先日に購入したレノボ IdeaPad Tablet A1 ですが、タッチパネルの具合が相変わらず良くなく、touch testにてチェックを行ったところ、シングルタッチしているにもかかわらず、デュアルタッチ扱いになっている箇所が多々あることが判明。
そのため、いったん初期化を行って再度セットアップを行ったところ、正常な状態に戻りました。
ところがです。
いったん電源を落として再起動をかけると、またしてもスクロールが妙に引っかかります。
もしやと思い、再びtouch testをインストールしてチェックしたところ、今度は画面の右半分のほぼ全域でデュアルタッチ状態になっていることが判明。
度重なるタッチパッドのトラブルで、初期不良品の可能性が大になってしまい、憂鬱な状況でレビューを更新しようとしております・・・。
何度もチェックをおこなってわかってきたことですが、どうやら置き場所によってもタッチパッドの具合が変化するようです。
手に持って操作をしているときは、比較的良好な動作を見せるのですが、ステンレスのキッチンに置いて操作を行うと、まったく動かないどころか、全然違う場所をクリックしてしまうなど、まともに使えない状態になることが判明。
たしか、他のタブレットPCでも、充電をしながらの操作の場合は、帯電しているアースの関係で、操作がうまくいかないという症状は出るので、ある程度は覚悟していましたが、キッチンのステンレスのうえに置くと全く操作ができない機種はこれが初めてだったため、少し焦りました。
まぁ、下がステンレスという状況で操作をすることはまずないので、困らないといえば困りませんが、置き場所によってはこうした症状が出るということは、製品としての作りの甘さを感じざるを得ません。
いままで、Dropad A8をはじめとする激安中華パッドから、Acerから発売されているIconia A500、ギャラクシータブ、Ipad、XOOMなど、様々なタブレット端末を使いましたが、ここまでキャリブレーション調整の悪い製品は初めてです。。というより、こうした不具合が生じる製品にあたったことがないため、なんとも残念な結果です。
次に試みたのが、初期化ではなく、リカバリーメニューからタッチパッドのキャリブレーションを行いました。
touch testで検知しない個所がある場合は、ほぼ初期不良ですが、反応自体はするが検知が間違っているという場合は、キャリブレーションを行うことで解消されることがほとんどだと思われますので、メモとして記載しておきたいと思います。
1.電源を落とす
2.電源キーとボリュームボタンの(-)を押しつづける
3.レノボのロゴマークが出て、消えても、さらに10秒ほど押し続ける
4.再度、電源キーと、ボリュームボタンに(-)を押し続ける
5.ロゴが消えても、ボリュームボタンの(-)は押し続けたままにする
6.リカバリメニューが表示される
7.ボリュームキーでメニュー項目を上下させ、キャリブレーションにあわせて電源キーを押す
通常のキャリブレーション系のトラブルは、この作業でほぼ直るのではないかと思います。
ちなみに、バッテリーの残量が少ない場合は、リカバリーメニューに入らずに電源が落ちてしまいますので、50%程度まで充電を完了させてから上記の作業を行います。
ただ、うちのA1はまだ直りません。
ここまで何度も
「おかしい」「直った」
「やっぱりおかしい」「直った」
「あれ、また?」
を繰り返してきましたが、タッチパッドに不具合が生じる状況に再現性があることが分かりました。
それは、スリープ状態から復帰させたときに、かならずキャリブレーションが狂うということです。
いったん電源を完全に落としてから起動させたときは問題なく動作するのですが、電源ボタン軽押しや、タイムアウトでスリープしてから復帰させると、100%の確率でキャリブレーションが狂うことが分かりました。
具体的には、touch testの結果を見ると、指1本で操作しているにもかかわらず、2本で操作している状態と認識されるということです。しかも、発生する場所がランダム。
「さて、こりゃ困ったなぁ・・・」ということで、どうしようかと思っていたのですが、システムアップデートを試みると、発売からわずかしか経過していないにもかかわらず、すでにアップデートがある模様。
祈る思いでアップデートを試みました。
これで症状が改善されればよかったのですが、スリープから復帰すると相変わらず同じ状況になり、症状は改善しないまま現在に至ります。
サイズやデザイン、価格などの製品コンセプトは申し分のない機種なので残念なのですが、ここまで状態が悪いとやはりあきらめざるをえないようです。
大変残念ですが、これにてレノボ IdeaPad Tablet A1は終了としたいと思います。合掌。