背が伸びそうなイメージをかきたてる絶妙なネーミングでも大人気のロート製薬のセノビックですが、ここ最近テレビＣＭをあまり見かけないと思いませんでしたか？
セノビックは幼稚園児から小学校低学年くらいまでに最適案製品なので、たとえばちびまる子ちゃんなど、子供向け番組や、日中に奥様方がご覧になるワイドショーなどの時間帯などにＣＭを放映するスポンサーでもあったのですが、
「ここ数カ月ほどは、セノビックのＣＭを見かけないなぁ」
と感じられていたお母さんも多いのではないでしょうか？
じつはセノビックのＣＭが控えられていたのには、理由があるのです。
それは、ミルクココア味の製造が追いつかないために、一時的に注文を抑えるために、あえてＣＭなどが控えられていたのです。
セノビックには５日分の体験ができる５００円モニター企画というものが不定期に開催されていて、こちらの在庫は毎回１０００セット限定ということもあって計画的に生産されています。
でも、５００円モニターセットを購入するよりも本製品を購入したほうが圧倒的に安いため、本製品のほうがよく売れているという事情がありました。
５００円モニターの存在を知った後でも、けっきょく本製品のほうがお得だということで、本製品のほうがよく売れているという異常現象が起きているほどの人気製品のため、本当に品薄だったのです。
セノビックにはミルクココア味のほかにも、バナナ味、いちごミルク味、ポタージュ味、ヨーグルト味もあり、期間限定で抹茶味など複数のフレーバーがありますが、オリゴミルという成分が入っているのがミルクココア味だけなので、売れ行きにかなりばらつきがあり、在庫のコントロールが非常に難しいという事情もあるようです。
これはセノビックの広告担当者さんから６月初旬に聞いた話なのですが、ミルクココア味の在庫が不足してまともに注文が受け付けられなかったそうです。
よくドリンクなどで「品薄」を演出して話題にする売り方がありますが、セノビックに限って言えば本当に在庫不足で品薄になってしまっていたようで、その影響でＣＭや広告宣伝活動が控えられていたようです。
８月上旬になってやっとこさ製造が追いつき、以前のように注文を受け付けられるようになったそうで、わたしもこうして「セノビックの在庫が正常に戻ったらしいです」という記事を書いている次第なのですが、こんなに売れる商品ってすごいですよね・・・。
セノビックはもともと２００７年から発売されていたもので、発売当初はたいして話題にもならなかったのですが、２０１１年ごろから爆発的に売れ始めて、２０１７年でもう１０年になるベストセラー・ロングセラー商品ということになります。
１０年で１０００万袋を達成したということなので、１年で１００万袋売れているということです。
単純計算するわけにもいきませんが、日本の現在の新生児の誕生人数って、１年にだいたい１００万人と言われています。
ということは、ほぼ全員がセノビックを飲んでいるという計算も成り立つわけで、まさに驚異的な数字だといえますよね。
もちろん、１年飲めば１人が２袋×１２か月＝２４袋を消費するので、もうちょっと現実的な計算をすると、
１００万袋÷２４袋＝４１６６６人
っていう計算になるので、１年間に５万人くらいが飲んでいるということになります。
１年間に５万人というと、なかなか現実的な数字だに見えますよね。
それにしてもこれだけたくさんの人に支持されて売れている子供向けのサプリはなかなかありません。
それだけ長年にわたって支持されているからこそ、他社メーカーから性能面では上回る製品が登場したとしてもセノビックが選ばれているということなのだと思いますが、それだけブランドネームが突出している結果だということもできると思います。
栄養価や成分・価格面でいえば「森永乳業のセノビー」のほうがはるかに優れているのですが、それだけセノビックへの信頼が厚いということも言えるのだと思います。
わたしはセノビックを愛飲して５年以上の経験をもっていますが、この５年ほどの間に本当に色々な製品が出てきました。
それでもやはりセノビックを上回る人気をもつ製品は、森永乳業のセノビーと、高光製薬のノビルンくらいしかお目にかかることがなく、いかにブランドネームが大事なのかを勉強させられる感じです。（消費者としてではなく、ビジネスマンとしては・・・ですが）
いずれにしてもセノビックの在庫状況が改善されたことによって、今後はまたテレビＣＭで見かける機会が増えてくると思います。
ＣＭで見かける機会が増えればまたよく売れるようになるので、また在庫不足に陥ってしまうかもしれませんが（苦笑）、今現在は問題なく注文できるようになっているようなので、もし以前から気になっているようでしたら、とりあえず１セット（２袋）だけ買って試してみられるとよいと思います。
