自動車なわけでして、エンジンをかけたときの様子が明らかにガソリン車とは違うのです。
まるで、パソコンのスイッチを入れるかのような起ちあがり方でして、パワーオンになってはじめて動作するといった感じなのですが、キーを回しても何の反応もありません。
信号の手前でエンジンを切ったため、とりあえずは路肩に寄せなきゃならないということで、車から降りて押すのですが、これまたガソリン車と違ってギアが特殊なのか、やたらと重いのです。
ガラガラと何か引っかかる異音をあげながら、なんとか路肩に移動させたものの、もうどうすることもできません。
当時はJAFに加入していなかったので、とりあえずに自動車保険に電話。
すると、レッカー車を配車するとのことで1時間ほど待ちました。
※JAFがどれだけ頼りになるかは、この記事でも紹介しています。
これ、普通のガソリン車じゃ絶対にあり得ない壊れ方です。
高速走行中のエンジンクラッシュはまったくの想定外で、下手したら死んでいたかもしれないほどの恐怖でしたが、、エンジンを停止させたことで車が完全に死んだのが実家から5キロほどの場所だったのが、不幸中の幸いでした。
もし高速の路肩でエンジンを切っていたら、自宅にも実家にも100キロ以上離れた場所でレッカーしなければならなかったわけで、いくら費用がかかっていたか分かりません。
いや、追突されて死んでいたかもしれないです。
ハイブリッドカーならではのリスクをまざまざと思い知らされた瞬間でした。
そんなわけで、レッカー車に引かれながら、ようやく実家に車を停車できたはいいものの、もう完全に動かなくなってしまったため、乗って帰ることはできません。
おまけにお盆だったので、ディーラーも修理工場も休み。
かといって、ハイブリッドカーは特殊な車両なので、その辺の整備工場じゃ歯が立ちません。
ネットで調べてみると、この壊れ方は完全にエンジンがやられているので、少なく見積もって30万円以上かかる修理になりそう・・・。
どうするか思案したものの、仕事なので帰らなきゃなりません。
ということで、車は実家に置きっぱなしにして、ひとまず電車で帰ることになったのですが、こうなるともう実家で廃車にするしかないなと考えたわけです。
でも、いくら実家とはいえ、自宅から200キロ近く離れた遠隔地で廃車にするなんてことはスムーズにできるんだろうか?
ガリバーの廃車引き取りサービスが本当に助かった
もう廃車にするしかないと考えたわたしは、ひとまず以前に車買取で利用したことのあるガリバーに連絡しました。
「実家に帰る途中でプリウスがクラッシュして不動車になってしまった。」
「実家に車を置いてきたので、引き取り場所が今住んでいる場所から150キロほど離れているが、廃車の手配をしてもらうことは可能なのか?」
事情を話してガリバーにお願いすることにしたのですが、遠隔地での廃車にもかかわらず、ずいぶんと手際よくやってくれて、本当に助かりました。
ここではさらっと書いていますが、実際にはけっこう大変でした。
でも、もしも全国規模のガリバーじゃなかったら、こんなにスムーズに事後処理ができなかったと思います。
全国ネットの大手の威力を垣間見たような気持でした。
本当にガリバーさんには大感謝です。
壊れて動かなくなったプリウスを実家においたまま、翌日には電車で自宅にとんぼ返り。
地元のガリバーで廃車を申し込んで、土日に取りに来てもらうことにして、その日に合わせてまた電車で帰省。
引き取り当日は、大型のレッカー車にのったドライバーが車を引き取りに来てくれまして、そのままレッカーに載せられてサヨナラ。
不動車だったので、なすすべもなく引き取られていきましたが、あれがプリウスをみた最後の日でした(涙)
写真くらい撮っておけばよかったなぁとちょっと後悔していますが、登録抹消も間違いなくスムーズにしてもらえましたし、すべての費用が無料で、半年分程度とは言え、自賠責保険の支払金額がいくらか戻ってきました。
これらの手続きも本当にスムーズで、極力こちらの手を煩わせないように手配をしてくれて、非常に簡単に済ませることができました。
今回は特殊なケースでしたが、通常、車を売る時や廃車にするときって、何に気をつけなきゃならないかといえば、その処理が即座に行われるかどうかなのです。
