灯油を運ぶときに超便利な優れものの台車「こまわり君」を購入しました。
すでにだいぶ使い込んでしまった後の写真なので結構汚れていますが、もうこの台車がないと冬は越せない感じです。
以前は「台車なんかどれでもいっしょでしょ?」と思っていたのですが、この台車はふつうの台車とはまったく違います。
軽い・揺れない・静かのスゴい構造をもつ特殊な台車なのです。
名前は「こまわり君」といいます。
都市ガスの通っていない田舎に住んでいるわたしにとって、冬場の灯油は命の水にも等しい存在。
でも、ポリタンク1つが18リットルということは、重さが18キロもあるわけです。
おまけに自宅には石油ファンヒーターが4つあります。
12月から3月くらいまでは灯油を毎月200リットル前後は使う感じで、ポリタンクも4つ常備しています。
朝晩の気温が0℃~3℃の日が多いので、このくらいは余裕で使っちゃうんです。
おまけにここ最近はリモートワークが多いため、自宅にいる時間が激増。
そのため、どうしても灯油の消費量が多くなってしまいます。
そこで生じる悩みのタネが、灯油代もさることながら、灯油を買ってくるときの重さなのです・・・。
体重が50キロチョイのヒョロガリなわたしには、1つ18キロの灯油タンクを2つもって歩くのはけっこうな重労働。
かといって、玄関から100m以上も離れた駐車場から1つずつ持ち運んでいては、往復が面倒くさすぎます。
そこで、コンパクトで軽量と評判の台車、こまわり君を買ってみたのです。
これが本当に大当たりで、めちゃめちゃ助かっています。
念のためいまは2缶ずつ(18リットル×2つで36リットル)を載せて運んでいますが、ゆっくり動かせば下段に2つ、上段に2の4缶分・・・合計72リットルでも運べます。
使い終わったらコンパクトにたためるので邪魔になりません。
クルマに積んだままにもしておけるほどコンパクトです。
目次
石油ファンヒーターを使う地域では、台車はもはや必須アイテム
都市ガスが整備されていないこのあたりでは、冬場の暖房の主役はなんといっても石油ファンヒーター。
もともと市街地に住んでいたわたしにとって、灯油を使わなければならない石油ファンヒーターには、なんとなく危険なイメージを持っていました。
そのため、引っ越した当初は、石油ファンヒーターを利用することにあまり気乗りしていませんでしたが、必要にかられて使い始めると、その温かさにすっかり慣れてしまい、今ではすっかり手放せない存在です。
そんな石油ファンヒーターを使っていて一番困るのが、灯油の買い出しです。
18リットルの灯油が入る専用のポリタンクを使うのですが、18リットルということは約18キロということで、とても重たいのです。
近くのガソリンスタンドまで車に乗って灯油の買い出しに行くのですが、あまり何度も往復したくないので、2~3個のポリタンクに灯油を入れるようにしています。
問題はその後。
駐車場が玄関の前や横という一戸建てならいいのですが、わたしの住むマンションは駐車場から100メートル以上歩かなければならない場所にあり、駐車場から家まで運んで行くのが辛くてたまらないのです(苦)
18リットルの灯油タンクを両手に持って平気で歩いてこれるほどのマッチョではないため、ポリタンクを持つ手を変えながらヒィヒイ言いながら運んでくるのですが、毎回腕がちぎれそうなしんどさ。
ポリタンク3個というと、それだけで54キログラムもあるわけでして、同時に運べるのはせいぜいポリタンク2個まで。
2個といっても36キロですから、相当な重さです。
こうした往復生活が3年近く続いていたのですが、冬が来るたびに、なんとかならないものかと思っていました。
そこで、コンビニなどで使われている台車を買おうとひらめいたわけです(もっと早く気付けよって話ですが・・・)
台車にもいろいろあるけど、こまわり君が圧倒的に軽くて静かだった
最初はネット通販で購入しようとしましたが、どんな軽さなのか、台車に荷物を載せて移動させたときにどんな感じなのか、なかなかイメージがわかなかったため、まずはホームセンターで見てみることに。
すると、オール鉄でできた頑丈そうな台車から、園芸用に使う椅子付きの代車、バスケット状になった台車、大きなタイヤのついた台車など、およそ10種類以上もの台車が陳列されていて、値段も用途も色々。
一番やすいもので1980円くらいから、一番高いもので1万円を超えるものまで、本当に色々な台車があるものだと感心してしまいました。
その中で見つけた台車にひと目ぼれしてしまったのです。
それが、今回紹介したい「こまわり君(TRUSCO)」という台車です。
その名前の通り、とにかく小回りがよくきいて、とても軽い。おまけに、動かしたときにメチャメチャ静かなのです。
軽い・揺れない・静かのスゴい構造をもつこまわり君なのですが、実際に使ってみるとその静音性能に驚きました。
がたがたの道で台車を押していてもほとんど揺れませんし、平坦な道だとほとんど音がしないのです。
じっさいに灯油2つ(合計36リットル)を載せて運んでいるところを動画に撮ってみました。
ずいぶん静かではないでしょうか?
