WiMAXを新規に契約するにあたって、店頭やサイトなどで色々調べてみたことをまとめてみました。

自分がWiMAXを契約するにあたって調べてきたことを記載しています。

これからWiMAXを契約しようか迷っている人に参考になれば幸いです。

まだ書きかけの項目もありますので、日を追いながら加筆していこうと思っています。

ちなみに、わたしが最終的におすすめするのは、ヤマダ電気が提供しているYAMADA WiMAXなのですが、家電量販系のWiMAXは基本的に店頭でしか申し込めないため、参考情報のひとつとして読んでいただけたらと思います。

目まぐるしく変化している業界ですので、最新のキャンペーン開催情報は、出来る限りご自身で調べてみてください。

■携帯電話以上に複雑怪奇なWiMAXのサービス提供会社

WiMAXの情報を探し始めて混乱するのが、本家以外が展開しているWiMAXの入会キャンペーンの多さです。

WiMAXを提供している本家はひとつしかなく、UQコミュニケーションズ(UQ)という会社です。

では、なぜヤマダ電気やビックカメラが自社の名前を冠したWiMAXを提供しているのか?

それには、MVNOという仕組みの理解が欠かせません。

MVNOなどの通信業界のビジネスモデルに関する情報も一緒に説明しますので、ドコモやソフトバンクのなどの3G系通信プランでも参考になると思います。

■WiMAXとはなにか?

WiMAXの説明はいまさら不要かと思いますが、念のために少し説明します。

WiMAXは、ワイマックスと読み、UQコミュニケーションズ株式会社が提供している通信サービスです。

理論上の通信速度が40MBと、携帯電話キャリアが提供している3G回線よりも速度が速いことが特徴ですが、そもそも電話会社ではないので、音声通話ができるプランが存在せず、データ通信専用のサービスとなります。

料金プランは非常にシンプルです。

完全定額制で月額4480円ポッキリ。これがベースになります。

1年間継続利用するプランなら、月額が3880円。

従量課金制のプランなら、月額380円から使えますが、上限が月額4980円となります。
ただし、12MBで上限に達してしまうので、実質ほとんどの方が選ばないプランでしょう。

最後のひとつが1DAYプランで、24時間だけ利用できて、1回600円となります。

家族割などの複雑な料金プランはないので、非常にシンプルです。

ということで、ほとんどの方が月額4480円のプランか、月額3880円のプランを選ぶことになります。

両者の違いは、解約時の違約金で、月額3880円の年間契約プランを1年未満で利用をやめると、違約金として9975円とられます。

一方、月額4480円のプランは、30日以内に解約すると2,100円かかりますが、30日以上使えば違約金は発生しません。

ここまでが料金の説明です。

さて、WiMAXにはSIMカードという概念がありませんが、WiMAXの通信網に接続するためには、専用のルーターが必要になります。

その端末は、定価で2万円弱するものなのですが、1円や2800円などの特別価格で提供してもらうためには、月額3880円のプランに加入することが前提です。

4480円のプランや、従量課金制のプランでは端末の特別価格は提供されていませんので、1年縛りのプランに入ることが、キャンペーンのメリットを得るためのスタートラインとなります。

■MVNOとはなにか?

各社のキャンペーンの裏側を知るには、MVNOの理解も必要になるかと思います。

たとえば、イーモバイルやディズニー携帯は、ドコモやソフトバンクが持っている回線を借りて事業を運営しています。

これを、MVNOといいます。日本語では、仮想移動体サービス事業者と訳しますが、ドコモやソフトバンクなどが提供していないユニークな料金形態を用意することで、事業が成り立っているのです。

イオングループも月額980円の定額サービスをやっていますが、あれもドコモのMVNOです。

値段は安いものの、通信できる速度を低く制限するなど、本家がやっていないような独自のプランを用意することで、特色を出しているのです。

こうしたビジネスは、ソネットやビッグローブなどもやっていますが、WiMAXにもMVNOがあります。

それが、ビックカメラやヤマダ電気などが提供しているWiMAXです。

最近では、ドスパラなどのパソコン販売会社や、ダイワボウシステムなどのIT会社など、多様なMVNO事業者があります。

■どのルーターを選ぶべきか?

