スライサーってわかりますでしょうか?
あの、リンゴや大根をおろしたり、きゅうりのスライスを作ったりなど、通販番組での実演販売でもおなじみの調理器具です。
100円ショップなどでもよく売っているものなので、珍しくもない調理器具なのですが、100円ショップのスライサーはどうも耐久性や切れ味が良くないものが多く、ちょっとだけ贅沢をしてみたいということで、アマゾンで人気がありそうなスライサーのセットを買ってみることにしました。
貝印といえば、男性のひげそりや、かみそりなどで有名な刃物メーカーですが、この手のスライサーもカミソリと同じく刃物製品だということで、なかなか評価が高いようです。
このSELECT100シリーズというのは、貝印が企画しているシリーズのひとつで、料理のプロたちが厳しくチェックしたうえに考え抜かれた道具シリーズ。
下位モデルになる「デリコ 調理器セット DZ-0746」も同じく貝印の製品で、実売価格は1180円と値段は約1/3だったのですが、SELECT100シリーズではなく、レビューを見る限り、切れ味がよくないとのことであまりいいレビューがありませんでした。
どうせ買うならと、ちょっといいモノを買いたいと思ったため、今回は値段よりも性能を優先することに。
唯一、同クラスで迷ったのが、京セラの調理器5点セット「CSN-550WHN」。セラミックや半導体の分野で有名な京セラですが、京セラのセラはセラミックの意味。
もともとは陶磁器などの焼き物技術から出発した企業でもあり、セラミックの技術を生かした調理器具も結構な数がリリースされています。
貝印のスライサーセットと同様に、収納できるケースが付いたセットですが、レビューの数が少なかったため、今回は貝印のDH-3027を選びました。
収納時の状態はこんな感じ。
このクリアケースの部分が、すりおろした物を格納するケースも兼ねています。
比較的深みがあるので、結構な量の野菜や果物をおろせます。
こんな感じで、それぞれのスライサーにピタッとフィットする形状になっているので、安定感があります。
収納時は、4つのスライサーと、スライスするときに危なくないように野菜や果物を抑えることができるストッパーが収まるようになっており、ストッパーがそれぞれのスライサーを咥え込むような形で収納が可能。
もちろん、透明のクリアケースも蓋になるので、邪魔にならずに清潔に収納することができます。
実際に使ってみると、やはり3000円以上するだけあって、切れ味は抜群です。
千切り用に使うスライサーが一番利用頻度が高くなりそうですが、細かくすりおろせる金属製のおろし金も2種類同梱されているので、用途にあわせて使い分けることができます。
さすがは貝印と言ったところですが、あと、何気に買って良かったものは、同じく貝印の爪切り。
こちらも、100円ショップなどで売られているものとは全くといっていいほど切れ味が違い、爪がこぼれおちないようにするための機構や、ならしのためのヤスリ部分も目が細かくて綺麗に仕上げることができます。