というのは、いい加減な買取店で売ってしまった場合、ものすごく面倒くさいトラブルに巻き込まれることがあるのです。
売買契約や廃車手続きが終わって手元に車はないのに(=所有者は自分でなくなっているのに)、その抹消手続きをなかなかやらず、書類上はまだ自分が所有者のままというケースが多いのです。
この状態で事故を起こしたり、駐車禁止を取られると、前の所有者である自分が警察に呼び出されるなんてことが実際にあるのです。
「いやいや、そんなことありえないだろう?」
って思いますよね。
じつはこれがけっこうあるんですよ。
たまに「見るからにいい加減そうな車屋」ってありますよね。
そういう店って、こうした手続きが本当にイイかげんで、手数料をちょっとでも浮かせたいばかりに、引き取った車が売れるまで名義を変えなかったり・・・なんてことがザラにあるんですよ。
でも、さすがは業界最大手の買取会社は違います。
その辺りの事務処理の確実さや速さはパーフェクト。
タダでいいから引き取ってくれさえすれば御の字だとkんが得ていたのに、自賠責保険の費用も返金されて本当に良かったです。
もう何度も世話になっているガリバーですが、車を売る時だけでなく、廃車にするときも本当に頼りになる会社でした。
初代プリウスといえども燃費は恐ろしくよかったので残念だったのですが、もうしばらくは、ハイブリッドカーは遠慮しておこうと思います(苦笑)
最後の最後に地獄を見せてくれましたが、それでもプリウスは本当にいい車でした。
その燃費の良さで、いろいろな所に連れて行ってくれ、たくさんの思い出の詰まったいい車でした。
高速でクラッシュしたのは不幸でしたが、なんとか実家近くの高速出口まで動いてくれたのは、最後の力を振り絞ってのことだったのかもしれないです。
せてめ最後に写真を撮ろうかと思っていたのですが、まぁそんな心の余裕もあるわけはなく、本当にあわただしい1週間でした・・・。
そんなわけで、プリウスの廃車は無事に終わったのですが、動かなくなった車でも買い取ってくれるサービスがあるということは、知っておいた方がいいかもしれません。
動かない車を処分したいとき
すでに動かない状態の車のことを不動車(ふどうしゃ)といいますが、長年放置して錆びだらけになってしまった車などを処分したいときは、廃車の買取専門サービスが便利です。
わたしが住んでいるここら辺は結構な田舎なので、一軒家の庭(というより畑)に、ものすごく古い車が放置されたままになっているのをよく見かけます。
おそらく、車を運転できる旦那さんが亡くなって、そのまま車が放置されたままになってしまっているのかなぁと思いますが、エンジンもかからないでしょうし、タイヤすらもなくなっているので、完全に不動車です。
そこまでひどい状態ではないにしても、
「もう使わないけど、動かせないので売るに売れない」
「免許を持っている家族がいない」
「処分するに処分できない」
などの車で困っている場合は、廃車の引き取りサービスが頼りになります。
たとえばわたしの場合も、実家に車があるのですが、親父も運転を引退してから車に乗らないし、バッテリーも上がっていてエンジンもかからないし、タイヤも空気がありません。
おまけに、わたし以外に運転できる人間がいないので、処分するにもできなくって困っていたんですが、そこで利用したのが廃車の引き取りサービスでした。
そもそも、なんでこういうサービスが成り立つのか不思議だったのですが、パーツ単位での再利用や、単純に鉄(資源)として再利用することができるため、廃車の買い取り業者にしてみれば十分に価値があるのだそうです。
もちろん、正常に動く車としての価値に比べればその価値は低いものですが、自分で処分費用を払って廃車手続きをするくらいなら、買い取ってもらえる方がはるかに楽です。それに、登録の抹消手続きも無料でやってくれますので、そういった各種手続きにも本来費用や時間や手間がかかることを思えば、廃車の引き取りサービスは非常にありがたい存在です。
動かない車の場合は、レッカー車で引取りにきてくれます。費用は無料ですし、諸手続きも全て無料。追加費用は一切ないので、まちがっても、こちらがお金を出すということにはなりません。
もし長年放置したままの動かない車があったり、事故で動かなくなってしまって年月が経ってしまった車がある場合は、不動車の買い取りサービスや引き取りサービスを使うといいと思います。
