ZOOM Q3HD HANDY VIDEO RECORDERがナイスな件について

ZOOMというメーカーが発売するICレコーダーがあります。
「ZOOM Q3HD HANDY VIDEO RECORDER」

パナソニックやサンヨーのICレコーダーは、ビジネス用途や家電製品として売られていますが、ZOOMやエディロールをはじめとする楽器寄りなアイテムは、フィールドレコーダーという名称で区分けされていることが多いです。

そうした民生用のレコーダーとほとんど変わらない価格で超高音質の録音ができる点がそそりますね。

ZOOM Q3HD Handy Video Recorder

ZOOMといえば、楽器や音楽をやっている人にはお馴染みのメーカーのひとつですが、昔からユニークなエフェクターやレコーディンググッズを低価格で販売しているメーカーのひとつで、PCメーカーでいえばグリーンハウスのような位置づけかもしれません。

メーカーの発表スペックによると、

ZOOM Hシリーズのオーディオ・テクノロジーを惜しみなく投入。その場の臨場感をまる録りする、高画質&高音質のハンディ・ビデオ・レコーダー
その場の臨場感をまる録りする、高画質&高音質のハンディ・ビデオ・レコーダー。
毎日持ち歩けるハンディサイズ。
いつでもどこでもムービー撮影。 撮った動画はUSBでPCに転送。
専用ソフトでらくらくエディット。 動画サイトへ簡単アップロード。
大画面テレビでも視聴可能。

とありますが、簡単にいうと、高音質の録音と、ハイビジョン画質での撮影ができるハンディレコーダーです。

ビジネスマンの間でもICレコーダーは同じものアイテムとなりましたが、家電メーカーが販売しているレコーダーは、会議や打ち合わせを録音する目的で使う人が多いので、音質よりも使い勝手が優先されていることが多いようです。

そこで、家電メーカーが発売しているレコーダーよりも、楽器メーカーが出しているメーカーのレコーダーを好んで使っていまして、エディロールのHR-09シリーズなどを使っていましたが、今回のZOOMのQ3HDはなかなか魅力的なアイテムです。

実売価格も25000円前後と、機能の割にずいぶんお値打ちな価格設定なこともZOOMらしくてナイスです。

週刊アスキーの記事によると、その高音質さゆえに周りのノイズも詳細に拾いやすい傾向があるようですが、外部入力のマイクなどを使うのも手ですね。

なんといっても魅力は、1920×1080のフルHD動画ができることですが、メーカー発表のスペックを見てもなかなかそそる内容です。

動画の臨場感を高める立体的なステレオサウンド。
大音量のロックコンサートでも音割れせずに収録できる、XYステレオ方式の指向性コンデンサマイクを搭載。左右の収音ポイントを同一軸上に揃えることで、音源との距離差によって生じるタイムラグを解消。左右の広がりだけでなく、前後の奥行き感まで忠実に再現する、立体的なステレオサウンドを収録できます。

1920×1080のフルHD動画。
動画の記録には、パソコン上のQuickTimeプレイヤーで再生できる「MPEG-4 AVC/H.264」フォーマットを採用。大画面テレビでも高精細な映像を楽しめる、1920×1080ピクセルのフルHD動画を撮影できます。少し長めに撮れるHD画質、日常撮りに適したスタンダード画質も選択可能です。

内蔵USBケーブルで楽々転送。
USBケーブルを本体に内蔵し、Q3HDとパソコンをダイレクトに接続できます。大容量の動画ファイルを高速かつスムーズに転送できる、USB2.0 Hi-Speed規格に対応しています。

音声マスタリングが行えるソフト「HANDY SHARE」
動画ファイルの管理、編集、SNSへのアップロードが簡単に行える、専用ソフトウェア『HandyShare』を付属。YouTubeやVimeo等の動画投稿サイトを利用すれば、自分の演奏や日常のちょっとしたステキなできごとを、世界中のみんなとインターネットで手軽にシェアできます。さらに、動画の音声を作品レベルに仕上げるエフェクト機能を搭載。音量を均一に整えるノーマライズ、楽器や声の響きをリッチにするリバーブ、音圧を稼いで演奏の迫力をプラスするマスタリング処理等が、プリセットを選ぶだけで誰でも簡単に行えます。

24bit/96kHzのリニアPCMサウンド
XYマイクが捉えた高品位なサウンドを余すことなく記録できる、リニアPCM録音に対応。1080pのフルHD画質で、24bit/96kHzのハイクオリティ・サウンドを収録できます。入力レベルは「Low」と「High」に切り替えられるほか、自動でレベル調整する「Auto」も利用可能。音割れや歪みのない、クリアなサウンドが得られます。