■実質●●円に騙されてはいけない。

実質●●円という表記で安さを演出しているMVNOやキャンペーン情報には、妙な計算方式で安さを演出しているところもあります。

たとえば、端末を定価で買ったとして、その分を値引きしていることで、実質の月額が●●円などの表記をしていることがあります。

おまけに、1年ではなく2年縛りを条件としているところもあります。

WiMAXの本家には2年縛りのプランがないので、自ら条件の厳しいキャンペーンに応募するメリットも、あまりないと思います。

ですから、こうした複雑な料金プランを正しく計算するには、初期費用から事務手数料まですべて含めたうえで、1年間の運用コストが総額でいくらかかるかを算出すべきです。

なかには、月額費用も端末も安いものの、初期費用がなぜか19800円もする会社などもあるので、気を付けてください。

結局ぜんぜん安くないということが分かると思います。

■解約した後の端末が使えないケースがある。

すべてのLAN機器には、MACアドレスという、世界に一つしかない固有の番号が割り振られています。

この固有の番号を管理することによって、他のサービス提供会社での利用をできなくしている端末もあります。

いわゆる、黒ロムと呼ばれる類のものですが、どのMVNOのどの端末が黒ロムなのかの判別は、時期や機器によって変わるようなので、購入時や申込時に必ず確認しておいた方がよいと思います。

もちろん、解約した後はWiMAXは2度と使わないという場合ならよいのですが、他のサービス提供会社に加入しな追う予定がある場合、黒ロムの端末は利用できませんので、注意が必要です。

■パソコンセットで●●円キャッシュバックとかは微妙

たとえば、ヤマダ電気でも40000円引きになるプランがありますが、店員さんが自分でぶっちゃけてしまっていましたが、はっきりいって、ローンで買っているだけとのことです。
月額3880円のプランに入会するのは最低上限ですが、パソコンの40000円キャッシュバックを申し込むと、月額の支払い費用が5880円になるのだそうです。

しかも、2年間契約する必要があるということは、差額の2000円×24か月で48000円を余分に払い続けるわけでして、それならパソコンだけカードローンで買った方がよいのではないかと思います。

もちろん、新規加入者を増やしたい事業者の中には、もっと条件のよいセット販売プランもありますので、一概には言えませんが、そうしたキャンペーンが見当たらない場合は、月額3880円の年間プランだけ加入して、端末だけ安く手に入れるのが一番安全で後悔が少ないと思います。

■まとめて安くなる話は、話半分で考えましょう。
店頭でのセールストークや、サイト上での案内でも見かけるものですが、これは、自宅でADSLや光回線を利用している場合、その契約を廃止してワイマックス1本にしてしまえば、その分が浮くという理屈で案内されているものです。

たとえていえば、オール電化にすればガス代が不要になるという説明と似ています。

確かに、家の中でも快適に通信できるほどの速度が得られるのであれば、選択肢として魅力的ですが、IP電話や光電話を利用している場合や、光でもマンションタイプの場合は、もともと料金が安いはずなので、それほど大幅な節約効果は無いかもしれません。

それでも、3000円程度は毎月浮く計算になりますので、一人暮らしで、自分しかネットを使う人間がいないという場合には、魅力的な選択です。

■そのほか

個人の方が運営されているサービスだと思いますが、「WiMAX実測スピードマップ」というサイトが便利です。(頭のイイ人もいるものですねぇ)

WiMAX実測スピードマップ
http://wimaxspeedmap.com/

これは、ワイマックスを使っているユーザーが、自主的に全国各地での通信速度を申告できるサイト。

グーグルマップ上に配置されたスピードマップで、だいたいどの程度の速度が出るのか、電波が入るのかを確認することができます。

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