テレビ放映以後、インフルエンザの予防に役立つとの噂から、全国各地で品薄状態が続いている明治のヨーグルト、R-1シリーズ。
カップ入りの固形タイプと、ドリンクタイプの2種類がありますが、いずれもスーパーやコンビニの店頭では1つ120円程で販売されています。
小売店によれば、メーカーである明治から出荷制限がされているようで、ホームページ上でも品薄によることを謝罪する声明文が発表されているなど、まさに特需が発生しているといっても過言ではないヒット商品となっており、テレビの影響力をあらためて思い知らされます。
おまけに、ヤフーオークション上などでは、1本あたり1000円近い価格で取引がされている様子もあることから、まさに過剰な反応にも思えますが、それだけ健康への関心が高いことの表れでもあるのかもしれません。
当方も、味とパッケージデザインが気に入っているという単純な理由から、普段からよくR-1のドリンクタイプを飲んでいましたが、近所のスーパーでは全くみかけなくなってしまい、現在は他社の飲むヨーグルトドリンクを飲んでいます。
明治のR-1だけがこれほど注目されているのは、その成分に秘密があるようです。
逆にいえば、ほかのメーカーのヨーグルトでは効果が薄いのか?という疑問が生じますが、最近の免疫学の研究では、乳酸菌がインフルエンザ予防に役立つことがわかっています。
ただし、乳酸菌そのものににインフルエンザの抑制効果があるのではなく、乳酸菌によって活性化されたNK細胞とよばれる免疫細胞の一種が、インフルエンザに効果をもつというのが本来のメカニズムなのだそうで、逆にいえば、R-1だけを摂取さえしていればインフルエンザにかかりにくくなるというわけではないようです。
明治のR-1の「R」は、乳酸菌の一種の「ラクトバチルス・ブルガリカス」という乳酸菌を表しており、このラクトバチルス・ブルガリカスが入っているものであれば、R-1を摂取しているのと同じ効果を期待することができるということになります。
チーズやバター、漬物などにも含まれていますので、高額なプレミア価格が付けられたR-1を探し求めて飲むよりも、普段の食生活を健全なものにし、一般的なブルガリアヨーグルトを通常通りのペースで食べたり飲んだりするだけで、同様の効果が得られると考えた方がよさそうです。
うちではこどもにセノビックを飲ませていますが、ヨーグルトもカルシウムを手軽に補給できる定番の健康食品のひとつ。
しかも、食品から自然にとることができるという良さがありますので、組み合わせて与えるようにしています。