アマゾンでもレビュー数が80以上と高評価を得ている、安くて音のいいヘッドホン、ATH-SJ11を買ってみました。
スマートフォンやタブレットPCを持ち歩くようになると、ついでに音楽なんかも聞きたくなってきます。
でも、付属しているヘッドフォンは、たいていがカナル型という、耳せんタイプのイヤフォン。
すぐに耳が痛くなってしまいがちなわたしの場合、イヤホン型のヘッドホンよりも、昔ながらの密閉型のヘッドホンが助かります。
理由は、耳全体を包んでくれる方が耳が痛くならなりにくいことと、外れにくいことに加えて、適度に外の音も聞こえるだけの余裕がある方が便利だと思っているからです。
かといって、ヘッドホンに何万円も使うのはちょっと躊躇します。
耳あてタイプのヘッドホンにも、密閉型とオープン型の2種類がありますが、オープン型はハイエンドなオーディオアイテムとしてつくられていることが多く、値段もかなり高め。
そこで、今回は密閉型で手頃なものをと考えていたのですが、そこでアマゾンで探してみたところ、オシャレでコンパクトながらも音がいいと評判のヘッドホンを発見。
それが、オーディオテクニカから発売されているATH-SJ11というヘッドホンです。
値段も1500円程度と手ごろだったため、さっそく購入してみました。
カラーは、黒のほかに、黒ベース×ピンクやグリーン、白ベース×ピンクなどのバリエーションがあります。
定価は同じものの、アマゾンでは時期によってカラー毎の値段が違うようでしたので、今回は最も安かった黒ベース×ピンクのタイプをチョイスしました。
届いたものがこれ。なかなかオシャレな感じです。
端子部分はステレオミニジャック方式。たいていのオーディオプレーヤーに適合します。
コストダウンのためか金メッキ加工はされていませんが、特に文句はありません。
箱の裏には説明書きがありますが、折りたためることと、耳あての部分が回転するため、片がけもできます。
こんな感じでコンパクトになるので、持ち運びや収納時も邪魔になりにくいです。
好みが分かれるところかもしれませんが、DJスタイルということで、片側だけを反転させることができるので、チョイ聞きなんかの用途にも使えます。
もちろん、ヘッド部分も伸縮するので、耳の位置にフィットする位置で固定することができます。
レザー加工されている耳あて部分が、適度な強度と装着感をもっているので、付け心地は快適。少し小さめですが、耳全体をカポッと包み込んでくれます。
肝心の音ですが、悪くありません。
むしろ、1500円程度でこの程度の音まで聞けるなら御の字というほどに高音質。
なにをもって高音質というのかは人それぞれだと思いますが、このクラスのヘッドホンの場合は、元気な音、心地よい音が出ているかどうかが勝負だと思っています。
そうした意味では、低価格のメディアプレーヤーにオマケ程度に付属しているヘッドフォンとは比べ物にならない音質です。
パワフルというか、ドライブ感があるというか、疾走感があるというか。
原音を忠実に再現している出音では決してないのですが、ポップスやダンスミュージックなどを聞くには最適な色付けだと思います。
また、このモデルの前身だったモデルも使っていましたが、今回の方が、よりメリハリのあるものに改善されているようです。
低音と高音を強調気味に調整された音質で、いわゆるドンシャリ感がある音になっているのです。
そのため、携帯プレーヤーなどの視聴には最適な色付けとなっていると思います。
おそらく、利用シーンがMP3などの圧縮オーディオの視聴に多用されることを想定して開発されたからではないかと思われます。
ヘッドホンの世界も奥深いもので、同じ音源で聞き比べてみると、音の出方やキャラクターがかなり違うことがわかります。
でも、持ち歩いたり、カバンに無造作に入れて使ったりする以上は、いつ断線するかわからないリスクがあります。
気軽に無造作に取り扱って壊れてしまっても気に止めなくて済むような、安くて音のいいヘッドホンを探している方には、おすすめしたいと思います。