がんばる舎のエースは公文式と同等の効果をもつ超優良教材だった

がんばる舎のエースという小学生向けの通信教材について、じっさいに数年間利用した感想を書いています。

・どのようなテキストなのか?
・成績はあがるのか?
・学習効果はあるのか?

など、エースの口コミや評判を探している親御さんの参考になれば幸いです。

結論から言うと、コスパ抜群のグレートな教材でした。

小学2年生から始めて、かれこれ3年ほど利用しました。

値段の割に内容が素晴らしいので、知り合いにはあまり教えたくないくらいなのですが、本当に優れた教材だと思います。

わたしがエースのことを通信教育ではなく通信教材と表現しているのには理由がありますが、それは読み進めていただければ分かると思います。

エースの教材

結論からいえば、

「親が添削の苦労さえいとわなければ、公文式に通わせるのと同等以上の効果が得られるどころか、費用も1/10で済むコスパ最強の通信教材」

なのですが、3年ほど使ってきたからこそ分かるその理由を解説したいと思います。

目次

公文式の効果は認めるけれど、月謝がかなり高額

さて、公文式という昔ながらの学習教室といいますか、学習方式がありますよね。

昔ながらの公文式の教室

昭和の時代だと、習字、水泳、ピアノ、公文などが定番の習い事だったような気がしますが、通われていた方も多いのではないでしょうか?

かくいうわたしも、通っておりましたよ。

もちろん、自分から「公文をやりたい」といって通っていたわけではなく、「なんとなくよさそうだから」という、じつにフンワリとした理由で親が通わせていたんだと思います。

家から歩いて数分のところに教室がありましたから、たぶん小学校の低学年くらいから習い始めて、小学校高学年まで通っていたように思います。

いつ頃に始めて、いつ頃に辞めたのか・・・正確なところは正直いってほとんど記憶にありません(苦笑)

ただ、オカン(母親)にきくところによれば、当時はかなり月謝が安かったらしいです。

たしか、1教科あたり2000円くらいだったような記憶らしいのですが、いま公文式の月謝を調べてみると、ずいぶん高いんですよね。

公文式の価格表を見てみると、

・幼児・小学生が6,480円
・中学生が7,560円
・高校生以上が8,640円

小学生でも結構な月謝ですが、高校生ともなると、家庭教師、個別指導学習、大手の学習塾にも通えちゃうほどの価格ですよね。

わたしたちの時代だと、家庭教師を雇うなんていうと、

「うわ、めっちゃお金持ちですやん」

というイメージだったのですが、いまとなっては公文式も家庭教師にきてもらうほどのコストがかかるってことで、時代は変わったなぁなんて思ったりもします。

でも、あれだけ大々的にTVCMをやっていれば、そりゃ月謝も高くなるだろうと思いますよね。

月謝の高さはひとまずおいておいて、公文式の売りは、なんといっても反復学習による反射効果ですよね。

何度も何度も同じようなドリル、つまり類似問題を解かせることによって鍛えていくのが、公文式の特長

ひたすら同じような問題を繰り返し解かせることによって、反射的に答えが出せるようにすることが目的なのだそうですが、公文式が抱えている問題は、「先生による」ということなんですよね。

どういうことかというと、仮に「解けない」「分からない」問題があったとしても、先生が個別に丁寧に解き方を教えてくれるわけではないので、分からない問題は分からないままになってしまうということなのです。

先生はただ単に○か×をつけるだけなので、ほとんど指導らしきものがないのです。

生徒はひたすら問題を解いて、添削されて、また問題を解いて、添削をされて・・・の繰り返しをすることさせること自体に価値を見出している学習方式だったように思います。

でも、考えてみればそうですよね。

公文式はフランチャイズですから、教室で添削をしてくれる先生は、かならずしもその教科に精通しているわけでもなければ、教え方が上手なわけでもありません

本部が用意した問題に回答させて、正誤を添削をするという学習モデルを確立させたからこそ、全国的なフランチャイズ展開ができるわけで、そもそも先生に期待してはいけない学習方式です。

学習塾のような目的で通わせる教室ではなく、何度も素振りをさせてくれる道場といったほうが適切かもしれません。

その「反復練習による学習スタイル」は今でも変わっていないようで、

「自主的に勉強をしないこどもでも、あの場にいる間だけは自習をしてくれる」

「反復練習をすることになるので、結果的に問題の解き方に慣れる効果が得られる」

というのが、公文式を利用する最大のメリットではないかと思っています。

反復練習が目的なら、大量のドリルで代用できるのでは?

