名古屋市の港区にある、リニア・鉄道館に行って来ました。
JR東海が運営している公式な交通博物館です。
ファニチャードームの目の前にあり、前々から行ってみたいと思っていたのですが、ここは金城ふ頭という大きなベイエリア。
対岸には巨大な工場が立ち並ぶような重工業エリアで、周辺にはほとんど店もなく、ついでの用事もないことから来場する機会がなかったのですが、やっとこさ行ってきました。
というのは、この日の2013年7月21日は、愛知県の大規模なお祭りや花火大会が開催される日でもあり、朝のテレビ番組で名古屋市港区周辺のタウン情報を流していたからです。
ハリセンボンの二人がこのリニア・鉄道館を訪れ、車掌になりきってマイクでアナウンスしている様子を見て、こどもが行きたいと言い出したため、モンスターズ・ユニバーシティの上映後に急きょ立ち寄ることにしたのでしたが、さすがは日本最大規模の展示物を誇るリニア・鉄道館だけあって、とってもよかったです。
リニア館のすぐ横には駐車場が併設されています。
駐車料金は普通自動車で700円と少々割高ですが、周りに何もないから仕方ありません(苦笑)
わたしと同じくテレビの影響か、子ども連れの親子が多数見られましたが、団体客も多数で、バスもたくさん停まっていました。
ちなみに上を走っている電車はあおなみ線という電車で、東京でいうところのゆりかもめみたいな路線ですね。
まだ2年ほどしか経っておらず、外観はすごく綺麗。
なかに入ると券売機がありますが、おとなは1000円。こどもは500円と、なかなか良心的な価格です。
さっそくゲートを入っていくわけですが、まずそのスケールのデカさに驚きです。
SLやら新幹線やらが展示されている暗いスペースを抜けると、メインエントランスに。
歴代の新幹線の車両がそのまんな実物が展示されていて、圧倒されます。
しかも、ほとんどの車両が、中に入ることができるんです。
こんな感じで扉が開いていて、列車のなかに乗り込むこともできます。
周辺はこんな感じ。
何が何という名前の電車なのかわかりませんが、昔懐かしい列車も多数が展示されていて、とにかくすごい。
その奥にはさらに車両が展示されていて、たしかブルートレインなどもありました。
これは古い型式の新幹線の車両のなかですが、そういえば確かに20年くらい前は、こんな感じの車両でしたよね。
食堂車などもあって、こどもよりもおとなの方が懐かしさで涙が出そうになります。
ぼくらの新幹線といえば、これでしたよね~。
当時はこの鼻のなかに何が入っているのか、興味津津でしたよ。
当時でも見られなかったような場所も見られて、めちゃめちゃ貴重な体験でした。
もちろん車両の展示だけでなく、鉄道を支える技術の解説や、歴史の解説なども充実。
まさにこれは、戦後の日本の歴史そのものといっていいほどの集大成っぷりに、ただただ感動しました。
やっぱ日本ってスゲーなぁと、あらためて誇りに思えるような、そんな貴重な体験の連続でした。
こういうので、切符を売ってましたよね~。
で、最近は新幹線の切符も自動券売機で買う時代になっていますが、こどもが体験購入できるようにデモ機まで設置。
発券された切符は、すぐ横の改札まで通るという凝りっぷりに、これまた感激ですよ。
こどもはこどもで楽しめますが、大人のほうが見入ってしまう展示物の数々で、鉄道ファンならずとも大満足間違いなしの内容。
印象的だったのが、2階の歴史展示室で昔の映像に見入っていた老夫婦で、当時を思い出しながらご覧になっていたらしく、目にはうっすら涙が。
当時をリアルタイムに過ごした方にとっては、これは泣けてもぜんぜん不思議じゃないほどの充実ぶりで、本当に日本はスゴい国なんだなぁと思いました。
そのほか、駅弁コーナーなどもありまして、普段電車を利用しない人でも駅弁が食べられるのも粋。
なのですが、うれしいことに外に展示されている車両では、中で食事も可能ということで、本当に駅弁を体験することができるという素晴らしさ。
最後にはもちろんお土産コーナーもあって・・・ということですが、これは色々買いこんでしまいます。
スタンプラリーもあり、こどもはこどもで楽しめる工夫も随所にされていますが、これはやっぱり大人に見てほしい施設。
不便な場所にあるせいか、休日でもそれほど混んでいなくて見やすいですが、鉄道シミュレーターという有料イベントだけは、事前に抽選が必要です。
残念ながら、朝にテレビでみた車掌体験はかないませんでしたが、大満足の交通博物館でした。
これは夏休みにこどもとのお出かけに最高です!