人工かさぶたを作ってくれる高級バンドエイド、 キズパワーパッドを買ってみた。

先日購入した貝印のスライサーのセットなのですが、喜んで使っているうちについつい調子に乗ってしまい、あまりに切れ味が鋭いために指の皮をそぎ取ってしまう程の深い傷を負ってしまいました。

もう見るからに痛そうな感じですが、それもそのはずで、指の一部をスライスしてしまったため、皮膚の一部がそげてしまったような状態です。

スライサーは、その名のとおり、キュウリなどの野菜をスパッとスライス状にしてくれるものなのですが、そのスライス面で指をサッとやってしまい、結構な出血量で現場は一時騒然です。。

とりあえずは通常のバンドエイドを貼ってはみたものの、皮が完全にえぐれてしまうほど傷が深いことと、痛みが激しいため、病院で診てもらうことも考えましたが、あいにくの土日で開いている病院がありません。

そこで、ネットで切り傷の手当ての方法をあらためて探していたところ、とても効果があると絶賛されていたバンドエイドがあることを知ります。

バンドエイドシリーズの、キズパワーパッドと名付けられた特殊なばんそうこうで、確かに薬局やホームセンターなどで見たことのある外観だったため、早速買いに出かけました。

写真を見ると、「あぁ、これか」と思い当たる方も多いかもしれません。

バンドエイドのキズパワーパッド

こんな感じのメタリックな外装で、いかにも高そうな外観です。

ちなみにバンドエイドは、ジョンソン&ジョンソンの登録商標のため、ジョンソン&ジョンソン以外のものはバンドエイドとは呼ばず、ばんそうこうと書かれています。(ソニーのウォークマンみたいなものですね)

店頭で探してみると、すぐに見つかったのですが、まず驚いてしまったのがその値段。10枚入りの1箱で800円弱と、かなりの高級品です。

100円ショップなどでは50枚入りで100円のものもあるくらいなので、普通のばんそうこうに比べると、下手をしたら値段が10倍くらいかもしれません。

こんな深刻な事態でもなければ、普段はまず手に取ることすらなかった製品なのですが、背に腹は代えられないとばかりに意を決してレジに。

で、実際に貼ってみようと開封したのですが、どうやら普通のバンドエイドとは使い方が全く違います。

まず、ひとつほとつのパッケージがすごく高級な感じ。

普通サイズのバンドエイドの3倍くらいの大きさのパッケージなのに、入っているのは1枚だけ。さすがは1枚80円するだけのことはあります。

キズパワーパッドの中身

念のためにと取扱説明書をみてみたのですが、このキズパワーパッドは、一般的な絆創膏(ばんそうこう)とは使い方がかなり違いました。

説明書にも、「本品は通常の救急ばんそうこうとは異なります」との表記があり、正しい利用方法が詳しく記載されています。

ばんそうこうの正しい貼り方なんて、普段あまり意識したことはありませんでしたが、通常のばんそうこうは、どちらかというと傷を負った部分の保護が主な役割で、傷を治すのはあくまでも本人の自然治癒力によるもの。
つまり、ばんそうこう自体に治癒能力を求めていません。

ところがこのキズパワーパッドは、ばんそうこう自体が特殊で、はるだけで自然治癒力を高める効果があるのだそうです。

一般的なばんそうこうを貼るケースでは、消毒液などで傷口を殺菌し、ある程度乾かしてからてからばんそうこうを貼ると思いますが、このキズパワーパッドは、傷口がジュクジュクしているタイミングで貼ります。

そのため、ある程度傷がマシになってきてから貼るより、傷を負った直後に貼ってしまう方がよいようです。

具体的な使い方としては、まず傷を負った部分をしっかりと水洗いし、その後でキズパワーパッド自体を1分ほど手に挟んで温めます。

その後、傷を負ったジュクジュクしている箇所に、直接貼りつけるのですが、その後も1分くらいおさえて皮膚になじませます。

そうすると、キズパワーパッドが傷口からにじみ出てくる体液を吸収し、ゲル化して白く膨らむのです。

要は、このキズパワーパッド自体がかさぶたの役割をしてくれるわけです。

そもそもかさぶたは、傷口の保護や止血の役割をするものですが、水にぬれるとふやけてしまいますし、かさぶたが取れた場合は、またかさぶたの作り直しです。
また、治った後でも、傷口の痕が残りがちです。。

ところがこのキズパワーパッドは、バンドエイド自体がかさぶたの役割を果たすので、外界からの水や衝撃などから保護しつつ、内部ではかさぶたができている状態なので、自然治癒の効率が向上するというメカニズムです。
そのため、治ったあとでも傷口が傷跡として残りにくいという効果もあります。

実際、すぐに貼った一般的なばんそうこうでは痛みがおさまらないままだったのですが、このキズパワーパッドは、貼った瞬間から痛みが治まってくるが分かりました。

普段はあまり気軽に使えるような価格ではないのですが、料理や日用工作などをよくされる方は、思わぬ切り傷などに見舞われることがあるかと思いますので、一回に1箱あると安心だと思います。

店頭よりアマゾンで買う方が若干お値打ちみたいですね。。

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