公文式のだいご味が類似問題の反復練習によるものだとすると、

「ひたすらドリルを解かせて添削をするだけで、同等の効果が得られるのではないか?」

ということに思い至ります。

でも、そこで生じる問題があります。

それは、

「大量の問題をどうやって調達してくるか」

なんですよね。

たしかに、書店にいけばドリルはたくさん市販されています。

でも、まったく同じ問題を何回もやらせたって反復学習の意味がありません。

そうすると、色々な出版社のドリルを買わなきゃならなくなります。

公文式と同じような効果を期待しようとするならば、「似たような大量の問題」が必要だからです。

でも、毎月書店で「前回とは違うけど、似たような問題が載っているドリルを探して購入する」のは、あまりにも面倒過ぎます。

というより、似たような問題が掲載されているドリルを探すのが大変すぎて、自力では無理だなと思ったのです。

それで使い始めたのが、がんばる舎という会社がやっているエースという通信教材だったのです。

エースは公文式の代用品に十分なりえる教材だった

通信教育というと、ドラゼミやZ会などの、参考書を兼ねた問題集をやるイメージが強いと思います。

でも、このがんばる舎の教材のユニークな点は、ただ問題が送られてくるだけという点です。

付録が本体とも言われる某教材のようないらないおもちゃも一切ありません。

本当に問題集だけが毎月送られてくるだけなのです。

がんばる舎のエース

中身を見ても、本当にこれだけしか入ってません。

ただし、添削サービスなどはありません。

冒頭で「通信教育」と書かず、「通信教材」と書いたのは、そういう意味です。

もちろん回答集はついていますが、毎月ドサッとドリルが送られてくるので、子供にひたすら問題を解かせ、親やこども自身が添削をするという、まるでセルフ公文式のような体裁の通信教育方式なのです。

エースの問題の高品質

でも、けっしていい加減な問題集ではありません。

むしろ、ものすごくよく考えられた問題が送られてきます。

問題の質が高いのです。

これは、難易度の高い問題が多いということではありません。

よく練られた問題がチョイスされているという意味です。

1枚の紙に、最初は平易な問題(練習)があって、それからちょっと難しい問題(基本)があって、そして応用に近い問題(解けたらスゴイ!)まで、まんべんなく網羅されていて、毎日小テストをするような感じなのですね。

おまけに、学校の教科書の流れにそった問題を送ってくれるので、学校でやらされている(苦笑)10問程度の小テストを、自宅で事前練習できる感じなのです。

問題集はA4サイズのプリントがホチキス止めされているので、1枚ずつはがして子どもに渡すだけ。

「はい。今日の分ね~」

みたいな感じでサクッと進めてもらうことができます。

まさに、公文式と同じことが、自宅に居ながらできるという表現がぴったりなのです。

使い捨て感覚で使える使い捨てドリル集といっては、ちょっと言い方が悪いかもしれません。

でも、学習塾や予備校で働いているわけでもない親が、これだけ大量の「類似問題」を探してくるのは、はっきりいって不可能ですよね。

なので、このエースはものすごく重宝すると思います。

採算が取れているのか心配になるほどの驚異的な安さ

このがんばる舎のエースの特徴は、毎月優れた問題プリントを送ってくれる点に尽きるのですが、もうひとつ特徴があります。

それは、値段がめちゃめちゃ安いことなのです。

小学生だと、月額800円です。

8000円じゃなく、800円です。

しかも、送られてくる内容は、1教科だけではありません。

たとえば小学5年生だと、毎月これだけの内容が送られてきます。

エースに同梱されている問題(科目)一覧
・国語9枚
・かきとり3枚
・算数16枚
・英語6枚
・なぜなに3枚

と、科目全般をカバーしているのです。

もちろん、理科と社会も付いています。

ちなみに「なぜなに」というのは、小学生が興味をもちそうな科学のハナシなど、ちょっとした読み物風になっているプリントで、音読してもらうとちょうどいい感じの内容です。

わたしの世代の小学生といえば、「算数・国語・理科・社会」の時代でしたが、いまは「算数・国語・理科・社会・英語」ですよね。

これら5教科をまんべんなく網羅してくれて800円なので、1教科に換算すると、1月で160円くらいの感じ。

ありえないくらい安い。

おまけに送料まで無料です。

これだけの内容を毎月送ってもらえて送料込の800円というのはスゴくないですか?

