ミライスターの効果と副作用 | 女子受け抜群の味とデザインが特筆モノ


子供向けの身長サプリといえば、ロート製薬のセノビックがあまりにも有名ですが、ちょっとマイナーなところで、「mirai☆star(ミライスター)」という製品があることはご存知ですか?

ミライスター

ミライスターは、株式会社花菜(はんな)という会社が製造・販売を手掛けるカルシウム系のサプリです。

幼稚園児~小学校低学年まではとくに子供の身長が気になるものですよね。

どもの背を伸ばしてあげたい、体格がよくなるようにしてあげたいなどの要望に対応したミライスターも、いわゆる身長サプリに位置づけられるものですが、じつは購入者のほとんどが小学生のお子さんをもつお母さん、ママさんです。

「そりゃそうでしょ」

と言われるかもしれませんが、このミライスターは女子受けが抜群なのです。

こうした身長サプリの類はお父さんやパパが購入するケースもありますが、このミライスターはホームページを見ても分かるとおり、とにかくオシャレ。

ホームページもオシャレなミライスター

じっさいこんな格好でお仕事されてるわけじゃないと思いますが、なんともきらびやかなオシャレ感が全開です。

でも、オシャレなだけじゃないところが、さすがは後発製品だけあるということで、セノビックにはない特徴を兼ね備えているのですが、味や風味などの詳細を詳しくレポートしてみたいと思います。

さて、ミライスターもセノビックやセノビー、アスミールなどと同じく牛乳に溶かして飲むタイプなのですが、セノビックやセノビーがいかにも「子供のための健康飲料」「小学生のお子様をもつ保護者様」をイメージしたパッケージになっているのに比べて、ミライスターは淡いブルーにホワイトを基調としたデザイン。

どえらいオシャレなミライスター

アルミパウチに直接プリントされた外装が主流のなか、シール印刷されたパッケージです。

パッケージがかわいいミライスター

もっとも、パッケージにダイレクトに印刷されているタイプより、汎用パッケージにシールを貼りつけるタイプの方が小ロットで製造しやすいことと、デザイン変更の際も容易なので、小規模な通販商品だとよくつかわれる手法です。こっちのほうが製造原価も安かったりします。

じっさい、ミライスターは1度シール印刷部分にマイナーチェンジが行われており、いまのようなオシャレタイプになる前は、ホームページも泥臭い感じでした。

現在のミライスターの販売ページは、そのほかの成長期向けサプリのページがこどもっぽい雰囲気なのに比べて、北欧の雑貨店のような煌びやかさがありますよね。

ホームページもとってもおしゃれ

インスタグラムの普及以降、インパクトがあって写真映えするアイテムが好まれるようになって以来、青いジャムやら青い紅茶、青いういろうなどが登場していますが、たしかにフォトジェニック(写真向け・写真映えする)なデザインなのでインスタ映えはよさそう。

「へぇ~、なかなかオシャレなパッケージだなぁ」
「いわゆるインスタ映えするってやつだな」

と見た目重視かと思いきや、これがなかなかよくできた製品で、さすがは後発商品かつオシャレなママ軍団がプロデュースしているだけあるなあと感じました。

じっさいにミライスターを飲んでみた感想や効果について、くわしく紹介していきます。

目次

ミライスターの基本構成

ミライスターを購入すると、本製品のほかに計量スプーンとシェイカーがついています。

ミライスターの基本パッケージ

ほかにも、飲み方を詳しく説明したガイドや、コミック形式の読み物、花菜のオリジナルニュースレターなど、よくある構成になっています。

ミライスターの同梱物

セノビックやセノビー、アスミールとよく似た大きさのパッケージなのですが、ちょっと開け方が変わっています。

こんな感じで糸(ワイヤー?)が出っ張ってて、ツーッと引っ張ると綺麗にまっすぐ開封することができる、なかなか便利な開封口になってます。

ミライスターの開封方法は変わってる

このパッケージが採用された成長期向けサプリは、ミライスターがはじめてでしたが、こういう細かい部分に気が利く点は、いかにもママさんたちが共同開発したという感じがしますね。