ボタン一つでRECスタート
電源を入れたら、わずか2秒でスタンバイOK。RECボタンを押すだけで、すぐに撮影をスタートできます。ポケットに入れて持ち運べるスリムボディで、フルHD動画をカジュアルに撮影できます。

大画面テレビでフルHD動画を楽しもう
映像と音声を、ケーブル一本でデジタル出力できるミニHDMI端子を搭載。Q3HDとテレビをHDMIケーブル(別売)で接続すれば、高精細な映像と迫力の高音質を、大画面テレビで楽しむことができます。

シーンセレクト機能
状況に応じた最適な設定で撮影できる、シーンセレクト機能を搭載。明るさや色味を自動調節する『オート』、強い照明で画面が白くなるのを抑える『コンサート・ライティング』、暗所でも明るく撮影できる『ナイト』モードを利用できます。

デジタル4倍のズーム機能
遠くの風景や人物にクローズアップして撮影できる、デジタル4倍のズーム機能を搭載。ちょっと離れた場所からでも、メインの被写体をしっかりと捉えることができます。

ローカット・フィルタ機能
低域をカットして空調ノイズ等の雑音を抑えるローカット・フィルタ機能を搭載。風や息による吹かれを防止するウィンドスクリーン(別売)を装着すれば、屋外での撮影においてもクリアな音声を収録できます。

撮ったその場で、カンタン動画編集
Q3HD本体で、動画のトリミングや分割編集が行えます。パソコンが無くても、必要なシーンだけを切り出しておくことができます。SDカード上の不要なデータを削除することで、残り録画時間を延ばすことも可能です。

iPod/iPhoneで動画を持ち出そう
Q3HDの動画ファイルは、iTunes経由でビデオ対応のiPodやiPhoneに転送可能(※)。お気に入りの動画を持ち歩いて、いつでも好きなときに見ることができます。

年末に発売されるようですが、すでに予約が好評のようなので、これからICレコーダーを購入される方には注目の一台となりそうです。





Q3HD SPECIFICATIONS
記録メディア SD/SDHCカード(最大32GB) ※class4以上を推奨
撮像素子 1/3.2インチ 5M pixels CMOSセンサ
レンズ 固定焦点(1.0m ~ ∞)、F2.8
動画フォーマット MPEG-4 AVC / H.264(MOV)
動画解像度 HD1080p 30fps、HD720p 60fps、HD720p 30fps、WVGA 60fps、WVGA 30fps
音声フォーマット PCM(量子化ビット数:16/24bit、サンプリング周波数:44. 1/48/96kHz)
AAC(ビットレート:64~320kbps、サンプリング周波数:48kHz)
音声機能 ローカット・フィルタ、オートRECレベル
映像機能 デジタル4倍ズーム、シーンセレクト、ディバイド、トリム
ディスプレイ 2.4インチ フルカラー液晶(QVGA)
内蔵マイク 単一指向性、120° XYステレオ方式 
最大入力音圧レベル:130dB SPL
内蔵スピーカー 400mW 8Ω、モノラル出力
入力端子 LINE IN(ステレオミニジャック)
出力端子 Mini-HDMI(Type C )
出力端子 TV OUT(NTSC / PAL対応)
LINE / PHONES OUT(ステレオミニジャック)
USB USB2.0 High Speed対応、マスストレージクラス動作
電源 単3電池(アルカリ/ニッケル水素)
ACアダプタ(AD-14): DC5V/1A/センタープラス
電池寿命 2時間(動画撮影モード)、4時間(音声録音モード)
外形寸法 51(W)X132.9(D)X23(H)mm
重量 105g(電池含まず)
付属品 2GB SDカード、単3アルカリ電池X2本(試供品)
付属ソフトウェア"HandyShare"動作環境
Windows

Windows XP 32bit(SP2以降)
Windows Vista 32bit/64bit(SP1以降)
Windows 7 32bit/64bit
Intel Pentium4 1.4GHz / AMD Athlon 64 以上
512MB以上のRAM(1GB以上推奨)

Macintosh

Mac OS X 10.4.6 以降/10.5/10.6
Intel Core Duo 1.66GHz以上(Intel Mac専用)
512MB以上のRAM(1GB以上推奨)

※USB1.1/2.0対応ポート ※1024×600以上のモニタ解像度

島村楽器さんが公開している動画



Twitterでフォローしよう

おすすめの記事