顔のくすみ対策に効果があるとされる、北の快適工房の「二十年ほいっぷ」という洗顔フォームを使ってみました。
結果的に言うと、「ふだん何もやってない男のほうがすぐに実感できる」ということです。
くすみというと、いかにも黒ずんだ、すさんだ顔色を想像されるかもしれませんが、キメがそろっていない肌が原因なので、多くの人が当てはまるようです。
じつをいうと、オッサンのわたしがこのようなコスメ製品を自分で調べて購入したのではありません。
仕事柄、大阪(梅田)で製品発表会のような一大展示会が開催されていたため、コスメや美容アイテムなどの製品を見に行くために訪れていたのですが、たまたま北の快適工房さんのブースで呼び止められ、なんとなく興味がわいてきて話していたら、サンプル品を1つくれたのです。
サンプル品といっても、じっさいに売っている製品そのものなので、120グラム入りで1800円チョイ。
わたしの場合、洗顔は風呂で髭剃りを兼ねて行うものと決めているので、自分では絶対に買わないような価格帯の製品だったのですが、
「顔を普通に洗うだけで顔が明るくなるとか、ホンマかいな」
ということで、さっそく自宅に持ち帰って試してみることにしたのです。
ドラッグストアなどで買える男性用洗顔フォームに比べれば高めですが、ちょうど日焼けをしすぎたこともあって、顔が何となく黒ずんできたように感じていたため、これはちょうどいいなと。
この二十年ほいっぷは、一般的な石けんの製法で行われている「釜炊き製法」ではなく「釜練り製法」という方法でつくられているらしいです。
ブースで実演をされているときに、ものすごくきめ細やかでクリーミーな泡立ちになっていることに驚いたのですが、女性が気にするくすみ対策に対応した、くすみ専用として作られているそうです。
ちなみに二十年ほいっぷという名前は、つくるのに20年かかったので、二十年ほいっぷという名前になったらしいです。
もしかしたら、25年ほいっぽとか、32年ほいっぷとかになってたかもしれないってことですな。
ということで、さっそく使ってみたんですけれども、臭いはほとんどありません。
目次
二十年ほいっぷを泡立ててみた感じ
昔ながらの石けんの香りがほんのりするくらいで、ほぼ無臭だといえます。
が、この粘りっけのある泡立ちっぷりがすごいです。
きめ細かいというより、ひとつひとつの泡が細かすぎて吸着しあってクリーム状になっているというか、とにかく泡がなめらかなんです。
じっさい、こうして手に取って作ってみると分かりますが、泡だて器でホイップしてみると、いくらでもあわがモコモコでてくる感じです。
ボールで泡立ててみると、こんな感じ。
まず、手を洗ってみますが、中性洗剤のようなキュッキュした感じはぜんぜんなくって、肌に優しい感じ。いちおう、パッチテストのつもりで手を洗ってみましたが、うるおいもしっかし残しつつ、アブや汚れを落としてくれる感じです。
手の甲もあらってみると、洗ったところだけ、なんか白くなってます。
これはすごいですね。
毛深いんでちょっと分かりにくいかもしれないですが、手の甲のシワの間に入り込んだ黒ずみを落としているから、こんな風に白く見えるのかもしれないです。
二十年ほいっぷで顔を洗ってみた感じ
ということで、今度は洗顔。
これが洗う前の顔です。
日焼けしすぎたのもあるかもしれないですが、ちょっと赤黒いです。
夏場なので若干汗ばんでおり、脂も少し出ていますが、洗い始める前の顔として覚えておいていただくとして、さっそく二十年ホイップを泡立てます。
ちなみに、これはどんな洗顔フォームを使う場合でもそうですが、顔をゴシゴシあらうと、石鹸が毛穴に入ってしまうだけなので、あくまでも柔らかく、泡だけが肌に触れるような感じでそーっと洗います。
ようは、ごしごし洗って汚れをというとわけではなく、泡に汚れや皮脂を吸着させて汚れをそぎ取るって感じで洗うわけですね。
この二十年ホイップも同じく、あくまでも泡に汚れを吸着させることを意識しながら洗います。
ちなみにお笑いタレントの今田耕司さんが後輩芸人に「今田先輩は肌が弱いんで、ものすごくゆっくりやわらかく顔を洗っている」という暴露話をされていたのですが、あまりにふつうのことすぎてダダスベリしていたのを思い出してしまいました。
よい泡のつくり方
ところで、説明書には良い泡とダメな泡の見分け方が載っています。
良い泡は、泡のキメが細かく、てのひらにのせてひっくり返しても落ちなければ完璧な泡の完成とあり、ダメな泡は、泡のキメが粗く、弾力のない泡。このダメな泡だと、泡に汚れが吸着せず、肌にも刺激があるため、とにかく付属のネットを使って揉んで揉んでクリーミーな泡を作るように書いています。
で、この泡を顔全体に乗せて、指のはらではなく、手のひらで泡をクッションにしながら洗顔します。
できるかぎり肌に手が当たらないように気をつけましょうとありますので、とにかく泡だけが肌に触れている状態を保ちつつ、20~30秒ほど洗います。
これが洗っている最中の写真ですが、あんまり上手に洗えてませんね(苦笑)
ほんとうはもっと泡立てて、泡で顔を包み込むような感じにしないといけないってことですが、今回は写真を撮りながらなので、どうかご勘弁ください。
で、次はすすぎ。
すすぎは32℃くらいのぬるま湯がベストだとあります。
というのは、熱すぎるお湯だと、肌に必要な油分まで奪ってしまうからで、それが乾燥の原因になるため、お湯か水かわからないくらいの微妙なぬるま湯で洗うように書いてあります。
最後はタオルでふき取りますが、これもほかの洗顔フォーム同様に、ポンポンと叩きながら水分をとるとよいということです。
さて、じっさいに洗いあがった顔はどうでしょうか。
洗う前と比べて、ちょっと明るくなってませんか?