おすすめは、車買取の一括査定サービスで有名なナビクルと同じエイチームが運営している廃車買取.comというサービスです。
事前のネット査定、査定予約すべき理由
いざ車を売るとなった場合はもちろん、今の車がだいたいどのくらいで売れるものなのかを知りたいという場合、査定をしてもらうことになります。
その際、事前の予約なく、直接お店(たとえばガリバーなど)に持ち込んでもいいのですが、現在の日本では毎日3万台以上の車が売却されている事実があります。
おまけに、わたしのようなサラリーマンは、土日祝日しかお店に行けませんから、土日祝日にアポなしで車の査定をしてもらうとなると、3時間くらいは待つ覚悟が必要です。
そこでおすすめしたいのが、あらかじめネットで査定、または査定予約をしておくことです。
お店に来店する前に個人情報を差し出してしまうことに躊躇する人も多いと思いますし、わたしもそうでした。
でも、お店に行って査定をしてもらおうとしても、車検証は見せることになりますし、住所や名前などは書かされます。それすらいやだという人は概算査定すらしてもらえませんから、買い取り金額を知るまでのどこかのタイミングで、自分の個人情報は明かすことになります。
よって、お店で何時間も待つのが嫌だという場合はもちろん、そろそろ売りたいなと思っている人、車検が近くて売ろうか車検を通そうか迷っている人、今は売るつもりは全然ないけれど買取価格だけは知りたい人などは、とりあえずネットで査定もしくはネット予約だけでもをしておくとよいと思います。
これまで15台の車を売却、廃車にしてきた経験から、車の買い取りは絶対に事前にネット査定(ネット予約)をしておいたほうが楽です。ノーアポで店頭に持ち込むより、はるかに簡単でスピーディに査定金額がわかります。
わたしの場合はガリバーをよく使っていますが、早めに「最高値」を知りたいという場合は、一括査定サイトを使うと便利です。
一括査定サイトにも色々とありますが、わたし個人としてはガリバーなどの大手買取店が加盟している「ナビクル」というサービスがおすすめです。
一括査定サービスとは、車種や年式などの情報を入力すると、様々な車買い取り店から即座に買い取り金額を提示してくれるサービスです。
車買取店からしてみれば、ライバル他店よりも高く買い取り金額を提示しなければお客さんから車を売ってもらえないので、その店が提示できるギリギリの高値を提示してくれます。いわば、逆オークションのような感じです。
一括査定サービスもピンキリで、なかには強引でしつこい営業をしてくる車買取店が加盟している一括査定サービスもあるんですが、「ナビクル」はる大手(つまり信用できる会社)しか加盟していないので安心できます。
具体的には、ガリバー、ハナテン、TAXなどの、テレビCMや雑誌広告などでおなじみの大手・有名どころしか加入していませんので、聞いたこともないような会社からのしつこい営業がありません。
東証一部に上場している「エイチーム」という会社が運営しているので、あやしげな買い取り会社が混じっていないのが最大の特徴です。
おまけに、かんたんな情報入力を行うだけで、即座に買い取り相場が表示されるので、「だいたいいくらくらいになるのかな?」という興味本位だとしても、十分に頼りになります。
毎日3万台近くの車が売却されているということは先にお話ししたとおりですが、査定だけに限れば、月間に10万~15万件、年間でいえば120万~180万件もの査定が行われています。
ネットでの査定だけでこれだけの件数の査定が行われていますので、もはやネットで査定を申し込むのは当たり前の時代になっていることを感じます。
お店にわざわざ行かなくとも、手元で買い取り金額を知ることができるのは本当に便利なので、使わない手はありません。
仮にお店に行く場合でも、ネットで査定だけしておくと、「これくらいで買ってくれるっていう提案が来ているけど、おたくの店ではいくらにしてくれますか?」という交渉も楽にできますので、余計な心理合戦がいらなくなり、精神衛生上、かなり気持ちが楽になります。
ちなみに、わたしが10万キロオーバーの車を売却したときの様子はこちらの記事にまとめていますので、参考になれば幸いです。