数年前にリサイクルショップで購入したダイニチ製の石油ファンヒーター「FHY-30GS3」ですが、雪が降るかもしれないという日の直前になって、とうとう寿命が来てしまいました(苦笑)
昨日まで問題なく動いていたのですが、今晩になって動かなくなりました。
写真を見てもらえれば、エラーコードが表示されていることが分かります。
ダイニチの石油ファンヒーターは、エラーコードが全機種で統一されているので、どういう状況なのかを即座に把握することができます。さっそくダイニチのサイトで確認してみると、「F06」というエラーは、気化装置系の異常ということで、修理が必要だとの記載がありました。
この石油ファンヒーターをリサイクルショップで購入したのは、2009年頃のことですが、製造年月日を見てみると、なんと2001年製。
ということは、約13年間も問題なく稼働していてくれたことになるわけでして、十分に頑丈でその役目をしっかりと果たしてくれたことを実感しています。
もう、まったく文句のつけようがありません。
というわけで、早々に買い替えをしようということになったわけですが、石油ファンヒーターはダイニチがナンバー1だと思っています。
点火速度が40秒と圧倒的に早いし、3年間の保証もあるし、ブルーヒーターで温かさも安定しているし、タンクも使いやすいし、なによりトラブルが少なかったからです。
ダイニチの石油ファンヒーターの特徴は、なんといっても気化式であるということです。かんたんにいえば、灯油をいったんミスト状に気化させつつ、それを燃焼させて熱風を送り出す方式です。
そのため、消費電力は300W~500W程度と他社に比べれば大きめで、多少電気代はかかる方式なのですが、なによりも安定していて、長く使える頑丈なメーカーという印象が強いのです。
今回のエラーは、この「コアエンジン」ともよべる気化装置が故障しているということなので、もうこれは寿命だと考えていいでしょう。さすがに分解修理するのは怖いので、もう十分だと思います。
というわけで、今回もまたダイニチの石油ファンヒーターに買い替える予定ですが、完全に成熟商品と思われている石油ファンヒーターのような製品でも、毎年少しずつ進化していることに驚かされます。
上記は、ダイニチのサイトで紹介されている現行モデルの一覧表ですが、たとえば、タンクのフタの開け閉めがかんたんになるなどの使い勝手の向上はもちろんですが、液晶ランプの視認性が向上していたり、液晶画面が大きくなっていたりと、「もうこれ以上、改善する個所はないだろう」と思われる個所でも、どこかしらの改善点を見つけて反映させる姿は、まさにジャパニーズクオリティといっても過言ではないと思います。
トヨトミの石油ファンヒーターの「圧倒手的な省電力性能」も魅力なのですが、長年ダイニチ製品を愛用してきた身としては、なかなか他社さんに乗り換える気が起こらず、今回もまたダイニチを選んでしまうことになりますが、スタンダードモデルのFWシリーズ(Sタイプ)のほかにも、実用性とインテリア性を兼ね備えたFBシリーズもおすすめですので、もしも「どこのメーカーを買おうかな」と検討中なら、ひとまずダイニチ製を選んでおけば問題ないと思います。
北側の部屋で、なおかつエアコンのついていない部屋なので、石油ファンヒーターが唯一の暖房手段でしたが、よくぞ今までこの部屋を暖め続けてくれたものだと感謝しています。
幸いにして、わたしの自治体では「不燃ごみ」として処分できそうですが、たとえ石油ファンヒーターといえども、愛着がある電化製品とのお別れは、ちょっぴり寂しいものですね。
ちなみに「石油ファンヒーターの選び方」というサイトにも記載がありますが、小さめの石油ファンヒーターをフル回転で稼働させるより、少し大きめの石油ファンヒーターを余裕をもって運転させる方が、燃費もあたたかさも有利ですから、これから買おうと思っている方は、ぜひ一回り余裕のある石油ファンヒーターを購入されておくことをおすすめしますよ。