左側が明るくなっているのは照明のせいですが、右側もちょっと色合いがピンクっぽく、明るくなっていないでしょうか?
白くなるというより、まさに明るくなるという表現がピッタリなんじゃないかと思います。
いやぁ、洗顔一発目でこんなに違いが実感できるとは驚きでした。
長く続けないと効果が分からないものより、こうした即効性というか、即変化を実感でいるものは、続けやすいですね。
効果を感じられるまでの期間
健康食品やウエイトトレーニングなどと違って、この手の製品はすぐに実感できるのが楽しいですね。
実感のステップとしては、1日目で皮脂膜のくすみが取れるので、肌が明るくなることを実感できるとあります。
1週間で肌の潤いがアップしていて、キメが細かくなり、1か月をスゴ他頃には、角質層のくすみがとれて、肌のハリが出て、もっちりした感触になるとのことです。
たしかにこれは、1日目で明らかに顔の肌が明るくなったのが実感できたので、洗顔フォームの違いでここまで差が出るとは正直びっくりしました。
ここまで体感できると、売上実績日本一になるのもうなづけます。
顔が明るくなる理由
そもそもなんで顔が明るく見えるのかというと、汚れが残らずに表面がツルツルになるため、光を均等に反射するからだそうです。
汚れが残っていると、光が乱反射して暗く濁った感じに見えるからなんだそうで、それがくすんで見える原因なのだそうです。
たしかにこれも、たとえば車のボディでも、ワックスを塗りたてて、表面がツルツルしているボディの方が艶やかでピカピカに見えますよね。
肌が明るく見えるかどうかも、じっさいに汚れているからという理由もさることながら、汚れによって光の反射が少ないからだという理由もうなづけます。
一回使ってみるだけで充分に効果を感じられるので、肌のくすみや黒ずみを感じている人には、かなりおすすめできる洗顔フォームだと思います。
洗上がりもしっとりしていて、つっぱる感じがなく、とくに保湿クリームなどをつけずにいても、しばらくの間うるおいが感じられます。
この潤いの理由は、ホエイという成分が肌に水分を与えているかららしく、汚れをしっかり落とすからこそ光の反射率がよくなってくすみがなくなり、さらに肌ももちもちと潤うという、まさに一石3丁の優れた洗顔フォームという感じです。
ふだん、スキンケアらしきことをほとんどやっていないので、ちょっとでもやるとこんなに変わってくるんですね。
日中屋外に出ていて、日焼けする時間の長い男性にも、ちょうどいいかもしれません。
女性より洗顔や素肌ケアの回数が少ない男性は皮脂汚れで相当汚れているはずですから(苦笑)、だいぶん印象が変わると思います。
二十年ほいっぷで全身を洗ってみた結果
洗顔フォームで体を洗うという超贅沢なことをしてしまって良いものかと、ちょっともったいなく思いましたが、勢いでやってみました。
というのは、公式サイトの販売ページで、こんな表記を見つけたからです。
ようは、1本ではなく、同時に2本買わないか?という誘い文句なのですが、「全身・透明美肌になりたい方向け」という表記をあらためて見たことで、
「え、これで体を洗うっていう選択肢もアリなのか」
と思ってしまったのです。
たしかに意外と少ない量でかなり泡立つし、二十年ほいっぷはお風呂に置きっぱなしなので、洗顔はお風呂でしかしないし(朝に顔は洗いますが、石鹸を使わないので)、自分のような使い方だと、絶対に1ヶ月に1本は使い切らない。
ということで、ちょっと贅沢しちゃってもいいんじゃない?と思ったのがきっかけでした。
なんかこう、ミネラルウォーターでトイレの水を流すような、なんだかちょっと微妙に罪悪感のある使い方なのですが、意外と減らないし、せっかくなのでやってみようと思いました。
で、実際に洗ってみたのですが、これはけっこういいかもしれないです。
わたしはかなり毛深い方なので、しょうじき言って腕や足、太ももなどは、明るくなったかどうかはわかりません。
ところが、指の関節のシワの部分や、手や足の甲の部分、ヒザなど、肌の皮が伸びきっていない部分だと、明らかにきれいになっているんです。
たとえばこういうところです。
あとは、指の関節のところの節とか。
