アルファGPCスーパーの副作用について解説します。
サプリは医薬品ではないので、医薬品の使用が原因となって起きる「望まない作用」のことを指す副作用という表現を使うことは誤用ですが、「弊害」「リスク」「良くない点」といった意味合いでとらえていただければと思います。
さて、母乳にも含まれている成長ホルモン分泌促進成分、「α-GPC」を大量に含んだアルファGPCスーパーですが、副作用がないかを調べておきました。
パッケージには原材料や主成分などが記載されていますが、アルファGPCスーパーの原材料には、以下のような成分が使われています。
具台的には、
・グリセロホスホコリン
・グリセリン
・HMPC植物性カプセル
の3つです。
順番に解説していきます。
目次
グリセロホスホコリンとはなにか?
まず、グリセロホスホコリンですが、これはアルファGPCスーパーの主成分でもあるα-GPCそのものです。
α-GPCは、大豆レシチンからつくられる「グリセロホスホコリン」という成分で、大豆を原料としたものです。
大豆レシチンを精製し、加水分解してアルファGPC(グリセロホスホコリン)を抽出します。
よって、グリセロホスホコリンの正体は、大豆ということになります。
大豆の栄養価の高さや安全性を疑う人は少ないかと思いますが、副作用を伴うような化学物質ではないので、とくに健康上の問題ないと思われます。
グリセリンとはなにか?
つぎにグリセリンです。
グリセリンは、食料品以外に化粧品でもおなじみの成分ですが、利用用途としては保湿成分になります。
食品添加物としてもよく知られている成分ですが、ほかにも、ガムやグミ、ソフトキャンディなどの粘りを出すための乳化剤としても使われるほか、甘みのある成分なので、甘味料としてつかわれることもある成分です。
よって、まったくといっていいほど危険性はありません。
HMPC植物性カプセル
子ども向けのサプリでカプセルが採用されているタイプがすくないため、ご存知ない方も多いのではないかと思います。
HMPC植物性カプセルは、アルファGPCスーパーを包んでいるカプセルの部分ですが、医薬品のカプセルとしてもよくつかわれるものです。
カプセルには、プルランカプセルやゼラチンカプセル、HPMCカプセルなどがあるのですが、植物の細胞壁を原料とした安全性の高いカプセルで、2007年から一般食品に使用が認められるようになったものです。
もちろん、日本だけでなく、世界中で利用されています。
よって、こちらも副作用を疑われるようなものではありません。
アルファGPCスーパー 副作用のまとめ
アルファGPCスーパーの最大の特徴は、本当に「α-GPCしか入っていない」というシンプルな構成にあります。
目的も、成長ホルモンの分泌促進に特化しています。
大して必要とは思えないような成分で水増ししたサプリとは違い、成長ホルモンの分泌のみを目的とした成分ですので、成長期向けサプリを飲んでいるお子さんだけでなく、美容目的として飲まれている成人女性も多いです。
もともとa-GPCは、アルツハイマーの治療や、学習機能の強化のほか、スポーツ医学の分野でも重用されているなど、医療目的にも使われることのある成分なので、原材料のコストが高く、それゆえにちょっと高級なサプリのひとつではありますが、安全性の高さと有用性の高さは治療現場でも認められているところなので、ふだんの食生活や運動状況に問題がないにもかかわらず伸び悩みを感じている場合は、有用な選択肢のひとつとなります。
副作用はないが、アレルギーには注意
アルファGPCスーパーを摂取することによる副作用の心配はほとんどありませんが、アレルギーとは別問題です。
上記に挙げたとおり、グリセロホスホコリンは大豆から作られています。
厳密には、大豆と大豆から生成された成分は全く同じというわけではありませんが、念のため、大豆アレルギーをもつお子さんは避けたほうが良いと思われます。
ただし、母乳にも含まれている成分とあるように、安全性はきわめて高いサプリのひとつであり、むしろ余計な成分が一切入っていない点は、栄養つめこみ競争になっているそのほかの成長期向けサプリとは一線を画するものです。
もし内容成分に疑問があったり、使用中に不審に思うことがあれば、薬剤師相談室が用意されていますので、パッケージに記載されているダイヤル(06-6206-2710)に問い合わせてみることをおすすめします。
不定期ながらも500円で試すことのできるキャンペーンが実施されていますので、十分な運動や睡眠をさせているはずなのに、いまひとつ成長が遅いといった悩みを持っている場合にはお試しください。
なお、アルファGPCスーパーのくわしいレビューはこちらに記載していますので、参考になれば幸いです。