珪藻土のバスマットを買ってみました。
ここ最近、TV番組でもよく取り上げられているので、前々から使ってみたいと思っていたのですが、長らく使っていたマイクロファイバーのバスマットがヘタってきたので、ちょうどいい買い替え時期だと思い、念願の珪藻土バスマットを購入してみました。
ご存知ない方のために少しだけ補足をしますと、珪藻土(けいそうど)とは、光合成をおこなう植物の死骸などが堆積してできた岩(堆積岩)で、かんたんにいえば、植物の化石です。
耐熱性能・耐火性能が高いことで知られており、耐熱レンガや、コンロ、七輪など、炎を扱う器具なのに利用されています。
よくキャンプ場などでバーベキュー用のレンガを見かけることがありますが、あれも普通のコンクリートではなく、珪藻土で作られたレンガが利用されています。
ほかにも、イタリアンレストランなどでピザを焼く用のレンガの窯がありますが、あれも珪藻土で作られたレンガが用いられています。
そんな珪藻土で作られたバスマットが非常に人気らしく、テレビでも取り上げられているのを知っていましたが、「すぐに乾く」「足がさらさらになる」など、かなり高評価を得ていることからぜひ試してみたいと思い、さっそくアマゾンで購入してみました。
今回購入したのは、アマゾンの「カテゴリ 風呂マット・すのこ」部門で1位になっている、「AngLink 珪藻土バスマット」です。
すでにベストセラーの殿堂入りをしているようで、レビュー84のうち、5つ星評価が75こもある超人気商品です。
じつはこのAngLink社の珪藻土バスマットですが、アマゾンでは2つ存在するんです。
ひとつは、2699円のもの。もうひとつは、2399円のもの。
どちらもまったく同じものなのですが、値段の違いは、販売ショップの違いです。
どちらもアマゾンプライムの対象商品なので、どちらを買っても送料はかからず、アマゾンから送られてくるのですが、AngLinkの直営店が売っているバスマットのほうが、201円安いんです!
ということで、今回は直営店が出品しているほうを購入しました。
注文した翌日には届いたのですが、さっそく使ってみたところ、むっちゃよかったです。
実際にとどいたのが、こんな感じ。
商品の箱に直接送付状が貼り付けられており、箱の厚みも1センチほどしかないので、処分が楽です。
裏面はこんな感じです。
さっそく取り出しますと、素焼きのようなきれいな色。
横からみますと、こんなに薄いです。
本当にこんな薄いマットで、びちゃびちゃの足の水分を全部吸収して、そのうえすぐに乾くなんてことがあるのかしら?とちょっと心配になってきました。
そこで、さっそく風呂に入ってみることにします。
いつものように風呂につかり、頭をシャンプーで洗い、体を洗って、ひげをそり、また湯船にざばーーっと使って、15分くらいして出てきた姿がこちらでございます。
はい。えらい汚い画像で申し訳ないですが、いちおうタオルで体と頭だけ拭いただけなので、足はびっちゃびちゃでございます。
なおかつ、すね毛がえらく濃いので、毛がたっぷりと水を含んでおり、足にむちゃくちゃ水分が残っているという状況です。
5秒ほど乗ったあと、片足を上げてみます。
すると、5秒もしないうちにみるみる乾いてきまして、15秒でほとんどこの状態。
マットに乗る前は、足はほとんど拭かずに乗りましたので、足の裏だけではなく、ひざから、スネから、どんどん水がしたたる状態で乗ったにもかかわらず、この速さです。
こんだけ毛深いわたしが試して、こんだけ即効で乾くわけなんですから、ムダ毛が少ない方や、お手入れをされている女性の方なんかの場合、もうまったく問題なく全部吸水して、なおかつソッコーで乾いてしまうと思います。
写真だけだとちょっと伝わりにくいと思いましたので、動画にしてみたのですが、わかりますでしょうか?
どうでしょう?なかなかすごいでしょ?
ちなみに、お手入れはほとんど必要なく、週に1度か2度程度天日干しするくらいで十分。気になる場合は、お風呂でさっと洗ってもいいと思いますが、選択することに比べたらめちゃ楽です。
乾き方が悪くなってきたら、付属していた紙やすりでちょっと削ってやるといいみたいです。
早く乾くということ以外にも、いろいろと利点がありました。
マット自体がスベスベしていて、ぬれた足で乗ると、ろくろの粘土のようなツルツルした感じを受けるのですが、ぬめりっぽい感じはありません。
これは多分、すぐに乾いていくからなんだと思いますが、珪藻土という素材そのものの特性でもあると思います。
また、マットに足を乗せて足をずらしていくと、きめの細かい軽石のような効果があるのか、かかとの角質が取れていく感じがして、足の裏がとてもツルツルになるんです。
また、これも素材の持つ性質のひとつだと思うのですが、思ったほど冷たく感じないんです。
11月の初旬に購入したので、ちょっと冷たくて寒いかな?と思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。というのも、金属製ではないため、極端に冷たくも、熱くもならないからです。
風呂上りだから・・・ということもありますが、ちょっとヒンヤリしているからこそ気持ちよく、それゆえに夏は涼しく、冬は適度に冷たくで、まるで井戸水のような感じ。季節を問わず、年中心地よく使えることに感動しました。
通常のバスマットだと、大家族の場合、最後のほうに風呂に入ったらバスマットがもうビチャビチャってことがあると思いますが、この珪藻土のバスマットはほんとうにすぐに乾くので、次の人がマットに乗ってもサラサラ。なので、人数が多い家族にもおすすめできると思います。
そんなわけで、かなり気に入ってしまったのですが、半永久的に使えて、おまけにメンテナンスもいらず清潔。週に1回くらい日に当てるくらいで十分な殺菌ができますので、ほかになーーんにもする必要がありません。非常に楽ちんです。
さて、ここまでいいことづくりの珪藻土のバスマットなんですが、デメリットはないか考えてみました。冬場の場合、足が冷たいのではないか?と思っていましたが、よくよく考えてみれば風呂上りなので、多少の冷たさは苦にならず、かといって、金属ほど冷たくはならないので、かえってここちよいヒンヤリ加減です。よって、これはデメリットにはなりませんでした。
そうしますと、デメリットはわれる可能性があるくらいでしょうか。
バスマットとして使う場合、ふだんは持ち上げたり、移動させることはあまりないと思いますが、それでもタオル地のバスマットよりは重量がありますので、落下には注意しなければなりません。
外で日光に当てたり、移動させたりするときに注意するくらいで、通常の使い方をしているぶんには割れる心配は一切ありません。たぶん、体重200キロで乗ってもまったく問題ありません。
ということで、デメリットとしてはマイクロファイバーやタオル生地のバスマットに比べて重量がある点ですが、せいぜい体重計程度の重さですので、とくに重たく感じることはないだろうと思います。
風呂上りにヒンヤリ冷たくて気持ちよく、さらにすぐに乾くので重宝する珪藻土のバスマット。
とても気に入りました。迷っている方は、早く使わないと損をしているかもしれませんよ(苦笑)
ちなみに、珪藻土マットのお手入れは耐水性のあるサンドペーパーがおすすめなのですが、珪藻土のマットの削れカスが飛沫しない簡単なお手入れ方法をご紹介していますので、参考になれば幸いです。