ここ最近、バスマットの代わりに人気となっている珪藻土マットですが、ちゃんとお手入れはしていますか?
とくになんのメンテナンスをしなくても使いつづけられることが、珪藻土マットの良さでもあり、凄さでもあるのですが、使っているうちに皮脂汚れやら、足の裏の角質やら、ホコリやチリなどが原因で、だんだんと吸水力が落ちてくるんです。
そんなときに試してほしいのが、珪藻土マットを耐水サンドペーパーでゴシゴシ研磨してみることです。
わたしの家では、バスマットが乾きにくい冬場はもちろん、夏場でもヒンヤリした感触と速乾性のある点が気に入って、オールシーズン珪藻土マット状態なのですが、それゆえにぜんぜん手入れをしていなかったのです。
そんなある日、ふと見てみると、うちの猫がエサに不満を持ったらしく、珪藻土マットのうえでやってくれちゃったんですね・・・。
仕方がないので、靴用のタワシを使ってシャワーでジャブジャブと水洗いをしてみたのですが、やっぱり臭いも汚れも取れず。
それで思い出したのが耐水性のサンドペーパー(紙やすり)。
耐水サンドペーパーとは、水をかけながら研ぐためのサンドペーパーで、陶器でできた洗面台や便器などの掃除にも大活躍してくれる紙やすりなのですが、このサンドペーパーで珪藻土マットをゴシゴシと研磨してやると、新品を買ったときのような吸水性が復活してくれるのです。
こんな感じで水にぬらしつつ、ザリザリとやすりをかけていくと、じんわりと削れていきます。
円を描くようにくるくると回しながら削っていくと、まんべんなく、バランスよく削れていきます。
ぜんぜん汚れていないように見える珪藻土マットでも、じつは意外と汚れていたり、脂が詰まっていたりで、吸水性も速乾性も損なわれているのですが、表面をザリザリと削ってやると、また新しい表面が現れるので、完全に新品の状態に戻るのです。
珪藻土マットが削られきってなくなってしまうほど薄くなるまで使えるっていう感じなのですが、ジャリジャリと表面を少し削ってやるだけで、ほとんど完璧に新品の状態に戻ってくれます。
こうなると、もはや半永久的につかえるエコ商品といっても過言ではない感じです。
耐水サンドペーパーは、ホームセンターでもかんたんに購入できるものなのですが、1枚当たり50円から100円以内で入手できるものなので、できれば月に1回くらいのペースでゴシゴシと削ってやると、いつでも速乾性のある珪藻土マットに生まれ変わらせることができます。
動画で撮ってみましたが、耐水サンドペーパーでザリザリと適当に研磨した後に、シャワーで削りかすを流すだけ。
たったこれだけのことで、みるみるうちに乾いていく珪藻土マットに生まれ変わらせることができます。
あとは削った表面をシャワーでざっと流すだけ。
ビッチャビチャになった状態でも、立てかけておけば、ものの30分ほどでカラッカラです。
もっとも、こうしたメンテナンスの方法は、珪藻土マットの取扱説明書にも書かれてあって、サンドペーパーも付属している場合が多いのですが、付属しているサンドペーパーの目が細かすぎて、いまひとつザリザリと削れてくれず、吸水性や速乾性が復活するほどにはならなかったのです。
ところが、ホームセンターなどで販売されている耐水サンドペーパーは、目の粗さにバリエーションがあって、けっこう目の粗いものがあります。
目の粗い耐水ペーパーを用意することで、効率よく速く削れるので、楽だしスピーディにメンテナンスを終えることができます。
この作業をDIYと呼べるのかは怪しいですが(苦笑)、わざわざ買い直さなくても、たった数十円程度で新品の状態に戻せますので、
「ここ最近、吸水力が落ちてきたなぁ」
「なんか最近、乾くのが遅いな」
なんて感じていたあなたは、今すぐホームセンターにGOです。
すぐに乾燥してくれるので、雑菌の繁殖も起きにくく、清潔であることが珪藻土マットの特徴でもあるのですが、こうしたメンテナンスを月に1回でもやってあげるだけで、常に清潔で衛生的な状態を保つことができます。
梅雨時期など、湿度が高くてジメジメしているときほど効果を実感してもらいやすいと思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに耐水サンドペーパーは、アマゾンなどの通販で買うとすごく割高なので、できれば最寄りのホームセンターなどで入手されることをおすすめしますが、近くにホームセンターがないという場合や、買いに行くのが面倒くさいという場合は、いちおうリンクを掲載しておきますので、使ってみてくださいませ。
たいていはA4サイズなのですが、便器の掃除(石灰化した黄ばみやこぼりついた汚れ)など意外と掃除に役立つアイテムなので、一家に一枚くらいはあっても、ぜんぜん使い切れると思いますよ。
ちなみにわたしが使っている珪藻土マットは、アマゾンで買ったこれです。
くわしいレビューはこちらで書いていますので、珪藻土マットに興味があればぜひ読んでみてください。