固定回線の費用を圧縮する、中低速ADSLの2大プロバイダ対決

スマートフォンの高速化によって見直されているのが、自宅に引いている固定回線。

adslmode,

テザリングができる機種なら、あえて固定回線を持つ必要もないとのことで、光回線の見直しをする家庭が増えていますが、その代替回線として見直されているのがADSLです。

光回線が普及する前は、ブロードバンドといえばADSLでしたが、光回線の普及に伴ってだんたんとリプレースされてしまいました。

ところがここにきて、ADSL回線を選択する人が増えています。

というのは、利用料金が割安なことに加えて、2年縛りなどの面倒がないことで、手軽に導入や解約ができるからです。

また、IPフォンも使えるため、光回線でいうところの光電話に相当する金額で格安の電話が利用できます。

速度的には光回線よりも劣りますが、自宅でヘビーに動画観賞やダウンロードをしないという場合なら、格安のADSLも悪くない選択肢です。

中低速ADSLの2大巨頭といえば、ソネットとニフティが挙げられます。

もちろん、他社もADSLは提供していますが、最近では光回線やWIMAXなどの新規獲得に力を入れていることが多く、ADSLを積極的に紹介しているところは少なくなってきました。

そうした経緯もあって、富士通系列のニフティ(NIFTY)か、ソニー系列のソネット(So-net)かのどちらがお得なのかというところです。

どちらを選ぶべきかということですが、初期費用が高めでキャッシュバックが多めなのがソネット。

初期費用が安めでキャッシュバックも少なめなのが、ニフティといった感じです。

速度は12Mのタイプがもっともコストパフォーマンスがよいです。

月額費用はどちらも1974円と変わりません。

両者の違いを表にしてみると、このような感じです。

たいていのお宅は、すでに電話回線を持っていると思いますので、通話用の電話回線と共有するタイプ1で算出しています。

NTT西日本のケースで算出してみる以下のような比較になります。

  ソネット ニフティ
回線速度 12MB 12MB
初期費用 3200円 0円
無料期間 3か月 1か月
月額利用料(プロバイダ) 1974円 1974円
月額利用料(NTT回線) 120円 120円
1年のトータルコスト 20966円(初期費用+9か月分) 23034円(初期費用+11カ月分)
キャッシュバック金額 ▲15000円 ▲8000円
キャッシュバック&無料期間を適用後の年間コスト(1年目) 5966円 17128円
上記をさらに月額に換算してみた結果 497円 1427円

中低速のADSLプランは、モデムとの接続や設定も非常に簡単ですので、はじめてのインターネットを安価に手軽に済ませたいという方にもおすすめです。

↓ニフティのADSLキャンペーン状況
ニフティの12M ADSLプラン

ちなみに最近はADSLにも2年割コースなるものが登場していますが、これは絶対に申し込んではいけません。

いつ解約しても違約金がかからないのがADSLのメリットのひとつなので、わずかな値引きのために余計なリスクを背負うべきではありません。

マンションの場合は光回線でもそこそこ安い場合がありますが、戸建の場合は光回線はまだまだ高価な回線でもありますので、速度に対してのおおきなこだわりがないのであれば、ADSLで十分だと思います。

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