格安SIMカードとして一番人気のIIJmioですが、iOS7のリリースに伴い、すべてのデバイスでの動作の検証が行われたようです。
IIJmioから送られてきた案内メールの一部を抜粋して紹介したいと思いますので、iOS7での利用を考えている方の参考になれば幸いです。
なお、ここで検証の対象となっている機種は、SIMフリー版です。
IIJさんがキャリアのロックを強制解除したSIMロックフリー版の動作検証結果を堂々と掲載できるはずもなく、これは仕方のないことだと思いますが、いまのところ下記のような結果になるようです。
まず、iPhone4、iPad2をiOS7にアップデートすると、IIJmio高速モバイル/Dサービスではデータ通信ができなくなります。
それ以外のiOS7対応デバイスは、iOS 6同様の動作検証結果となるようです。
IIJさんとしては、SIMフリー版のiPhone/iPad製品についての動作補償を行っているわけではないのですが、独自に調査してくれた結果を公開してくれているということなので、とても良心的です。
●iPhone 5 (モデル番号 A1429(GSM))
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ○
LTEデータ通信 : ×
テザリング : ○
アンテナピクト表示: ×
●iPhone 4s
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ○
テザリング : ○
アンテナピクト表示: ×
●iPhone 4
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ×
テザリング : ×(3G通信不可のため)
アンテナピクト表示: ×(圏外表示)
●iPad mini (モデル番号 A1455)
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ○
LTEデータ通信 : ○
テザリング : ○
アンテナピクト表示: ○
●iPad(第4世代) (モデル番号 A1460)
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ○
LTEデータ通信 : ○
テザリング : ○
アンテナピクト表示: ○
●iPad(第3世代)
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ○
LTEデータ通信 : ×(NTTドコモのLTE周波数に未対応)
テザリング : ○
アンテナピクト表示: ○
●iPad 2
iOSバージョン : 7.0(11A465)
3Gデータ通信 : ×
テザリング : -(未対応)
アンテナピクト表示: ×(圏外表示)
テザリング(インターネット共有)が設定できない場合は、IIJmioが作成した構成プロファイルを利用することで利用可能だそうです。
https://www.iijmio.jp/guide/outline/hdd/config.jsp
ということで、IIJmioのSIMカードでiOS7を楽しみたい場合は、少なくともiPhone4Sからということになりますが、ちょっとアップルが意地悪をしているみたいです。
とはいえ、これでソフトバンク、AU、ドコモとすべての通信キャリアでiphoneが登場したことになるので、もういい加減キャリアを縛るためのSIMロック自体を廃止してくれてもいい頃なんじゃないかと思いますが、ドコモのiphoneさえ、そのほかのアンドロイド機種と同じようなゆるやかな規制にしてくれるだけでも、MVNO派としては充分。
ドコモから発売されているiphone5S、iphone5Cは、すでにIIJmioで利用可能とのことなのですが、いまのところは3G通信しかできなく、ドコモの売りであるLTE通信が使えません。
この規制が外れるまでにはもうしばらく時間がかかりそうですが、iphoneでドコモ系列のMVNOのSIMカードが過不足なく使えるようになれば、それがまさに日本のガラパゴススマートフォン文化の終焉となるかもしれませんね。
はじめての格安SIMカードなら圧倒的にIIJmioをおすすめします。
OCNモバイルONEなど様々な格安SIMカードを使ってきましたが、IIJmioは通信速度の安定性や設定の簡単さが群を抜いています。
おまけに、1契約で複数SIMを申し込める点も優秀。
さらに、SMS付プランを使えばPINコードも受け取れるので、ガラケーとの2台持ちをしなくてもLINEができます。
下記のボタンから申し込めますよ。