わたしはあまりの安さに

「これ、儲けあるんか?」

といらん心配をしてしまったほどなのですが、かといって別に高額な学習キットを売り込まれるなどの心配もまったくありません。

もう3年くらい利用していますが、いままで一度もそういうことがありませんし、電話がかかってきたことすらありません(苦笑)

はっきりいいまして、「どんだけ商売っ気がないねん」と不思議なくらいの安さです。

いずれにしても、送料も含めてこの値段なので、毎月ドリルを購入する手間やコストを考えると、かなりの安さだと思います。

たしかに、ネットで検索すれば、無料の問題集やドリルを見つけることはできます。

でも、それらをプリントアウトしていたら、モノクロでも1枚当たり10円くらいはかかるわけで、80枚印刷したら800円はかかる計算です。

それだったら、最初からプリントアウト済みの問題を送ってもらうほうが、はるかに楽ではないかと思います。

ただし、添削は親がしないといけません

ただ、ひとつだけ注意点があります。

それは、添削はこちら側でやらなきゃならないということです。

本人もしくは親が添削してやらないといけないので、その点だけはちょっと手間といえば手間です。

でも、この添削タイムが親子のコミュニケーションをとるための一手段として考えてみると、親がこどもの丸付けをしてあげるという行為はまったく無駄じゃないと思うんです。

親子の絆をつくるといっては大袈裟かもしれませんが、なかなかこういう機会って、ないと思うんですよ。

どのみちあと数年もしたら、親がこどもの勉強を見るなんてことはできなくなっちゃうものですから、こういうことができるのも今の間だけだとも思うんです。

むしろ、こどもが今どんな問題をやっているのか解りますし、親としてもちょっと懐かしい気持ちになります。

エースの教材

かんたんな問題(小1~小4くらいまで)なら、回答集を見ずとも添削できる問題も多いですから、自分自身の頭の体操にもなります。

さすがに小5、小6の問題になってくると、回答集を見ながらじゃないとキツいですが(苦笑)、それでもいい刺激になると思っています。

1日20分、たった1枚のプリントをやるだけなので、この時間を少し増やせば公文とまったく変わらないと思います。

それなのに、費用は公文式の1/10以下なので、まさにネット時代の良さを最大限に生かした学習方式なんじゃないかと思います。

また、回答集にはちょっとした解き方のヒントなどが書かれてありますので、小学生くらいまでなら十分に親が教えてあげることができると思います。

回答のヒントが書かれてある

なかにはちょっと頭を悩ませるときもありますが、そういう問題も子供と一緒に

「う~ん、これなかなか難しいねぇ」

なんて言いながら一緒に考えるのも、悪くないと思うんです。

中学生になれば自分で添削もできるようになっているでしょうから、おそらく困らないだろうと思います。

がんばる舎のエース、はっきりいってスゴい

そりゃあ、プリント式の通信教育なので、懇切丁寧というわけではありません。

でも、公文式だって先生が単にマルかバツかをつけていくだけの作業ですから、こどもが自宅でちゃんと取り組んでくれさえすれば、公文式とほぼ同等の効果が得られると思っています。

ちなみに退会したいときもカンタンです。

支払方法には毎月払いでも、1年払いの2種類がありますが、年払いでも途中でやめたら残月分は返金してもらえます。

解約方法は、平日の9時から17時まで受け付けている電話番号(0120-020-012)にかけてもいいですし、ホームページの問い合わせフォームから申し出てもいいです。

