リサイクルトナーも安い、DELLのモノクロレーザープリンタ1720dnを試してみた。

パソコン直販の世界では最大手と言われているデルですが、実はプリンタも発売しています。

これまで数機種を試してみましたが、デルのモノクロレーザーは、性能も価格も申し分なく、
トナーもリサイクルトナーが用意されているので、ランニングコストも結構いいのです。

今回は、ネットワーク機能を標準装備したA4モノクロレーザーの1720dnという機種を購入したので、感想や使い勝手などをご紹介したいと思います。

カタログ上のスペックは、A4のモノクロ出力で28枚/分。
最大1200 ドット/インチ (dpi)の解像度があるので、細かい文字などでもきれいで黒が映える印刷結果に。

パソコンとの接続は、USBとパラレルポートがありますが、この1720dnにはネットワークボードが内蔵されているので、標準でネットワークに対応しています。

別途プリンタサーバーを用意しなくても複数のマシンから共有できるので、これまたとても便利。

そのほか、両面印刷にも標準対応しているので、ページものを印刷するときも重宝します。
今回はキャンペーン時に購入したため、これだけのスペックを備えながらも19800円で購入することができました。

パソコンと違い、組み立てる箇所がないからなのか、納品速度が早く、ホームページ上から注文して３日後には手元に届きました。

買い替え組みの場合、現在使用しているプリンタが故障してから購入することが多いと思いますが、こうしたスピーディーな納品は大変助かります。

開封してみると、高級感あふれる外観が印象的。

法人向けパソコンとしても人気がある、DELLのDimensionシリーズと同様の材質を利用されているようで、プリンタとしては非常に珍しいカラー。もともとコンパクトなサイズですが、実際の寸法よりも小さく感じました。

手狭なオフィスに配置しても、引き締まったブラックのお陰で美しく、意外と汚れや埃も目立ちにくいので、お店などでの利用でもいいなと思います。

ドライバやユーティリティのインストールもとても簡単で、付属のドライバCDの指示に従って進めていくと、説明書を見なくても５分位でセットアップが完了しました。

通常、ネットワーク対応プリンタの場合、ドライバのインストールだけでなく、ネットワーク設定に手間がかかることがよくありますが、この1720dnは、トナーをセットし、電源を入れ、LAN上ケーブルを繋ぎ終わったら、同梱のインストールＣＤをパソコンにセットするだけという簡単さ。

自動的にインストーラーが起動し、ネットワーク上に存在する1720dnを見つけてくれます。

LANを構築している環境なら、DHCPサーバの役割を果たしているデバイスがあると思いますが、この1720dnも自動的に自身のIPアドレスを取得してくれるので、パソコン側から行う設定は特になく、すんなりセットアップが完了。
実質１分位しかかからない簡単さです。

ブラウザ上からプリンタのIPアドレスを入力すると、管理画面を開くことができますが、日本語にも対応しているので、設定を変更したい場合でも簡単に行うことができると思います。

実際にプリントアウトを試してみると、これまた驚き。

yahooのトップページをテスト印刷に利用してみると、その静かさにびっくり。
プリント開始ボタンをクリックしてから、約３秒後にはプリントアウトが開始され、約２秒ほどで印刷は完了。

印字結果も、エプソンやキャノンなどのレーザープリンタにまったく引けをとらない画質で、ブラックインクがしっかりと紙にのっている印象。これだけのスペックが２万円ほどで買えてしまうのは、なかなかの感動ものです。

エプソンのレーザープリンタは、印字性能こそ悪くないものの、スタートアップから印字開始までの時間やウォーミングアップに時間がかかり、個人的にはあまり好きなメーカーではありませんでしたが、このDELLのプリンタはウォーミングアップまでの時間がほとんどゼロなので、急いで印刷したいものがあるときなどにも大変重宝しています。

1720dnのトナーは、オンライン上からしか注文できませんが、注文してみたところ、納期がわずか１日だったので、特に困ることはありませんでした。

ちなみに、1720dnのリサイクルトナーがないかと探してみたところ、なんとデル自身がリサイクルトナーを提供していました。6000枚印刷対応のトナーが9975円なので、感光体ユニットも6300円とずいぶん低価格なので、ランニングコストをあまり気にせずに気軽に使えるところがうれしいです。