水没したスマホを復活させる方法

水没させてしまったスマートフォンや電子機器を復活させることができる液体「リバイバフォン(Reviveaphone)」が話題です。

水没スマホを復活させるリバイバフォン

スマートフォンの故障のなかでも一番やっかいなのが水没です。

スマホを落として画面を割ってしまうなどの場合なら、かろうじて使えることもありますが、水没させてしまって通電しなくなってしまうと、もう修理しかありません。

そんな水没スマホを、液体に漬けて修理してしまうという魔法の液体がこのリバイバフォンです。

「よみがえる、回復する」などを意味する「rivive」と「電話」を意味する「a phone」で、リバイバフォンというわけですね。

原産国はイギリスです。

そもそも水没で電子機器が故障してしまう原因は大きく分けて2つあります。

ひとつがバッテリー類のショートで、ひとつが内部の腐食です。

前者の場合はコンデンサ類がやられてしまうとお手上げですが、後者の場合は、基盤やコンデンサなどの金属の腐食を抑えることさえできれば、復活する可能性が高いのです。

電子機器が水没で故障してしまう理由

腐食してしまうのは、水の中にミネラルが含まれているからなのですね。

腐食してしまった基盤やチップ

このリバイバフォンは、後者の腐食性ミネラル成分を除去してくれる液体です。

洗浄力が強く、揮発性の高いアルコールが主成分

トイレや洗面所だけでなく、うっかり風呂に持ちんでジャポンと水没させてしまった場合、本体の外装をふき取ることはできても、内部を洗浄して乾かすことは不可能ですよね。

このリバイフォンを使うと、揮発性の高い飽和一価アルコールが内部の洗浄をしつつ、すぐに水分を乾燥させてくれるので、電子機器類を腐食の危機から救ってくれます。

使い方はかんたん。

水没スマホを復活させる魔法の液体リバイバフォンのセット

ボトルに入っている液体を、付属のアルミパウチに注ぎ、モバイル機器を放り込みます。このとき、バッテリーが外せる機器ならバッテリーを外しておくとよいそうですが、iphoneなどバッテリーが取り外せない機器の場合は、電源がきれていることを確認してからパウチ袋の中に入れます。

そのまま7分間放置します。強い洗浄力のある液体なので、10分以上放置すると機器を壊してしまうので、きっかり7分間で取り出しましょう。

そのあとは、パウチからスマホを取り出し、付属の自然乾燥用のプラスチックケースに置いて、24時間自然乾燥させます。

24時間経ったら、バッテリーをセットして携帯電話の電源を入れます。

この時点で復活しない場合は、さらに24時間自然乾燥させてから電源を入れるだけです。

対応している機種は、iphone6など幅120mm×高さ200mmまでの端末。

MP3プレーヤーやipod touch、ウォークマンなどでも大丈夫です。

そうそう、キーレスエントリーの車のキーなどでも使えますよ。

iphone6Plusやgalazynoteなど、上記以上のサイズになると、アルミパウチ袋の口がしまらないので使えないようです。

肝心の復活確率ですが、水没後24時間以内の復活率は90%という驚異的な確率。

価格は3888円とお手頃。

レビューを見る限りは、復活できた人もいれば、残念ながら復活しなかった人もいるようで、100%の確率ではないことは確かですが、修理や新しい機種を買うことに比べればはるかに安いので、スマートフォンが手放せない人は、最後の砦として、1つ常備しておくと便利ですね。

それから水没からの救出アイテムにもうひとつ。

ランドポート 水没スマートフォン復活ツール BHEESTIE (ビーズティー) です。

BHEESTIE

こちらは、腐食してしまう前にさっさと乾かしてしまうというコンセプトです。

思いっきりよく吸い込むシリカゲルのお化けのようなもので、一気に乾燥させてしまうキットです。付属の袋に水没した製品を入れて、シリカゲルのような乾燥剤を放り込んでおくだけ。袋を密閉して36時間後に開封すると、電子機器に入ってしまった水分をすっかり吸いきってくれます。

主成分は成分工業用乾燥剤(モレキュラーシーブ)ということですが、機器の内部にまで浸透してしまった水分をカラッカラになるまで吸ってくれるので、綺麗な水にドボンと水没させてしまった場合は、こちらのアイテムの方が良いかもしれません。

価格も1700円ほどとお手軽価格ですので、どちらかひとつでもあれば安心ですね。

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