電話したからといって、面倒くさい引き留め工作もまったくありません。

通信教育や学習塾を利用するほどではないものの、

「こどもに公文くらいのドリルは毎日やらせておきたい」

なんていうときや、

「できるかぎり安くこどもの自習勉強をはかどらせたい」

なんていう場合には、かなり有力な選択肢になると思います。

本当におすすめの激安教材なので、いちど手にしてみてほしいと思います。

超一流の難解教材とエースを比べてみてほしい

ちなみに、小学生向けの通信教育の世界で、内容・難易度・質の最高峰といえば言わずと知れたZ会ですが、出題されている問題を見比べてみてほしいのです。

Z会も資料請求をするとお試し教材とドリルがもらえるのですが、がんばる舎のエースとZ会の問題を見比べてみると、エースの応用問題もZ会の教材にひけを取らない問題がチラホラ取り扱われているということが判ると思います。

Z会もエースも、進研ゼミやドラゼミのように「楽しく見せる演出」が一切ない学習教材です。

でも、楽しそうに見せる演出ではなく、勉強自体を楽しめないと続かないと思うんです。

ここ最近では、ユーチューブで勉強動画を見ながら勉強したり、SNSを通じてお友達といっしょに勉強することが流行っていますが、そうした体験も素晴らしいことだと思うのです。

仲間と同じ目的に向かって取り組んだり、問題そのものを解ける楽しさ自体が好きになってもらわないと、どのみち続かないと思うんです。

それに、中学受験や超難関校を視野に入れた学習教材や問題集の内容を知っておくと世界が広がりますし、

「あんな難しい問題に比べれば、エースや学校の問題くらいはカンタンだわ」

という自信にもつながると思います。

将来超難関大学や医学部を目指すような子供が触れる一流どころの教材や問題がどんなものなのかを知る機会にもなりますので、ぜひ資料をもらってみてください。

こうした問題集が無料でもらえるのは本当にすごいことだと思います。

ちなみにエースもZ会も、勧誘や様子見の電話がかかってくることはありません。

ベネッセの進研ゼミは、ちょっと資料請求しただけでも、退会した後でも、かなりしつこく電話がかかってきてウンザリしていたのですが、さすがは受験界の王者であるZ会は生徒集めに困ってないってことでしょうか。

とにかくエースもZ会も問題の質がとてもよく考えられた高品質な問題が厳選されていますので、効率的な学習をさせてあげたい親御さんには、とってもおすすめです。

インスタやTIKTOKが好きなデジタルネイティブならスマイルゼミもアリ

ちなみにジャストシステムのスマイルゼミ(タブレットで勉強する通信教育)は、月謝はそれなりに高いのですが、値段が高いだけあって充実していました。

高いと言っても月額5000円ほどなので、学習塾に通わせるコストと比較すれば十分に安いのですが、普段から日常的にスマホに触れて居たり、LINEやインスタなどのSNSを使いこなしている女の子だと、スマイルゼミのほうがサクサク進められていいかもしれません。

「ジャストシステムって、どんな会社やねん?」
「聞いたこともない会社だなぁ」

という方もいるかもしれませんが、じつは日本が世界に誇る有名な企業なんです。

パソコンが好きな男性にはおなじみだと思うんですが、古くは一太郎というワープロソフトを作っていた会社で、

「マイクロソフトのワードか、ジャストシステムの一太郎か」

といえば分かってもらえるかもしれません。

NECのPC-8801やPC-9801など、インターネットが普及するはるか昔から国産マイコン、国産パソコンの日本語入力システムを開発してきたソフトウェアベンダーです。

さすがは言語のエキスパート企業が開発した教育システムだけあって、内容が非常にしっかりしていて、飽きさせない工夫が随所にちりばめられていました。

インターフェイスがよくできており、「遊んでいるうちに勉強になってしまった」っていう感じをものすごく上手に再現したカリキュラムになっています。

我が家もスマイルゼミに乗り換えて中1から中3まで利用しましたが、1コマが20分前後で終わるゲーム感覚な構成なので、トイレタイムや寝る前のちょっとした時間などで脳トレ感覚でやっていました。

スマイルゼミ

よって、「もうちょっとくらいはお金をかけてもいいよ」って親御さんには意外とおすすめの選択肢でもあるので、試しに資料だけでも取り寄せてみてはどうかと思います。

いずれの学習サービスも甲乙つけがたい良さがあります。ぜひお子さんといっしょに見てみてくださいね。

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