愛知県を中心にいくつか店がある家具屋さんに、服部家具センターというお店があります。
とにかく品ぞろえが豊富で、店がデカい。
ここでの買い物は今回が初めてではなかったのですが、神対応してくださったことが非常に印象深かったので、ちょっとご紹介してみたいと思います。
発端は、キッチン周りの収納家具を探していたこと。
電子レンジや炊飯器などを1か所に集中して配置できる、いわゆるキッチンボードというのが欲しくなりまして、あちこち探していたのです。
ただ、サイズ的な制約がありまして、なかなか思うようなものが見つかりませんでした。
というのは、古いマンションなので、配管などが収められている梁(はり)によって高さに制限があることと、すでに冷蔵庫などの家電が占領しているため、使える横幅が1530mm前後という制約があったからです。。
希望としては、電子レンジや炊飯器などを収めるためのキッチンボードと、食器類を収めるための食器棚スペースの両方が欲しかったのですが、この横幅となると、かなり選択肢が狭められます。
ところが、両方の希望をかなえてくれる一体型のキッチンボードを見つけたのです。
お店は、近鉄蟹江駅の近くにある、「服部家具センター 家具のびっくり市場」というところ。
横幅1390mmのものと、横幅1190mmのものと2つがおいてあり、形状としては理想的。価格も10万円強と、この手の家具にしてはかなり格安の部類でした。
できるだけスペースを無駄なく使いたいので、横幅1390mmのものを選びたいところだったのですが、ちょっと困った問題が生じました。
というのは、配置予定のキッチンスペース左側には、コンクリートによる梁があり、横幅1390mmのタイプではギリギリで高さが足らない可能性があったからです。
測ってみると、梁までの高さと、キッチンボードの高さがまったく同じ。
床のたわみのあるので、実際にはコンマ数ミリの誤差は生じるかもしれませんが、仮におさまったとしても、おそらく1mmも隙間があかない状態です。
それでも、収まればいい方なのですが、無理やり押し込もうとして、結局入らなかった場合、冷蔵庫を別の場所にさせなければならないというリスクがあります。
で、どうしたものかと散々迷い、何度か来店したり、ほかのキッチンボードも見てみるのですが、そのキッチンボードは現品限りで展示されていたもので、違う寸法のものはありません。
「あと少し低ければ入るのになぁ・・・」と、なんともあきらめきれない感じで店員さんと話していると、そこへ職人さん風の店員さんがやってきて、同じように採寸を始めてくれました。
そこで、ダメ元で事情を話してみると、
「それなら、下の部分を切ろうか?」
「マジすか!」
驚いていると、
「気に入ってるみたいだし、いいよ」
とのこと。
通常、こうしたカットをやってくれる店自体はほとんどありません。
家具屋さんですら、やってくれるところは、ほとんどないのです。
ニトリや無印良品などのような既製品の家具を売っている店では絶対にやってもらえませんし、雑貨などを扱うフランフランや、北欧家具として有名なイケアなどの家具点でも不可能です。
おそらく、設備や機材、技術などが必要だからなのだと思いますが、「さすがは、ちゃんとした家具屋さんは違うんだなぁ」と思ったものでした。
おまけに驚いたのが、費用もいらないとのこと。
カットしてもらえるだけでもラッキーなので、当然カット費用はかかるものだと思っていたのですけれども、それも無料でいいとのことで、感謝感激です。
というわけで、理想的なキッチンボードを購入することができたのでした。
ただ、この話にはもうちょっと続きがあります。
運び入れの当日。
運んできたのは物流を専門とされる外注業者の方っぽく、実際に入れてみようとすると、引っかって入らないのです。
「切ってくれているはずなのに、おかしいな・・・」
でも、高さを測ってみると、カットする前と同じ。
「なんでや??」
あわててお店に電話で事情を話すと、一回引き取ってもう一回カットしなおしてくれるとのこと。
どうやら、運んできた方が気を利かして台座に緩衝材を入れてくれたため、せっかくカットしてくれた分が無駄になってしまい、結局カットする前と同じ高さになってしまっていることが原因のようでした。
そんなわけで、翌日に再度さらにカットしてくださったものを運んでくださって、無事にピッタリおさまったのでした。
こうしたイレギュラーな依頼に応えてくださっただけでなく、こちらの勘違いでさらに手数をかけてしまったにもかかわらず、2度もカット作業をやってくださったことに非常に恐縮しつつ、なんて神対応な店なんだと感動してしまいました。
いやぁ、本当にいい買い物ができて良かったです。
というわけで、もしも家具を探しているなら、一度は行ってみるだけの価値があると思います。
もともと服部家具には安い組み立て家具から、高級家具まで大量に展示されているので、前々から重宝していたのですが、このアウトレット店にはさらに格安で売られている家具もたくさんおいてあるので、思いのほか掘り出し物があります。
この記事を見たからといって、どの店での同じように対応してくれるわけではないかもしれないという点だけはご了承いただきたいのですが、何か困っていることがあるなら、相談だけでもされてみるといいかもしれません。
ちなみに、キッチンボードとして有名な人気メーカーにパモウナというシリーズがあります。
このシリーズは好きなパーツをチョイスして構成することができるため、非常に人気があるそうです。
どこで買う?といったら、もうハットリ家具がおすすめですが、定番商品には相応の理由があるもの。
わたしも一時は、「パモウナでカスタマイズして買うしかないかなぁ」と迷ったシリーズでした。
パモウナは、キッチンボードの売り上げで8年連続1位という超人気ブランドなのですが、サイズや機能をカスタマイズして好みのボードをつくることができることが人気の理由なのだとか。
わたしの場合は、逆に色々と選ばなくてはならないことが面倒で、パモウナは選ばなかったのですが、安いものでも10万円以上はする買い物なので、情報収集をしておくにこしたことはないと思います。
もしも自宅のキッチンのピッタリあうキッチンボードを買おうとされている方は、資料請求してみるといいかもです。
記事に載せた写真は、名古屋市港区南陽町にある服部家具センター本店の店内ですが、おすすめは蟹江町宝にある「服部家具センター びっくり市場」と書いているアウトレットショップ。
本店から1号線の方に向かって、車で5分くらいのところにありますよ。
リフォームも検討に入れてみよう
今回は最適な大きさのキッチンボードをゲットできたわたしでしたが、生活環境や家族構成の変化に伴ってリフォームの必要性が生じることもありますよね。
わたしは自宅や実家、会社のオフィスなどで頻繁にリフォームを行う機会があったため、かなりのヘビーユーザーを自認していますが、いまどきのリフォーム事情は昔と随分変わってきています。
一括見積サイトの活用が成功するリフォームのカギと言っても過言ではないと思います。
なかでもおすすめなのが、リショップナビという一括見積サイトです。
リショップナビを使って何度もリフォームをしていますので、リショップナビの使い方や活用法、使い方だけではなく、リフォームをする際の注意点などもまとめています。
記事にしていますので、あわせてお読みいただければ参考にしていただけると思います。