石油ファンヒーター専用の灯油 Shell heat clean(シェル ヒートクリーン)を買ってみた

もうすぐ12月ですが、この季節になると、もはや石油ファンヒーターが必需品。

そこで、燃料となる灯油が必要ですが、石油ファンヒーター専用の灯油があると知り、買ってしまいました。

前々から気になっていた、石油ファンヒーター専用の灯油「Shell heat clean(シェル ヒートクリーン)」です。

昭和シェルが製造販売している、「石油ファンヒーター専用の」灯油なのですが、実は灯油じゃなくて、本当は天然ガスで作られた液体燃料なんです。

かつては、「Shellエコ灯油」という名称で販売されていたようですが、臭いが少ないことと、暖かさをイメージしてもらいやすいようにとの思いから、「Shell heat clean(シェル ヒートクリーン)」に名称を変更したようです。

でも、灯油じゃないのに灯油ってネーミングはどうなのかと思いますが・・・。

特徴としては、

・石油系燃料に比べてにおいが少なく、お部屋で保管しても気にならない。
・手についても、ベトつきが少なく、給油作業時にも気にならない。
・一般灯油に比べ、燃焼がクリーンで、“快適なあたたかさ”を保つことができる。

とありますが、ほとんどの家では灯油が入ったポリタンクを屋内に置いていると思いますので、今更ヒートクリーンでなくてもいいかもしれませんが、燃料の性質はかなり違います。

臭いに関しては、明らかに違っていて、ファンヒーターが着火したときの臭いは、むしろカセットコンロやガスコンロの臭いに近いです。

石油ファンヒーターが炎を燃焼させているときの臭いって、そんなに嫌いな臭いではないのですが、このヒートクリーンで石油ファンヒーターを稼働させてみると、ほとんど無臭です。

セルフのガソリンスタンドで販売されている一般的な灯油の場合、給油時に手についてしまうと、石鹸で洗い落そうとしても、ヌルヌル感がなかなかとれませんが、このシェル ヒートクリーンはサラサラしているというか、あまりヌルツキがない感じです。

恐らく、粘度が低いのだろうと思いますが、かといって、手についた灯油をそのまま放置しておくことはないでしょうし、結局石鹸で洗い落すことになるので、宣伝文句にある「手についても、ベトつきが少なく、給油作業時にも気にならない」は、あまり関係ないかもしれません。

我が家ではダイニチの家庭用石油ファンヒーター FW-566L-Sのプラチナシルバーがフル稼働状態ですが、ヒートクリーンで給油した後でいつものように石油ファンヒーターのスイッチを入れ、しばらく運転させてみました。

違う燃料が入っていることに、誰かが気がつくかなと期待していましたが、全く気がつかれることはありませんでした(苦笑)

まぁ、石油ファンヒーター自体の消臭性能が飛躍的にアップしているので、いったん着火してしまえば、今までも、それほど臭いは気にならなかったということなんでしょう。

この性能で、一般的な灯油と同じ価格なら、選んで探してでも買いたいところですが、現在の灯油の相場は、18リットルでだいたい1500円程度。

それに引き換え、このヒートクリーンは18リットルで実売価格4500円程度と、市場価格の約3倍。

性能がいいのは分かりますが、日常的に使う消耗品としては、ちょっと高すぎる印象です。

また、臭いがないのは、直接かぐと十分に実感できましたが、燃費が良くなっているのかどうかは、はっきりと体感できるほどではありませんでした。(室温の設定や外気温にもよるので、2台同時にベンチマークでも採らない限り、正確にはわからないです)

まぁ、エコ=節約という意味ではないので、意外とお金がかかるものですが、確かに宅配してくれるのは楽チンではあります。ただ、それを差し引いても、値段が高いのが、庶民にはなんともネックです。

でも、こうした石油以外の燃料の選択肢が増えることは、いいですね。

石油ファンヒーター専用の灯油

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