その理由は、駆動部分にボールベアリングが採用されていること。
さらに、車輪部分にはエラストマーという樹脂が採用されているからこその静音性なのだそうで、こまわり君ならではの特徴です。
物流工場やスーパー、コンビニでよく見かける業務用のオールスチールで作られた頑丈な台車は、重量があるうえ、動かすとガラガラうるさいのですが、このこまわり君は旅行用のキャリーを動かしているかのような静かさです。
また、その軽さにも驚き。重量が約4キロくらいしかないため、持ち運ぶときもとても楽です。
さらに、台車の端っこにある突起を踏み込むだけで、ハンドルが折りたためる機能性。
しかも、そのハンドルが台車の板の中にピッタリと収まるので、収納時も邪魔になりません。
強化プラスティックのような素材でできている板部分も、横方向、縦方向に持ち手用の穴があけられているので、手で持ち運ぶ際もとてもスムーズ。
さらに信頼の日本製。
しかも価格が50000円以下となれば、もう買うしかないという感じでした。
わたしが買いに行ったホームセンターでは、ブラックしか置いていませんでしたが、もともとは7色用意されているようで、台車にしてはカラフルでオシャレなラインナップが揃っています。
実際に灯油を3つ乗せて運んでみたところ、舗装が荒いアスファルトではゴロゴロと大きな音を立てますが、舗装がされたアスファルトやコンクリートの通路では、道のつなぎ目のでコトンという音を立てるくらいで、驚くほど静かでスムーズ。
夜中に灯油を買いに行くことが多いのですが、マンションの長い廊下を運ぶときに音が静かな台車は本当に助かります。
板部分がプラスチックなので、運ぶものによっては滑りやすくなることがありますので100円均一などで売っている滑り止めのメッシュ状のシートを強いておくと便利です。
灯油の買い出しだけでなく、ゴミ出しや雑誌・新聞などの資源ごみを運ぶときなどにも重宝しますので、もう一家にに1台というほどに熱烈におすすめしたいと思います。
今までの苦労が嘘のように楽になりました。
十分な灯油が確保されていると、絶大な安心感がありますよね。
後日、この台車のことを楽天で調べてみると、100件以上もレビューが記載されている大絶賛の台車だったみたいで、そのレビューに超納得。
ホームセンターで買うより安いです。
ちなみにアマゾンだと、選択肢にG車輪タイプとと省音G車輪タイプがありますが、オススメは省音G車輪です。
G車輪は一般的な樹脂製のゴム車輪で廉価版で、G車輪タイプでも一般的な台車に比べれば十分に静かなのですが、省音G車輪はエラストマー樹脂車輪となっているため、重い荷物を載せたときの移動音がびっくりするほど静かです。
こんなに楽になるのなら、もっと早くに台車を買うべきだったと激しく後悔しました。
コンパクトで軽く、音が静かで揺れない使い勝手のいい台車を探している方には、こまわり君、本当に超おすすめです。
灯油の運搬以外でももちろん超便利 こまわり君が1台あればいろいろとはかどる
灯油の運搬用途に購入したこまわり君ですが、普段の生活でもものすごく便利です。
夏場だとペットボトルのお茶や水を大量に買ってくるのですが、これだけ積み込んでも移動に全く支障なし。
一家に一台あれば役立つこと間違いなしですので、生活に車が欠かせないエリアに住んでいる方には超オススメです!
ただし、運び終わった後に家のなかでひっくり返してしまわないように注意しましょう・・・