電気シェーバーやフェイシャルスタイラーなどのグルーミング用品で有名な、ブラウンが作っている「BR710」というヘアブラシをご存知でしょうか?
髪の乾燥やパサつきが気になる季節に最適とのことで、海外ではすでに評判になっているブラウン入魂のヘアブラシらしいです。
部屋が乾燥する冬場だと、髪の毛が静電気をおびてパサパサになったり、寝ぐせがなかなか戻らなかったりしますよね。特に幼児だと、髪の毛自体がとても繊細で細いので、髪をとかすたびに随分と抜けてしまうのが、なんだかとてもかわいそうだったのですが、このBR710だと、引っかかりがなくスムーズにとかせるみたいです。
素朴な疑問として、「なぜに今さらブラシなんか発売するの?」というほどに、あまりにベタな製品なのですが、毎度のことながら綿密な市場調査を行ったうえで新製品を投入してくるブラウンのことなので、よほどの自信があるのではないかと期待をしています。
Dr. Friedrich Henningerによる科学的なデモンストレーションが行われていますが、一般的なブラシだと発しする静電気が、このBR710ではまったく生じていない様子などが紹介されており、登場するモデルさんのバサバサの髪が、いとも簡単にスルスルで艶やかな髪に変わっていくのは、とても心ひかれるものがありました。
実際に、すでに広く販売されている海外ではどのような評判なのか、BR710の口コミなどを探してみたところ、Satin Hair Brush with IONTECとあるように、イオンテクノロジーでサテンのようなサラサラヘアという紹介のされ方をされているようです。
ちなみに、Braun Satin Hairは、ブラウンのトレードマークとなっているようです。
ブラシの毛先にイオン加工してあるだけの製品とは異なり、マイナスイオンを大量に発生させる装置が内蔵されたブラシのため、髪をブラッシングしている間中、常に大量のマイナスイオンシャワーを浴びている状態を作り出せるのだとか。
緑色に光る構造も、視覚的なイメージ戦略で緑にしているわけではなさそうで、イオンジェットを放出するためにこのようなカラーリングになっているようです。
また、ブラシ自体の品質も高く、ブラシの先端部分につなぎ目がないらしいです。プラモデルなどでいうところの「バリ」がないので、髪に引っかかって傷つけることがないのも、スルスル感の実現に欠かせないのでしょう。
男性用のシェーバーにも、乾電池を使って振動させるタイプの製品がありますが、このヘアブラシも乾電池で動作するため、コンセントや充電器が不要な点も、扱いやすそうです。
マイナスイオンというと、目に見えるわけでもなく、かといってブラシから風や成分が放出されている実感もないため、本当に効果があるのか分かりにくいものですが、ブラッシングをした直後からツヤツヤ感が実感できるようで、なんだかとっても不思議です。
実際、レビューや口コミを見ても、非常に評価が高く、静電気を起こさずにブラッシングができることで、髪のパサつきや、ごわごわとしたダマダマ状になる現象を抑えてくれるとの評価が多い様子。
正直いって、毎回100円ショップのブラシばかり使っている人間からすると、たかがブラシのくせに5,980円とはずいぶん贅沢な逸品にも思いますが、2000円程度のドライヤーと、2万円近いドライヤーの差は歴然で、髪の短い男性でもその違いが分かるほど髪への影響が違うことは分かっているので、長い髪の女性はもちろん、幼児の薄くて細い繊細な髪の毛をブラッシングするようなシチュエーションだと、十分にその違いが分かるのかもしれません。