加湿器が使えない場所でも、タオル一枚で簡単に加湿をする裏技

実家への帰省や旅行に出かけると、ふだんとは部屋のコンディションが違うため、体調を崩しやすくなります。

とくに冬場の旅館やホテルでは、火災の原因となるため石油ストーブやガスファンヒーターなどが用意されておらず、冷暖房を空調を頼らざるをえません。

その結果、どうしても乾燥しがちな部屋での生活を強いられます。

乾燥した部屋で長時間の睡眠をとると、起きた時に声がガラガラになったりもしますが、風邪の原因にもなるのであまりよろしくありません。

ご存じない方も多いかもしれませんが、石油ストーブや石油ファンヒーターは、灯油を燃焼させる際にに大量の水を発生させるので、意外と乾燥しにくいのなのですが、エアコンによる冷暖房は、とにかく部屋が乾燥しがちです。

そこでほしくなるのが加湿機ですが、なかなか加湿器まで用意されているホテルや旅館施設は多くありません。

たとえそこが実家であったとしても、わずか数日しか過ごさない帰省場所で、わざわざ加湿器を購入するのも躊躇しますよね。

まぁ、そのまま家族が使い続けるってケースなら、プレゼントとして買っておくのも悪くないと思いますが・・・。

部屋が乾燥していると、体への影響も少なくありません。

部屋の乾燥は、肌や皮膚へのダメージがあるばかりではなく、鼻や口の粘膜を乾燥させてしまうため、本来ならばウィルスのフィルターとなるべき粘膜が役目を果たしてくれなくなるからです。

乾燥している部屋で感染したり、風邪をひきやすくなるというのは、こうした理由によるものなのです。

では、どうやって加湿すればよいのでしょうか?

そこで、ぜひおすすめしたい方法があります。

用意するものはタオル一枚だけ。

水にぬらしたあと、水がしたたりおちない程度にゆるく絞ります。

電子レンジで30秒ほど加熱します。

早い話が、ちょっとビチョビチョ気味でアツアツのおしぼりを作るわけです。

レンジでチンしたタオルは、100度近い高温になっているので、十分に気をつけながらタオルの隅っこを持ち、加湿したい部屋の真ん中でタイルをビラビラやるだけ。

それだけで、ものすごい大量の蒸気を空気中に放出させることができます。

電子レンジが使えない場合は、流し台に雑に置いたタオルにお湯をかけるだけでもOK。

お湯をぶっかけたあと、端っこをつまんでさっとタオルを持ち上げるだけで、同じように多くの蒸気を放出させることができます。

ほかにも、スポンジにざっと熱湯をかけてしまうでもOK。

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これらは、スチーム方式の加湿器と、気化式の加湿器のいいところを組み合わせたような方法で、熱湯に近いほどの温度で蒸気をつくっているので、殺菌済みの清潔な蒸気で加湿させることができるため、衛生的でもあります。

電子レンジもポットもないけれども、ビジネスホテルなどバスルームが近くにある部屋の場合は、シャワーを使うのも手です。

熱めのお湯をシャワーでバスタブにため続けるだけで、どんどん蒸気が発生しますので、部屋に十分な湿度を与えることができます。

コツは、なるべく高い位置から浴槽にジャバジャバとシャワーを注ぎいれることです。

お湯のはねっかえりが多いほど、カラン(蛇口)でお湯をためるより、お勢いよく湯気を発生させることができます。

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お湯を沸かしても、電気ポットのフタを開けて沸騰させても、思ったほど蒸気がでないうえ、ガス代や電気代もかかり、おまけに危険なものですが、タオルなどの薄い布を使って加湿する方法だと、空気中に触れる面積が多くなるため、蒸気が放出されやすく、一気に加湿することができます。

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加湿器を使うほどでもないけれども、一時的に乾燥を解消したい場合などには便利な方法だと思いますので、ぜひやってみてくださいね。

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