ポラロイドから発売される子供向けスマートフォン「PolaSma」が発売されます。
最初に仕様を見た段階では「なんだこれ。やっぱり子供のおもちゃだね」くらいの印象でしたが、なかなかどうして、意外と大人でも便利な使い方ができるダークホースになりそうな予感です。
というのは、SIMカードの2枚ざしができるからです。
このポラスマは、IPS式5型液晶ディスプレイですが、フルHDではなく960×540ドット。おまけにメモリが1GB、ストレージは4GBとスペックは抑え目ですが、1.3GHzのクアッドコアを搭載していることから、速度としてはNexus5に迫る性能。
価格も27999円と、SIMロックフリースマホとしては格安の部類です。
週刊アスキーの記事によれば、「それぞれGSMとW-CDMAに対応するが、日本ではW-CDMAしか使えないため、実質海外いで買ったSIMを国内SIMと交換作業要らずでさせる程度のメリットしかない」と記載されていましたが、どうやらこれは間違いだそうです。
日本市場での最終出荷版では、SIM1/SIM2ともにWCDMAになるとのことで、どちらのスロットもドコモかソフトバンクのSIMで使えることになります。
ということは、先日に紹介したビックカメラの格安スマホ、FleaPhone CPF03Aと同じ使い方ができるというわけで、がぜん購入意欲がわいてくるわけです。
MVNOの格安SIMをデータ通信専用として使い、学割2014などで入手したドコモのガラケーから抜き出したSIMを通話専用SIMとして使えば、2台持ちの面倒からも解放されます。
iモードを契約しているSIMだと、もしかしてパケットを消費される可能性があるので、念のために音声通話専用として契約しているSIMのほうが好ましいですね。
FleaPhone CPF03Aと比べても、総合性能は上回っており、デュアルSIMを搭載できるSIMロックフリースマホとしてはかなりの高性能。
というわけで、大人が使っても十分に魅力的な機種になりそうです。
ただし、LTEには対応していないので、あくまでも低速スマホの使われ方になりますが、LINEやゲームをする程度ならば全然困ったことがないので、まさに必要十分な性能だと言えるでしょう。
5インチスマホで、使い過ぎによる料金の心配もなく、ペアレンタルコントロールも可能となると、こどもにももちろんですが、大人が持っても十分に生かせる仕様だと思います。
=製品仕様=
・CPU:MTK6582 Quad Core 1.3GHz
・プラットフォーム:Android(TM)4.2
・メモリ:RAM 1G / FlashROM 4GB
・ディスプレイ:5インチIPS液晶/解像度960×540
・無線LAN:IEEE802.11b/g/n 準拠
・タッチパネル:静電式 (5点感知)
・カメラ:背面800万画素/前面200万画素
・センサー:加速度センサー
・メディアスロット:miroSD カードスロット(32GB対応)
・USB:Micro-USB
・音声出力:3.5mm オーディオ
・バッテリー:1,650mAh
・サイズ/重量:142×70×7.9mm/152g
・連続稼働時間:ビデオ再生約3時間
・連続待受時間:Wi-Fi接続時 約40時間