わたしにとっての真夏の恐怖といえば、なんといっても虫なんです。
害虫はもちろんですが、男の子に人気の昆虫さえも大の苦手でして・・・。
何がいやって、あの羽音なんです・・・。
もう、想像するだけでブルブルッとしてしまうほど恐ろしさなんです。
ある日の夜、帰ってくると、鍵を開けている最中にヴァラヴァラといった羽音が聞こえました。
セミ蚊と思ってあわてて家の中に入って玄関のドアを閉めるも、なぜか近くで羽音が聞こえる。
もしやと思って振り返ると、玄関の天井に大サイズのトンボが停まっているではありませんか・・・。
たいていの男性にとってはトンボやセミは害虫ではなく、むしろ愛でるべき昆虫のひとつだと思うのですけれども、わたしにとってはあらゆる虫が害虫なのでして、恐怖のあまり思わず絶句。
すぐに廊下の奥まで逃げたのですけれども、このまま朝を迎えるわけにもいかず、むしろ玄関にいる間に何か対策を取らねばならないと、頭をフル回転させるわけです・・・。
そういえば、前回「虫こないアース 玄関灯・外壁」を玄関ドアや玄関周りに散布したのが、いまから2か月ほど前・・・。
その間、結構な雨量があったこともあり、おそらく効果が薄れてしまっていたのでしょう。
玄関ドア上の外壁にトンボが停まっているとは知らず、開けた瞬間に入ってきてしまったのだと思われますが、もうどうしようかと半ばパニック。
虫取り網で捕獲しようとも考えましたが、虫嫌いな家に虫取り網なんかあるわけがなく、、、
その瞬間、飛び立とうとするトンボに、とっさに手にした殺虫剤で勢いよく噴射するも、まったく効果が感じられません。
緑色の感スプレーを見てみると、「ハエ・蚊」と書いてあります。
そりゃあ、あれだけ巨大なトンボには効くはずもなく、、むしろ刺激してしまっただけで、噴射から逃げ回ろうとバタバタ飛び回るわけです・・。こうした記事を書いているあいだだけでもプルプルと鳥肌がたつほどなんですが、羽根に殺虫剤の油がしみ込んだためなのか、高く飛べないようになり、床を低空飛行しながらこっちに向かってこようとしてさらに暴れまわります。
噴射する、暴れる、噴射する、暴れるの繰り返しで、無敵の相手に勝負を挑んでいるような状況で、もうなんともいえない絶望感。
「なんてヒドいことをするんだ」と非難されそうなんですが、怖いもんは怖いわけでして、どうにもならんのです。
猫先生になんとかしてもらおうと、エサ袋をカサカサして読んでみると、ジタバタしているトンボには一向に興味を示さず、「オイ、エサはよ出さんかい」の催促だけ。。
動きが鈍くなったところで、やっとの思いで段ボールを上にかぶせて動きを封じ込めたのですが、このままスライドさせて玄関から追い出そうとするも、玄関は結構な段差があり、箱の中でヴァラヴァラとなる羽音におののきながら、慎重に玄関ドア前まで移動させました。
とりあえず一息ついていると、「猫先生!何をしてはるんですか!」
箱の中から聞こえる羽音に興味があるのか、うえにのったりと余計なことをしようとしています。
やっとのことで原価ドアを開け、追いだせたかと思いきや、またしても派手に動き回って室内へ・・・。
やっぱり、ハエ用の殺虫剤ではまったく効き目はないらしく、ほとんどダメージを受けておりません。
それどころか、むしろ怒らせてしまっただけのようです(涙)
すぐさま段ボールに封じ込め、今度はなんとか外に出し、玄関を閉めることに成功しましたが、長い夜になってしまいました・・・。
結局、やっとの思いで室内から出て行ってもらうことに成功したのですが、頭は冷や汗と脂汗でベットリ。
フローリングは殺虫剤の油でヌルヌル。
壁も油シミができるほどの量で、気が付けば、スプレーの約半分を使ってしまっておりました・・・。
絶大な効果を持つ防虫剤でも、はがれおちてしまっていれば、そりゃあ効果も無いわけでして、さっそくまた厚塗りをしておくことにしました・・・。
もう、この防虫スプレーは本当に手放せません・・・。
効き目が持続しているときは、昆虫類はまず寄ってきませんし、周囲の壁に停まることすらありません。
主な用途は害虫をよせつけないためのスプレーなのですが、虫全般に効果がありますので、虫が苦手だという方は、ぜひ常備しておくといいと思います。。