グーグルの元社員がドロップアウトしてつくった新進気鋭のベンチャー企業であるAnker。
モバイルバッテリーや、急速充電器などで絶大な人気を誇るメーカーですが、今回はそんなAnkerがつくった、コンパクトなワイヤレスキーボードを買ってみました。
古くからのデスクトップ派なので、フルキーボードでなければ、どうしてもうまうタイピングができないわたし。
そんなわけで、ノートパソコンのキーボードが打ちづらくて仕方がなかったのです。
そのため、小型のモバイルPCを持ち出す際も、打ちなれたワイヤレスキーボードを持ち歩いていたのですが、フルキーボードだと横幅が大きく、荷物がかさばるのが難点でした。
おまけに、目立って仕方がない(苦笑)
というわけで、打ちやすさを重視るならワイヤレスのフルキーボードに軍配が上がりますが、使い慣れたキーボードはカチャカチャと打鍵音は大きく、おまけに鞄に入りきらないサイズでしたので、かなり不便に感じました。
そこで、小ぶりながらも打ちやすいキーボードがないかを色々と探していたのですが、そんなときに見かけたのが、このAnkerのキーボード。
実際に捜してみてわかったのですが、フルピッチのコンパクトキーボードって、意外と数が少ないようで、候補として挙がった機種もわずか3機種のみ。
ひとつは、エレコムから発売されているTK-FBP052BK。
ひとつは、ロジクールから発売されているmk240でした。
どちらも実売価格は2000円チョイと手頃だったのですが、さんざん迷った挙句に購入したのが、今回のAnker ウルトラスリム・ミニ Bluetooth 3.0 ワイヤレスキーボードでした。
カラーはブラックとホワイトがありますが、今回はブラックをチョイス。
さっそくアマゾンから注文したのですが、配達済みとなっているにもかかわらず届きません。
一緒に購入したほかのものは届いているので、「おかしいなぁ」と思っていましたら、なんとポストに投函されていました。
それだけ薄いってことで、ちょっと驚いてしまいました。
実際の届いたのがこういった封筒なのですが、開封してみると実にコンパクトな箱。
箱から取り出したものがこちらになりますが、とっても薄型です。
動力は単4の乾電池が2本。
ブルートゥースによる接続方式なので、Windowsマシンにブルートゥースのドングルを取り付けてペアリングします。
といっても、ペアリング作業は至って簡単。
PC側で接続を検索できる状態にしたあと、キーボードの背面になるペアリング御端を長押ししていると、自動的に見つけてくれるので、画面に表示された「PINコード(数字)」をキーボード上から入力すれば接続は完了です。
で、実際に使ってみた感想ですが、なかなか高級感のあふれるシックな風合いで、非常にカッコいいデバイスです。
フルサイズのキーボードとの比較はこちら。
キーとキーと間が19mmとフルキーボードと同じ長さなので、入力作業が非常に楽です。
ただ、ひとつ難点を挙げるとすると、デリーとキーと、Ctrキーが少し使いづらいところ。
ctrキーが左端ではないので、場所に慣れるまではちょっと手間取りそうです。
それと、デリーとキー。
バックスペースキーは独立したキーがあるものの、デリーとキーは、左端のファンクションキー(fn)を押しながらじゃないといけません。
もっとも、windows専用キーボードとして発売されているわけではありませんので、マッキントッシュやスマートフォンの入力装置として利用する分には困らないと思いますが、windowsだと頻繁に使うキーだったため、せめてCtrキーは左端に配置していただきたかったですね。
それと、デリーとキーなのですが、左端にあるファンクションキーを押しながらデリーとキーを押さなければデリーと機能が働かない点も、慣れるまでは面倒に感じました。
ただし、打ち応えはさすがはフルピッチのサイズ。
一般的なデスクトップ用のキーボードに比べても遜色のない仕上がりで、アマゾンでのレビューが大絶賛の嵐ということも納得できます。
個人的には、いかにも「デスクトップ用のパソコン」のように、キーがそれぞれももっと盛り上がっているキーボード方がよかったのですが、ノートパソコンに配置されている小さなキーボードに比べれば入力のしやすさは別世界。
とくに、キーボードのサイズが犠牲になっているような小型のモバイルPCでは重宝するはずです。
もっとも、この機種はブルートゥースによる接続なので、もっとも威力を発揮してくれるのは、スマートフォンやタブレットだと思いますが、ノートパソコンの入力のしにくさに困っている方には救世主になってくれるでしょう。