子どもの食いつきが珍しく良いミライスター

うちでは毎日のように何箱か段ボール箱が届くので、ミライスターを開封する際も

「パァぁ、またなんか買ったの・・・?」

と怪訝な顔。

今までさんざん色々な成長期向けサプリを飲まされているので、「またなんか新しいのを飲まされるのか」とちょっと警戒しています。

中身をチェックした後、味見のためにさっそく袋を開封するのですが、開封した瞬間、プワァーンとバニラの甘い香りが広がります。

バニラのいい匂い

これにはすぐに子供も飛びつきました。

「なになに?すごくいいニオイがする」
「マックシェイクの匂いがする!」
「飲んでみたーい!」
「なんかこの袋、かわいいね」

わたしがしょっちゅう色々な成長期向けサプリを買ってくるものだから、娘はかなり昔からココア風味のドリンクに飽き気味なのですが、ミライスターに限っては、珍しく自分から駆け寄ってきたのはちょっと驚きでした。

というのも、牛乳に溶かして飲むタイプのサプリは、たいていココア味と相場が決まっていたからです。

そんななか、ミライスターはバニラ味という点が、かなり興味をひいたみたいです。

作り方はかんたんで、じっさいに子供だけでつくれる

ふだんはしぶしぶなのですが、ミライスターは珍しく自分から飲んでみたいと言い出したため、

「ぜひぜひ」

という感じで自分でつくらせてみたのですが、計量スプーンがついているのでカンタンにつくれたようです。

計量しやすいスプーンが便利

シェイカーのなかに先に粉を入れてから、牛乳を注いだほうが作りやすいと思います。

ミライスター

牛乳は100cc入れますが、シェイカー側に目盛りがついているので、あらかじめ計って入れる必要はありません。

あとはフタをしめてシェイクするだけですが、だいたい30回前後振らないと、けっこうダマダマになります。

ミライスターの味は、別格に美味しい

ほどよくシェイクした後の完成品ミライスターがこちらになりますが、けっこうブクブクに泡立ちます。

ミライスターの完成品

で、さっそく飲んでみるのですが、もうこれはめちゃめちゃ美味しいらしいです。

ミライスターはめちゃ美味しい

喫茶店で飲めるソフトドリンクに、昔懐かしいミルクセーキっていうメニューがありますが、あの味によく似ています。

入れている粉が牛乳100グラムに対してミライスター5グラムなので、シェイクしたあとの見た目はプクプクでドロッとしていそうですが、泡が多くできているだけで中身はサラサラ。

甘さもドギツイ感じはぜんぜんなく、ほんのりした風合いの甘さで、バニラの香りもきつすぎずにちょうどいい感じ。

はっきりいて、めっちゃめちゃ美味しいです。

この手の牛乳に溶かして飲むカルシウム補助食品は、もう何十種類も飲んできましたが、ミライスターは突出して美味しいです。

セノビック、セノビー、アスミール、ノビルンなど、有名どころのカルシウム系サプリはもちろんですが、かなりマイナーな商品も色々と買って飲んできましたものの、これほどふつうに美味しいカルシウム系サプリはなかなか珍しいかもしれません。

そもそもカルシウムって、カルシウム自体が独特の苦みをもっているミネラルのため、ココア味のような濃い味で調整されることが多いのですが、このミライスターは味付けがすごくうまくできているみたいで、さすがハイセンスそうなママさん軍団が味にこだわった製品だなと思いました。

まさに女子が好きそうな味です。

女子中学生とか女子高生が好みそうな味というか、アイスクリームよりもちょっとバニラ味がこい、サラサラのマックシェイクみたいな感じです。

もしも5人分とか大量に作るなら、これに生卵を入れてジューサーにかけるとさらにおいしいだろうなあと感じました。

こういう味ってなかなか文章ではお伝えしにくくて歯がゆいのですが、万人受けする味でありつつ、とくに女子受けしそうな味だなぁと感じました。

この手の牛乳に溶かして飲むドリンクタイプのカルシウムサプリは、ココア味がほとんどで、バニラ味というのはけっこう珍しい部類だと思うのですが、かなりオイシイらしく毎晩の風呂上がりの常飲ドリンクに昇格したみたいです。

ミライスターは気にいったみたい

飲んだ後は自分でこうやってカレンダーに書き込んでるみたいですが、これなら続けて飲んでくれる子も多いと思います。

ミライスターを飲んだ日にチェックを入れている

ミライスターのおすすめの飲み方

1日に1回しか飲まなくていいし、飲む量も牛乳100ミリリットルに対して5グラムと少なめなので、うちでは風呂上がりに飲む流れにしていますが、おすすめの飲み方としては、先にミライスターで100ミリリットル飲んだあと、そのシェイカーのなかに再度牛乳を入れて残った粉を飲んで回収するという感じがいいと思います。

これで合計牛乳200ミリリットル飲めることになりますし、甘いバニラのあとに口がすっきりしますので、一石二鳥です。

これは本人もわたしも感じたことですが、たぶんミライスターを200ミリリットルのまなきゃならなかったとしたら、けっこうキツいです。

甘さは控えめとは言えども、バニラの風味が強くて味が濃いので、200ミリリットルだとかなりキツく感じます。

100ミリリットルでちょうどいいくらいの満足感があるので、さすがはこのへんも美味く考えられているのかなと思いました。

先発製品と比べてどうか?

