大人気のネットワークカメラ、スマカメ CS-QR10 を買ってみた

Planexから発売されているスマカメを買ってみました。

スマカメ

このスマカメは、いわゆる「ネットワークカメラ」という類の製品。

インターネット回線を使って、遠隔地の様子をリアルタイムでみることのできる監視カメラのようなものです。

遠く離れた実家の様子をみる方法がないかと探していたのですが、以前に試した「ルーターのUSB端子にWEBカメラを取り付けるタイプ」はうまく動作しなかったことと、接続トラブルがあった際に、ネットワークに詳しい人間でないと再設定が難しいということから、使用を断念していました。

そんななか見つけたのが、このスマカメ。

ペットを飼っている人が日中の様子をみるためや、防犯用途に非常に売れているといいます。

アマゾンでも大量のレビューがあり、いずれも「かんたんに接続できた」「めちゃ便利」などの高評価だったので、買ってみることにしました。

このスマカメには、通常版のCS-QR10と、カメラの周囲に赤外線ライトを内蔵しているCS-QR20の2種類があります。

機能的な違いは、ナイトビジョン(暗視カメラ機能)の有無だけですが、とくにCS-QR20は品薄状態が続くほど爆発的に売れており、アマゾンでも常に入荷待ちの状態。

月に2回ほど入荷するようですが、発売と同時に売り切れてしまうので、予約しておかないと買えないほどの人気っぷりです。(2015年の夏現在)

価格差が3000円ほどなので、どうせならとCS-QR20を購入されるケースも多いようですね。

真っ暗な駐車場などでも効果を発揮してくれるということで、わたしもCS-QR20を購入すべきか迷いましたが、明るい室内でしか使わないだろうと思い直し、すぐに入手できるCS-QR10を購入したというわけです。

CS-QR10の値段は、アマゾンの実売価格で7300円ほど。

フルHD画質のWEBカメラが1000円チョイで買えることを考えると、スマカメは割高な感じもしますが、実際に使ってみるとその使いやすさと便利さに、値段への不満は吹っ飛んでしまいました。

なにより、ネットワークに接続しておくだけで、すぐに使い始めることができるという点が素晴らしいです。実際、箱を開けてセットアップしてスマホから映像を確認するまでにかかった時間は5分程度。

ネットワークカメラにありがちな「面倒くさい」「設定に時間がかかる」「なんだかんだトラブルで使えない」という経験をした人間にとっては、この簡単さは驚愕でした。

さっそく届いたのが、これ。

コンパクトに収納されております。

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入っているものは、スマカメ本体と、ACアダプタと、自立用スタンドと、説明書が1枚。

自立用スタンドは、壁かけ設置もできるように、取付用のねじも入っています。

本体はこのくらいのサイズ。手のひらサイズといったところでしょうか。

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自立用スタンドと取付用の金具類はこれ。

スマカメの取付金具

支柱をスマカメ本体にねじ込み、台座をとりつけるだけなので、ものの1分で組み立て完了です。

スマカメの組み立て後

無線LAN接続と有線LAN接続の両方が使えますが、今回はルーターの近くに設置する予定なので、有線LAN接続で使ってみます。

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なんと、これだけで設置作業は完了!

無線LAN経由で接続する場合でも、WPS機能がありますので、一発で接続することができます。

あとは、閲覧側の設定だけですが、これまたかんたん。

アンドロイドやアイフォンなどのスマートフォンから利用する場合は、スマカメというアプリをダウンロードしてインストールするだけ。

本体の裏側に、カメラ固有の番号が記載されていますので、この番号を直接入力するか、右の印刷されているQRコードを撮影するだけで、準備完了。

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パスワードは、初期設定で4ケタのものが印刷されていますが、後から変更しておくことができますのでセキュリティもばっちりです。

さて、実際の映像がこんな感じ。

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本体の設定は、アプリ上からすべて行うことができます。

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一回設定してしまえば、映像はアンドロイドからでも、アイフォンからでも、WindowsPCからでも見ることができます。

画質も十分で、アンドロイドやアイフォンのアプリからカメラを見たり写真を撮ったりするだけでなく、Windowsパソコンのアプリケーションを使えば、遠隔地の映像をローカル上に録画できる機能も、ものすごく便利です。

無線LANに対応しているので、コンセントさえ確保できればどこでも設置が可能ですが、有線LANにも対応しているので、ルーターの近くに設置する場合は有線LAN経由で接続すると、上記のようにさらにかんたんにセットアップが完了してしまいます。

私の場合はフレッツ光回線にこのスマカメを有線接続していますが、安定性も抜群で、接続エラーなどはまったくおきません。

複数台設置する場合は、アプリにカメラを追加登録していけばOKというかんたんさ。

これだけの機能が7000円チョイで得られるのは正直驚きです。

ひとつ不満を言えば、録画した映像に音声が入らないこと。

リアルタイムなら音声を聞くことができるのですが、録画した映像には音声は入らないんですよね。

商品説明に動画を保存できると書いてあるので、でっきり音声も録音されるものと思っていたのですが、保存した映像を再生してみると、音声が入っていないのです。
足所は設定ミスかと思ったのですが、そういう仕様らしいです。

リアルタイムだと普通に問題なく音声が聞こえるので、技術的にはまったく問題ないことだと思いますし、映像に比べれば音声のほうがはるかにデータ容量も小さくて済むはずなのですが、もともとが監視カメラ的な意味合いの商品なので、録画する映像に音声は必要ないという判断がされたのかもしれません。

このあたりはハードウェア側ではなく、ソフトウェア側の問題だと思いますので、今後のアップデートで音声も録音できるようにバージョンアップできることを期待するほかありません。

ただ、それを加味したとしても十分すぎるほどの商品クオリティで、ものすごく便利で重宝しています。

WEBカメラを監視カメラ代わりに使うこともできますが、それだとパソコンが起動していないといけませんよね。
でも、このスマカメは単体で動作するので、インターネットにつながっているネットワークさえあればOKという点がものすごく使い勝手が良いです。

たとえば、OSのインストールって結構時間がかかるものですが、チョイとカメラを動かしてインストール中のディスプレイを映すようにしておけば、インストールの状況が出先からさっと確認できて時間が無駄になりません。

使い方は人それぞれだと思いますが、離れた場所の状態をどこからでも映像として見ることができるのは、めちゃめちゃ便利です。

一家に一台あっても損はない製品だと思いますので、防犯目的だけでなく、ペットを飼っているお宅などには、とってもおススメですよ。

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