エースコックが2020年4月20日に発売を開始した『わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ』ってご存じですか?
エースコックの定番カップラーメンである、わかめラーメン(ごま・しょうゆ)の麺を一切なくして、わかめだけ4.5倍も増量して入っている、もはやラーメンとはいえないラーメンです。
世代によると柳沢慎吾さんより石立鉄男さんのCMのほうがインパクトが強いのではないでしょうか?
「わかめいっぱ~い!」っていうセリフとともに船の舵をとりながら満面の笑みをこぼす姿がいまもなお記憶に残っています。
そんなエースコックの超ベストセラーカップ麺のエースコック わかめラーメンなんですが、麺がまったく入っていない「エースコック わかめラーメン 麺なし」のラーメンってのが売られていたんです。
その正式名称が『わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ』でして、パッケージにも「ラーメン」とは書いていなくて「ラー」なんですけれども、もう笑っちゃいますよね。
当時は新型コロナウイルスの影響でリモートワークが激増しはじめた頃。
在宅メインで仕事をしていると運動不足で太りがちになるため、肥満対策としても低カロリーな「わかめだけの麺無しラーメン」の登場は「そうか!その手があったか!」と度肝を抜かれた感じでした。
以前からエースコックはわかめが増量されたバージョンやら油そばバージョンやら、面白いことをやってくれるメーカーだったのですが、「わかめラーメン 麺なし」も発売当時はかなり話題になっていて、「わかめ大杉」「エースコックが無茶しすぎ」など色々と盛り上がっていました。
じっさいの中身はこんな感じなんです。
けっこうな大きさのカップなのに、フタを開けてみると、これだけしか入っていません。
取り出してみても、わかめが入ったかやくの袋と、スープの袋だけ。
じっさいにつくってみるために、カップの中にかやくとスープを入れて見ますと、こんなにスカスカ。
お湯を入れた直後だとこんな感じ。
オイオイ、ほんまに増えるんか?みたいな感じなんですが・・・
わかめなのでフタをする必要はないみたいで、そのまま1分くらい放置しておくと、どんどん増えてきました。
カップにかやくを入れた直後は、「そんなちょっとしか入ってないのかよ」くらいに思われたかもしれませんが、「どこにおったんや」いうくらいに爆増します。
箸でつかんでみたらこの通りのボリューム感。
そりゃ、麺はいらんわ・・・っていうのがお分かりいただけるかと思います。
この感じでカップの底までわかめがギッシリというかビッチリ詰まっておりまして、どれだけすくって食べてもぜんぜん減っていかない感じ。
こんなに食べたらそりゃお腹もパンパンになります。
たしかにちょっと量が多すぎて味に飽きてくる感じもあるのですが、これだけ食べてもカロリーはたったの59Kcalでして、満腹感はあるのにヘルシーということで、とくに髪の毛が薄くなってきたわたしは気に入っていたんです。
ところが最近、まったく店頭で見かけなくなってしまいました。
わたし、ものすごく気に入っていたので、見つけるたびに買い足してはストックしていたのですが、とうとう近所のスーパーでは見かけることがなくなってしまいました。
そんな折、「なんでも買い取ってくれる激安リサイクルショップ」として有名なキンブルで、久々に見かけました。
しかも値段は1個100円。
これはもう箱買いしておかないといけないということで、3ケース合計36個を爆買いしてきました。
キンブルに並んでいるってことは、売れてないからこそキンブルで売られているわけでして、おそらくもう発売中止になってしまったのか、期間限定発売だったのか分かりません。
そんなわけで、残り少ないストックを数日おきに食べていたのですが、とうとう先日になくなってしまい・・・。
この先どうしようかと路頭に迷っていたのですが、ええことを思いついたんです。
そうです。
「自分でわかめを増やしたらええやないか!」
と。
そこで、同じくキンブルで売っていた乾燥わかめ(これもまた100円)を買ってきて、ノーマルなわかめラーメンにわかめを追加で入れつつ、麺を除去してしまう作戦です。
こんな感じのカットわかめです。
我ながらすごいいいことを思いついた!と思ったのですが、唯一間違っていたことがあります。
それは、ものすっごい増えるということです。
ノーマルなわかめラーメンの容器だと、せいぜい2倍くらいまでの量にしておかないと、わかめがカップからはみ出すほどに増えてしまいました・・・。
どうりで麺が入っていないのにスーパーカップのカップサイズになっていたわけだと初めて悟ったのですが、、運動不足が気になっていて麺無しのわかめラーメンが買いたいのに手に入らないという方は、自分で「わかめラー」をつくるっていう方法もありだと思いますので、ぜひお試しあれ!