パッケージの見た目も良く、味も突出して美味しいとなると、あとはその栄養価がどうかですが、じつはかなり優秀なんです。

カルシウムの含有量だけでいえば336mg摂取できるため先発製品のセノビックとほとんど変わりませんし、カルシウム自体もブルターニュ地方になる海から生成された紅藻カルシウムと、ホタテ貝のカルシウムの2種類が配合されているので、個人差による吸収率の差がおさえられるよう工夫されています。

ブルターニュ地方の海は、一般的な海よりも塩分含有量が30%と高めなので、ミネラル豊富な海として知られていますし、ホタテ貝の貝殻は硫黄やリン、マンガンなどのミネラルも含まれているので、自然とさまざまな必須ミネラルが摂取できるようになっています。

ほかにも、CCPという成分が含まれていることも特徴です。

もともとカルシウムは体への吸収率がわるいミネラルなのですが、CPPをいっしょに摂取すると、体内でカルシウムが溶けやすい状態にすると言われていることから、カルシウムの摂取率(定着率)を向上させることに貢献してくれます。

あと、これも女性目線ならではで企画された商品らしさのひとつですが、甘さをつかさどる成分に急丸とオリゴ糖と、羅漢果が使われている点がなかなかポイント高いです。

オリゴ糖が身体によいといわれていることはよく知られていますが、熱屋さんに強いので成分をしっかり体の奥に届けてくれることから、ヘルシー志向の甘味料としてよく使われています。

一方の羅漢果は中国でも有名ですが、砂糖の400倍程度の甘さをもちながらもカロリーが非常に低いため、こちらもヘルシー志向の甘味料としてよく採用されているものです。

目的はカルシウムの摂取なのに、必要以上にカロリーを摂ることになってしまっては肥満の原因にもなって本末転倒ですよね。

こういったカロリーを抑える工夫などは女性視点だなぁと感じました。

ほかにも、ビタミンB1が豊富に含まれている米麹(こめこうじ)や、高濃度かつ多種類のアミノ酸がはいっているカツオ煎じパウダーが入っているので、したのように様々な栄養素をバランスよく摂取できるように設計されています。

ミライスターで摂取できる栄養素

さすがは後発製品かつ女性目線で考案された製品だけあって、いろいろと工夫が見られますが、ミライスターの最大の魅力はやっぱり味だと思います。

ミックスジュースにして飲んでも美味しかった

バニラ風味がけっこう強い割に、羅漢果のおかげで低カロリーなので、ミルクシェーキベースとしてミックスジュースに入れてもけっこう美味しいことがわかりました。

ふつうにミックスジュースをつくる感じでジューサーを回し、ある程度混ざってきたところでスプーン1杯を投入する感じでいいです。

最初からミライスターを入れないほうがいい理由は、ダマダマになってしまうからです。

よって、ある程度混ざった状態のミックスジュースに投入して、さらにもうしばらく回す感じでつくると、いつものミックスジュースにバニラフレーバーが加わった感じになって、これはこれでかなり美味しいというか、良いアクセントとして機能してくれます。

ミライスターを飲むときの注意点というか、おいしく飲むためのポイント

シェイカーに入れて振ってアワアワにした状態で完成になるミライスターなのですが、この泡のなかに粉が入り込んでしまって、完全に溶け切らない場合があるのです。

その粉が意外と酸味があるというか、ちょっと酸っぱい感じがするので、もしも苦手な場合はシェイクした後にスプーンでさらにかき混ぜるなどをしたほうがいいかもしれないと思いました。

あと、飲み干す直前くらいで飲むのを止めると、下の写真のような黄色っぽい部分が残るときがあります。

ミライスターの黄色いところ

この黄色い部分がどうやら酸味があるらしいので、残り少なくなってきたら一気に飲んでしまうほうが、酸っぱさを感じずに最後まで美味しく飲めると思います。

あと、これは閉め方の問題なのかもしれないのですが、シェイカーのフタの密閉度が低い状態で閉まるときがあるのです。

そうすると、そのまま振り続けるとビダビダにこぼれてくるんですよね・・・。

シェイカーの密閉度が低い

しっかりしめたつもりでも、締まり具合がわるいときがあるので、できればキッチンの流し台の上付近でシェイクしたほうがいいかなと思います。

ミライスターの副作用について

ちなみにサプリを摂取するうえで気になることが、副作用だと思いますが、すくなくともミライスターを摂取することによる副作用の心配はほとんどありません。

もともと副作用とは、医薬品を摂取する際に使う言葉であり、薬を飲むことによって思わしくない効果や結果になることをあらわしますが、ネット検索では一般的に使われているようなので、ミライスターの副作用についても記載しておきます。

