サラダやパスタに添えて彩りを加えたり、さっと塩ゆでしたり、バターで炒めてもおいしいアスパラガス。
もちろん、季節の野菜としても人気のあるアスパラガスですが、オスとメスがあるのはご存知でしたか?
「へ?野菜のアスパラガスに、オスとかメスとかあるのか?」
と思ったかもしれませんが、あるんですよ。
アスパラガスは、育てる過程でそのままほうっておくと、太陽を求めて2メートル以上伸びます。
その成長の過程でオスとメスに分かれるのです。
オスとメスの違いが明確に表れるのは、その収穫量です。
メスの株よりも、オスの株の方が、約3倍程度多く収穫できるのです。
こう書くと、オスの方が良さそうに思えますが、消費者としてはメスのアスパラガスを狙うべきなのです。
なぜなら、アスパラガスは、メスの方が栄養素が圧倒的に高まっているからです。
収穫できる量が少ない方が、それだけ実が詰まっているというわけですね。
でも、スーパーや生鮮食料品売り場では、当然のことながらオスとメスを分けて陳列されていません。
そこで覚えておきたいのが、アスパラガスのオスとメスの見分け方。
意外と簡単です。
穂先がぎゅっと詰まっている方がメス。
穂先が開いていて、すき間があるのがオス。
一般的には、適度にゴツゴツとしたオスの方がおいしそうに見えるのですが、実際にはメスの方が狙い目というわけですね。
メスの方がポリフェノールの一種でもあるルティンなどが多く含まれているということで、同じ値段で買うならば、メスのアスパラガスを買った方が体にもお得ということになりますね。
オスとメスの違いによって値段が違うわけではないのですが、メスを見つけたらお得な掘り出し物があったと思って間違いありません。
カゴに入れるまえに、ちょっとだけよく見てみてくださいね!