シリコンパワーのSSDを使っていましたが、ある日突然、挙動がおかしくなりました。
SP128GBSSDE25S25という、128GBのSSDです。
シリコンパワーは、ポータブルハードディスクやUSBメモリ、DDRなどのメモリモジュールなどを取り扱う世界的なメーカーのひとつ。
日本では低価格のSSDを発売しているベンダーとしても人気で、自作PCファンにはおなじみのメーカーのひとつです。
このE25というシリーズのSSDは、今から2年ほど前に購入し、しばらく問題なく使えていたのですが、数日前から起動やディスクアクセスが異常に遅くなり、「こりゃ壊れたかもしれない」と思っていました。
SSDの難儀なところは、HDDのような異音が出ないことで故障に気づきにくいところ。
とはいえ、買ってすぐの製品ならまだしも、購入してから2年近くたつし、そもそもこういうパーツは消耗品だし」という長年の先入観があって、最初は捨てるつもりでいたのです。
「保証書も捨てちゃったし、買ったのも1年以上も前だから、まぁよく働いてくれたわな。ドンマイ」
ところが、ゴミ箱に捨てようと手にしたSSD本体を見てみると、本体に保証書らしきものが貼ってあります。
それと並行して、同じくシリコンパワーの新しいSSDを購入しようとネットを見ていると、シリコンパワーのSSDは、製品保証期間が3年と書いてあることに気がつきました。
「あれ?もしかしてこのSSD、保障期間が残ってるのかも?」
「保証書も、このシールでOKっていうことなのかな?」
そう思い始めたところ、購入した先が運よくアマゾンだったので、領収書も残っていることになります。
ということで、ダメ元でシリコンパワーのホームページを見て、サポートダイヤル「03-5830-2061」に修理が可能か電話をしてみることにしたのです。
自動音声でたらいまわしにされるのかと思いきや、電話をかけてみるとすぐにつながり、日本支社のようで、人当たりのよさそうな男性の方が電話に出られました。
「あのぅ、E25というSSDなのですが、急に起動が異常に遅くなってしまいまして。プチフリーズといいますか、停まっては動き、停まっては動きをくり返しているようなのですが、これって、修理の受け付けはやっているものでしょうか・・・」
と聞いてみたところ、
「その製品は3年保障なので大丈夫です」とのこと。
やはり、保証書は本体に貼ってあるシールがその役割を果たすようで、紙の保証書類は必要ありませんでした。
また、領収書などの「いつ購入したかががわかる書類」についても、アマゾンなら購入履歴をプリントアウトして添付してくれればOKとのこと。
「交換を依頼する旨と、住所、名前、連絡先、かんたんな症状をお書き添えのうえ、弊社までお送りいただければ大丈夫です」
「送り先は、ホームページの「世界各地の拠点」というところをクリックしていただくと記載されている日本支社の住所に送ってください」
との回答をいただきました。
送り先は場所はここでした。
日本支社とあります。いやー、ワールドワイドなデカい会社なんですね。
こちらとしては、「まぁ消耗品だし、いいか」とゴミ箱に捨てかけていた製品だったのですが、あまりにあっけなく修理・交換を受け付けてもらうことができ、びっくりしちゃいました。
というわけで、早速にSSDに以下のような文面の手紙を添えて、メール便で送ることに。
送り先は、シリコンパワーのホームページにも記載されているとおりですが、以下の宛先にメール便にてSSDを送りました。
東京都台東区下谷1丁目4番10号 上野SKビル7階
シリコンパワー 「修理・交換」御中
上記の宛先に修理依頼品を送ったのが火曜日だったのですが、その翌々日の木曜日には電話連絡をいただきました。
なんでも、
「修理・交換希望の製品はすでに製造されていないので、同等の代替品の新品をお送りさせていただきたい。」
「しかし、128GBのものはモデルチェンジされて120GBになってしまうが、よろしいでしょうか?」
というご丁寧なご連絡。
たしかに、最近のSSDは32GB、64GB、128GB、256GB以外の容量も多いようで、たとえばサムスンなんかのSSDは80GBやら120GBやら、中途半端な容量のように感じるものも多い様子。
たった8GBくらいの差はぜんぜん構わないので、全然問題がない旨を伝えると、
「ありがとうございます。金曜日くらいにはお届けできると思います」とのご返答。
こちらが恐縮してしまうほどの対応ぶりに、思わず「ええ会社やなぁ」とファンになってしまいました。
嬉しい誤算だったのは、転送速度がアップするということ。
修理・交換の依頼をしたE25というSSDは、2012年に購入したもので、転送速度はSATA2なので3GB/Sでした。
ところが、「もう同じものがない」という理由で代替品として送っていただける製品は、最新のV55というシリーズ。
128GBから120GBなので、容量こそ少しだけ少なくなっているものの、転送速度が倍に性能アップしているため、SATA3の6GB/S。
実質的にはランクアップした製品を送ってくださることになりました。
で、その交換品も、翌日の金曜日には到着。
早過ぎです(笑)
見てみると、中身は新品の最新モデル。
Volex V55というシリーズらしいです。
ということで、保障は長いわ、対応は早いわで、シリコンパワーさんのあまりの神対応ぶりに、思わずこうして記事にしてしまうほどでした。
ステマでも何でもなく、シリコンパワーの製品は安くて性能がよいと前々から思っていましたが、今回の件でさらにサポートも充実しているということが分かりました。
今、起動ディスクがHDDの方は、SSDに変えてみるだけで、その動作速度の速さに感動できます。
慣れてしまうと、もう2度とハードディスクには戻れないほどで、周りにはSSDに換装することを奨めまくっています。
その候補として、シリコンパワーのSSDはとてもおすすめですので、これからSSDを購入しようと思っている方には、ぜひ推薦したいと思います。
こうしたパソコン周辺パーツは、いわば消耗品なので、クラッシュや故障は仕方ないのですが、最近のアセンブリパーツは思いのほか保障期間が長いものが多いように思いますので、あきらめる前に、保障期間が残っていないか、修理や交換ができないか、問い合わせてみるといいかもしれません。
シリコンパワーさんも凄いですが、こんなときに、やっぱりアマゾンで買っていてよかったなぁと思いましたです。。
さっそく使わせていただきましたが、とにかく早い。
当方あいにくSATA2に対応したマザーしかないため、このV55の威力を活かすだけの環境がないことが残念ですが、プチフリも一切起きず、快適そのもの。
円安でこの手のアセンブリパーツも値上がりはしてきていますが、その中にあって、いまでもコストパフォーマンスの点では抜群です。
保障も長いし、サポートもしっかりしているし、サポートダイヤルにもすぐつながるし、対応も早いしで、本当にいうことなしでした。
現行モデルではなくなってしまったので、同容量のモデルを紹介していますが、120GBのSSDってもうこんなにびっくりするほど安くなってるんですよね。
これ、5年ほど前のノートPC(たとえばcore i5の5000番台くらい)でも、爆速になります。
新品のエントリーモデルのノートPCを買うくらいなら、5年ほど前のビジネスユースモデルを買ってSSDに交換したほうがぜったいに満足度が高くなりますので、ぜひお試しあれ。