8Bitdoというメーカーが製造販売しているFC30というゲームパッドが話題です。
ファミリーコンピュータの誕生から30周年を記念してリリースされたコントローラーだそうですが、ABボタンの数をのぞけば、もう見たまんまのファミコン用コントローラーです。
アマゾンでのレビューでも、「デザインと色にやられた!」という声が多いことからも、いかにファミコンが多くの世代に愛されてきたのかがわかります。
注目は、純度99.99%という純金をほどこした「FC30 GOLD」というプレミアムバージョン。
30台限定モデルで価格は1983ドルだそうです。
1983年といえば、ファミコンが生まれた年でもありまして、おまけに30周年だから限定30個。
値段、個数とダブルミーニングなわけでして、ずいぶんニクい演出です。
FC30GOLDの購入者には、通常版の「FC30」もプレゼントされるというわけで、熱烈なファミコンファンにはたまらない演出だと思いますが、1983ドルというと、1ドル120円だとすれば約24万円!
なかなか手が出る価格じゃありませんので、庶民派FC30のノーマルバージョンで我慢せざるを得ませんが(苦笑)、通常モデルのFC30と、機能的には全く同じです。
開発元の公式サイトには、ファミコンが生まれてから2013年に至るまでの家庭用ゲーム機器ロードマップがありますが、懐かしさで涙が出そうになります。
あれからもう、30年も経っているんですね。技術の進歩は、本当にすごいものです。
さてこのFC30。
見かけだけではなく、性能もなかなかのもの。
特筆すべきは、有線接続だけではなく、ブルートゥースにも対応している点。そアンドロイドをはじめとするスマホゲームとの相性も抜群です。また、ファームウェアの更新によるアップデートも準備されており、現時点では未対応なゲームやハードにも対応が行われる可能性があることも魅力です。
公式サイトの案内によれば、Wiiのコントローラーにもなるということで、いまどきのゲームを昔懐かしいコントローラーでプレイできるのは感動もの。ヴァーチャルプレイモードでファミコンソフトなどを楽しむと、あの頃の記憶が蘇るようです。
ただ、ノーマル版のFC30でも、ゲームコントローラーとしては少し高めの4000円前後なので、同じようなデザインを求めつつ、USB接続方式でもよければ、安定性に定評のあるバッファロー製のゲームコントローラーもおすすめです。
ファミコン風レッドと、スーパーファミコン風グレーの2種類がリリースされており、ファミコン風の「レトロゲームコントローラーFC30」の実売価格1200円程度。
ちょっとプレミア価格気味になりつつありますが、実用的というよりは、コレクターズアイテムという見合いの方が大きいレトロコントローラーなので、ファミコン世代としてはぜひとも手に入れたいアイテムですね。