キューピーから発売されている、ベビーソープを買ってきました。
特別な製品ではなく、どこでも買える普通のベビーソープです。
でも、使うのは、こどもではなく、おっさん、つまりわたしです。
なんでオッサンがベビーソープなのかというと、突然にアレルギーを発症してしまったからなのです。
ある日、普段から使っている洗顔フォームで顔を洗ってみたところ、ずいぶんとピリピリと痛みを感じます。
その洗顔フォームは、プッシュすると泡状になって出てくる、いたって普通の洗顔フォームで、どこにでも売っているようなもの。
ピリピリと感じたのは今日だけではなかったので、特に気することなく、さらに洗顔フォームで顔を洗ったところ、見る見るうちに顔中に発疹ができ、とにかく痛くてたまらない。
そのまま病院に直行し、アレルギーをおさえる薬をもらうことになったという経緯があったからでした。
何年も使っていた洗顔フォームで、なぜこんな症状に陥ったのかは分かりませんが、なんでも、アレルギーの原因は誰もが持っているものらしく、域値を超えると発症するものなのだとか。
アレルギーの原因となるものとしてよく知られているものに、玉子や小麦、花粉、そば、トウモロコシなどがありますが、今はアレルギーが起きていないから一生大丈夫ということではないそうで、個人差はあるものの、摂取し続けていると、あるタイミングでコップの水がこぼれおちるかのようにアレルギーを発症するといいます。
今回の場合は、洗顔フォームに含まれていた成分のうち、どの成分がアレルギーの原因となったのかはわかりませんが、とにかく刺激の少ないものを買っておこうと思って選んだものが、赤ちゃん用のベビーソープだったということです。
わたしの場合は、数日前から風邪で体調が悪かったこともあって、まるで合併症のような状態になり、咳、頭痛、腹痛に加えて顔面がはれ上がるという状態になってしまったため、通常時に処方される風邪薬に加える形でアレルギー用の錠剤も処方されたのですが、最近はこうした急性アレルギーで来院する人が増えているようです。
こうした「急性のアレルギー症状」のことを、専門用語では「アナフィラキシー」というらしいですが、最悪の場合はそのままショック死してしまうこともあるそうなので、違和感を感じたときにはすぐに洗い流し、大丈夫だろうと放っておかず、なるべく早めに病院にいくことをおすすめします。
少し前に話題になっていた「茶のしずく石鹸」では、歩行中に失神してしまうほどの強烈な後遺症をもってしまった人も多数いるようですので、いつもと様子が違うと感じた場合は、自分で判断することはできるだけ避け、なるべく早めに内科や皮膚科に診てもらうことをおすすめしておきたいと思います。
で、今回購入したキューピーのベビーソープですが、すこぶる良いです。
赤ちゃん用ということなので、大人向けに発売されている低刺激を売りにした石鹸よりもはるかに入念なテストが行われているものでしょうし、抵抗力のない赤ちゃん用で何らかの刺激物が混入していた場合は、すぐに問題になっているだろうと思われますので、市場に出回っている定番のベビーソープは、それなりによくできているのだろうと思っています。
また、通販専門で販売されている、低刺激を売りにした石鹸の類は、えてして高額なものが多い印象ですが、ドラッグストアなどでも容易に購入することができる汎用品のベビーソープは、そうした美容目的の石鹸に比べればはるかに値段が安いです。
普通の洗顔フォームに比べれば、赤ちゃん用に特化して作られた石鹸は、洗浄力が弱めなこともあって、2割ほど割高にはなりがちですが、それでも十分にコストパフォーマンスがいい製品なのだなということは、今回こうしたアレルギーに見舞われたことで、あらためて知ることになりました。
このベビーソープで洗顔をするようになって以来、非常に肌の調子がよいです。
アトピーほどではないにしろ、もう10年以上、常に皮がめくれていたうなじ周り、耳回り、耳たぶの周辺などなどが、たった一日で改善されたのには、本当に驚きでした。
赤ちゃん用なので大人が使うものではないようなイメージがありますが、肌が弱い方や、乾燥肌の方、刺激に弱い方などには非常によい選択肢の一つだと思いますので、同様の症状に悩まれている方には、ぜひおすすめしたいと思います。