もともとミライスターは単なる食品なので、薬学的、医学的な副作用をもたらすことは一切ありません。

以下の写真は、ミライスターのパッケージの裏面に記載されている原材料名と栄養成分表示です。

ミライスターの副作用

ミライスターの公式サイトにもくわしく記載がありますが、原材料としてはイソマルトオリゴ糖粉あめ、海藻カルシウム、貝殻未焼成カルシウム、米麹、乳たん白分解物(乳成分を含む)、かつおエキス/香料(乳由来)、V.C、甘味料(ラカンカ)、ナイアシン、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンB2、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12など、食品としてはごく一般的なものばかりです。

また、栄養素成分についても、エネルギー:15.5kcal、たんぱく質:0.04g、脂質:0.02g、炭水化物:3.80g、食塩相当量:0.01g、ビタミンA:423μg、ビタミンB1:0.72mg、ビタミンB2:0.79mg、ビタミンB6:0.81mg、ビタミンB12:1.50μg、ビタミンC:63.0mg、ビタミンD:2.63μg、ビタミンE:4.16mg、ナイアシン:8.50mg、パントテン酸:3.03mg、葉酸:140μg、カルシウム:336mgと、なにか特別な影響が出るほどの含有量でもないので、過剰摂取による影響もないと考えられます。

ですが、アレルギー反応が出る可能性はあります。

というのは、そもそも牛乳に溶かして飲むタイプのサプリのため、牛乳アレルギーをお持ちのお子さんの場合は、そもそも利用することはできません。

たしかに牛乳以外の飲料に溶かして飲むこともできますが、ミライスターの味は牛乳に溶かしてこそ最高の味を発揮してくれるものですし、そもそもほかの飲料に混ぜて飲むのであれば、メーカーが公表している栄養素を摂取することができないので、ミライスターを無理に飲む必要はないといえます。

また、ミライスターのカルシウムはホタテ貝の殻をつぶして生成されているので、特定の魚介類にアレルギー体質を持っている場合も、避けたほうが無難だと思います。

いずれにしても、アレルギー反応以外の副作用に関してはとくに心配になる成分が含まれていないので、牛乳が苦手という場合以外なら、とくに問題なく飲むことができます。

ミライスターのまとめ

成長期向けサプリのなかではかなりマイナーな部類のミライスターですが、味の良さが突出しているうえ、カロリーが低めに作られているので、とくに女子中学生や女子中学生には最適なチョイスだろうなと感じました。

さいしょは「デザインがかわいいだけのふつうのカルシウム系サプリ」だと思っていたのですが、味の良さは継続率の高さに直結しますし、飲む量が牛乳100ミリリットルで済む点も、食が細い子にはとくに助かると思います。

また、パッケージデザインのかわいらしさはフォトジェニックなので、SNSなどでアップしたい女の子には好かれそうな感じがします。

1袋に150グラム入っているので、1袋で30日分。

初回の購入時は送料無料で1980円と手ごろですし、継続する場合でも3500円なので、成長期向けサプリの価格としてはよくある価格帯です。

ココア味が苦手だという人はもちろんですが、セノビックやセノビーのようなココア味けいのサプリを飲んでいる人でも、たまに違うフレーバーを楽しみたいという「飽きの防止効果」もあると思います。

たとえば、ラーメンの王道が醤油ラーメンだとしたら、たまには塩ラーメンも食べたいじゃないですか。

ココア味が王道の成長期向けサプリ市場ですが、バニラ味というのはけっこう異色のフレーバーだと思います。

ミライスターは塩ラーメン

含まれている栄養価自体も可もなく不可もなくといった感じなので、マイナーながらも意外といい製品じゃないかと思いました。

なお、現在国内で流通している成長期向けサプリは200種類以上あると言われています。

さすがにそのすべてを試してみたことはありませんが、有名どころの身長サプリはほぼ制覇しているといっても過言ではありません(苦笑)

そこで、わたし(の娘)が実際に飲んでみた結果や経緯、ユニークなコンセプトをもつ主要な身長サプリを一挙にまとめています。

ほかにどんな製品があるのかを比較検討している方の参考になれば幸いです。

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