たとえば女性だと指先って気になったりすると思うんですが、年齢を感じさせる部分って、こういった節々だったりしますよね。
汚れているってわけではないと思うのですが、明るく見えるとたしかに若く見えるだろうなとは思いました。
そんなにしょっちゅうやることでもないのですが、週に1回くらいのペースくらいなら、二十年ほいっぷで全身を洗うのも悪くないかもしれないと思いました。
二十年ほいっぷのサンプルについて
二十年ほいっぷには、3gずつ小分けになったトラベル用ミニサイズがあります。
下の写真がそれです。
これは定期購入(決められた期間毎に自動的に送られてくる買い方)することでもらえるオマケなのですが、かつてはこのトラベル用ミニサイズを6個セットで100円で売っていたことがありました。
ただ、現在はかなり有名になってしまったからなのか、見かけなくなってしまいました。
ランキングサイトでも洗顔フォームのジャンルで常に上位にランクインしているので、いまさら新しいユーザーを捕まえなくても十分に売れているということなのかもしれませんが、100円モニター企画は終了してしまったようです。
じつはこの100円モニターは、ちょっとした因縁があって、購入時に「購入予約をすると、100円さえも無料になる」という仕掛けがあったのですが、100円を無料にしたいばかりに、うっかり予約購入を選んでしまって、「頼んでないのに製品が送られてきた」というクレームが増えたからなのか、あまり企画が長続きしなかったようです。
また再開される可能性もありますが、いまのところは無料サンプルやお試し企画みたいなものは存在しないという感じです。
製造・販売会社は、なにげに超優良企業
二十年ほいっぷのメーカーは「北の快適工房」という北海道の会社なのですが、正式名は「株式会社北の達人コーポレーション」といいます。
じつはかなり大きな会社で、東証一部(証券コード:2930)に上場している会社なのです。
もともとは食料品分野の会社なのですが、上場開始からじわじわと株価を上げ続け、ここ最近の終値は上場当初の倍近くの株価をつけているほど業績がよく、非常に手堅い商売をしている一流企業だったのです。
初めて二十年ほいっぷのことを知ったときは、まさか上場企業だとは思ってもいなかったので、後から知って驚いてしまいました。
二十年ほいっぷを使ってみた効果のまとめ
ということで、かなり汚れが落ちるというか、ふだんそんなに汚れていたのかと、ちょっとびっくりするような結果になりました。
とくに体については、あかすり用のナイロンタイルでけっこうしっかり洗っているつもりだったのですが、取れてないものは取れてないってことですよね。
顔だけに使うのであれば、なかなか減らないので一か月は余裕で持ちますし、市販の洗顔フォームと比べてもそこまで高価というわけでもないので、ちょっとでも若々しくいたいという男性諸君にもなかなかの逸品だと思います。
まとめますと、
・3分に1つ売れている
・モンドセレクションで5年連続金賞
・美容のプロが選ぶくすみ用アイテムナンバー1
・敏感肌でも使える低刺激性
・泡がはんぱなくモコモコ
・くすみが取れるので顔が明るくなる
・全身に使ってもOK(ちょっと贅沢)
・売ってる会社はじつは上場してる超一流企業
・値段だけちょっと高い
・でも、量が多いので意外と長持ちする(ぜったい一か月ではなくならない)
・まとめ買いすると安く買える
・定期購入だとさらに安く買える
・25日以内なら使い切った後でも返金してもらえる
ということで、思いのほかいい製品だったことをご報告しておきます。
二十年ほいっぷのお試しはある?
ちなみに、いまでも二十年ほいっぷのお試しやサンプルがあるかを問い合わせてみましたが、もともとそうしたサンプルの用意はないとのこと。
ただし、全額返金保証があるため、「本製品を使ってみて効果を実感できなかったら返品してもらえればOK」とのことでしたので、まずは手軽に1本だけ買ってみて試してみるといいと思います。
量もすごく多いので、1か月から2か月試してみてもいいですし、手ごろとはいえドラッグストアやコンビニで300円前後で購入できる洗顔フォームとはやはりモノが違うと感じることはできますので、「ちょっとだけいい洗顔フォームが欲しい」という場合でも重宝すると思います。