パソコン工房から29800円という衝撃的な価格でリリースされるや否や、あっという間に2万台を売り上げたあのレサンセ記念モデル「レサンセ NB P3534-SP」。
その後継機ともいえる激安ノートがリリースされました。
それが、Lesance(レサンセ) NB P3535-SP/Cです。
今回の機種も、前回のNB P3534-SPと同様に、カスタマイズの必要がない即納モデルとなっているので、またたく間に売り切れてしまうのではないかと予想されています。
記念モデルだった「Lesance(レサンセ) NB P3534-SP」の詳細なレビューはこちらに記載していますが、今回の機種も、重量や外観写真を見る限り、同一モデル。
パソコン工房のホームページ上でも、「人気のUNITCOMオリジナルノートPCがお客様の声にお答えして、再登場」とありますので、間違いないようです。
価格は34980円と、記念モデルよりも5000円アップしていますが、メモリが2GBではなく、4GBに増強されていますので、家族へのプレゼントや、初めてのPCとしては、むしろこちらの方が扱いやすいのではないかとも思えます。
というのは、せっかくWindows7の64bit版を使うなら、なるべく多めにメモリを積んでおきたいものだからです。
初心者が自分でメモリを購入して装着するのは、なかなか気が引けるもの。かといって、パソコン専門店に持ち込んで工賃を支払っていると、何のために安く買ったのか分からなくなります。
その点、若干値段はあがるものの、最初から4GBを装着している今回のモデルは、当面は増設の必要性を感じることがないと思えるメモリ容量なので、ハードウェア上の懸念が一切ない点が優れています。
しかも嬉しいことに、2GB×2枚という構成ではなく、4GB×1枚という構成なので、最初からついいているメモリを無駄にせずにメモリ追加ができるという点。
細かい点ですが、さすが自作機メーカー系と言わざるを得ない、絶妙なチョイスです。
NB P3534-SPのレビューの際もかなり絶賛しましたが、パソコン工房のノートPCの良い点は、とにかくコストパフォーマンスがよいことです。
繰り返しますが、価格が安いというだけではなく、コストパフォーマンスが非常にいいという点です。
▲写真は前回の記念モデル「NB P3534-SP」
ほぼ同時期に、ほぼ同一スペックのAcer製のノートPCを買って比較してみましたが、圧倒的にレサンセの方がキビキビ動く印象。
どちらもCPUはセレロンのB815、メモリ2GBなのですが、体感速度だけではなく、Windows7に搭載されているインデックスの値も、レサンセの方が高い数値を出していたので、組み込まれているドライバやパーツなどの相性が良いお結果をもたらしているのではないかと思われます。
プリインストールされているライティングソフトウェアも非常に使いやすく、初心者向けに最適化されている印象でした。
もちろん、メモリやハードディスクなどの交換作業も簡単。
交換したいパーツに該当する部分だけが別パーツで仕切られているので、ネジで数本はずすだけで簡単に内部の主要なパーツにアクセスすることができます。
そのほか、パソコン工房のPCが優れている点は、格安PCにありがちな「省略」がない点です。
通常、この手の格安ノートPCは、外部出力端子の類が省略されがちです。
しかし、パソコン工房から発売されているレサンセは、その点も抜かりがありません。
たとえば、レノボから発売されている格安のG570シリーズの飼いモデルは、価格こそ3万円を少し切る値段で買えますが、パソコンの画面をテレビや外部の液晶モニタに移すころのできるHDMI端子も、D-Sub端子も付いていません。
実をいうと、液晶画面が付いているノートパソコンといえども、外部への映像出力端子は付いていることに越したことがありません。
というのは、液晶の調子が悪くなたっとき、外部に画面を出力する手段がないと、データを救い出すことができなくなってしまうからです。
そもそも、ノートパソコン上に重要なデータはため込まないという習慣も大切ですが、ホビー用途で使っている場合や、パソコンにあまり詳しくない家族にプレゼントをする場合などでは、なかなかそうもいきません。
そんなとき、あくまでも緊急用途として外部に出力できる手段が残されていると、画面を見ながらデータの移動などができるため、大切なデータを失うことがありません。
めったに使うことがない機能かもしれませんが、この点は非常に大きいです。
▲HDMI端子もD-Subの出力も付いている。手抜きがなくて素晴らしい。
また、最近は大型の液晶テレビを持っている家庭も多いかと思いますが、パソコン上で見ているデジカメの写真や動画を、そのまま大きな画面で映し出すことができると、家族みんなで楽しむことができるため、感動もひとしおです。
こうした「かゆいところに手が届く」仕様になっているのも、パソコン工房ならではのこだわりだと思いますので、価格だけでパソコンを選ばず、コストパフォーマンスという観点から選んでいただけるといいと思います。
格安の機種とはいえ、さすがは自作PCメーカーとしてユーザーから厳しいチェックを受けているメーカーだけあります。
記念モデルの上位版の在庫がまだ残っていることと、発売されて間もないこともあってか、Lesance(レサンセ) NB P3535-SP/Cはまだ派手な宣伝活動が行われていない様子。
今なら即日入手できる環境にありますので、記念モデルを買い逃した方は、早めに注文しておいた方がよいだろうと思われます。
このPCよりも価格だけ見れば安いノートPCはあるかもしれません。しかし、トータルで見た場合、この価格帯でレサンセシリーズよりもコストパフォーマンスのよいノートPCは、まだ見たことがありません。
それだけ絶賛してもよい機種だと思います。
パソコン工房の激安ノートPCは以下のバナーからたどれますが、わかりにくい場所にあるので注意が必要です。
ホームページに移動したら、ノートパソコンのタブをクリックすると、「29,980円から選べる」というメニューが表示されます。
即納パソコンというタブから、即納パソコン特価セールとたどれば、ノートPCの格安モデルの在庫状況が表示されます。